「終活」でしたらなんとなく聴いたことありますか?
「光の庭」は終活のためのサロンです。身近になってきた終活ですが、何から始めたら良いかわからない方も多いと思います。
自分のことだけではなく、私も母の介護をしています。一昨年にはとても仲良くしていた伯母が旅立ちそれまでよりもぐっと「エピローグ」が身近になりました。
美容の世界に入る前のお仕事時代にとてもお世話になった素敵な先輩が「光の庭」にいらっしゃるので先日お邪魔してきました。
「エピローグサロン」って何?
誰にでも訪れる「最期の時」。その時に着たい服ってありますか?
もちろん自分では見ることはできませんが、やはり好きな服を着て旅立ちたい、そんな願いを叶えてくれるのが「光の庭」です。
眠りについた自分に着せてもらえるのがとても楽なように作ってあります。
コットンパールなどもふんだんに散りばめられていて最期の時まで美しく演出してもらえるなんてなんて温かい。
光の庭の代表は著名なコスチュームデザイナーさんでもあり、着る人の目的にあったドレスやユニフォームをたくさん作っていらっしゃいます。
最初はオーダーメイドでエピローグドレスを作っていらっしゃいましたが「急な」こともあるので既製品も作るようになったそうです。サロンにはたくさんのドレスが飾ってあるので、イメージを膨らませることができます。
楽袖はオシャレを諦めない女性への応援ブラウス
さて今回ご紹介したいのは「楽袖ブラウス」です。
こちらは幾つになっても綺麗なお洋服で気分を上げたい方や、半身不随などの不自由があってもオシャレをしたい方用。
綺麗な柄ですよね、ハッと目を引きます。
このブラウス、随所に工夫がしてあります。
まずはこの袖が特徴です。ドルマンスリーブになっているので、着る方に立ってもらうと後ろから袖を通して着させてあげることができます。着る人は何もせずにオーケーなんです。
襟部分。
年齢が高くなると首元の骨が出てそれを気にする女性は多いです。なので首回りをさりげなく隠す仕様。でもフリルなのでとてもオシャレ。
冷房などで冷える時、冬の寒い時期などに首元から風邪をひいてしまう高齢者も多いので、配慮が嬉しいです。
ボタン部分
身頃の中ほどに一つだけ、ホックがついています。まずここから留めてもらうことでボタンのかけ間違いが無くなります。
さらにボタンは少し大きめで必ず指で挟めるようになっています。手先がおぼつかない方でも大丈夫。
そしてアクセサリーなしでも華やかさが出るように全てのブラウスのボタンにキラキラが入っています。
袖部分
全てのブラウスがゴム仕様。これは本当に嬉しいです。手を洗う時、採血をする時、血圧を測る時、実は袖をまくるシーンって介助していてもとても多いもの。
いちいち袖をまくらなくて良いのは本人も介護や介助の人も大助かりです。
身頃にもちゃんと工夫があります
前よりも後ろの方がかなり長いので腰が曲がってしまっていても後ろを気にする必要がありません。車椅子に座っていても背中が出てしまうことがないです。
こちらは半身不随でも着れるブラウス
かぶるタイプなので片手で被ってから動く手をカンガルーポケットに入れて動かない方の手を引き寄せます。そして両手でぐっと下げるだけで綺麗に着れます。前はボタンではなくとても軽いチャックになっているので開け閉めがとても楽チン。
伯母がホームに入っている時にとても洋服選びで困りました。
介護服はどれも暗い色で装飾はなく、まるで病院服のよう。伯母からの指定は
・被れること
・襟がついていること
・綺麗な色なこと
・袖がゴムなこと、、、等々。
横浜生まれ横浜育ちのとてもオシャレな伯母だったので楽袖ブラウス着せてあげたかったな。
写真を見ていただければわかると思いますが、本当にたくさんの柄があります。選ぶのもの楽しいです。
サイズもたくさんあります。
ちなみに81歳の母(身長148センチ、体重38キロ)にはSサイズがぴったりでした。
シワにならず、旅行にも持っていけます。もちろん普通の人が着ても大丈夫。ジャケットの下にも着れて羽織にしてもオーケーです。
どこで買えるの?
「光の庭」で通信販売しています。
お値段は12,000円前後です。こちらから購入できますよ。
こんな風にラッピングされて届くので、9月の敬老の日にもいいですね。
「光の庭」では毎週土曜日にオープンサロンを行なっています。誰でも気軽にドレスやブラウスを見ることができます。
天井の高いとても開放感のある素敵なサロンです。ブラウスの試着もできますので一度遊びに行ってみてください。
「光の庭」ホームページ