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2023年07月15日

来週の国内株式市場見通し



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:米中経済指標や海外企業決算に注目、為替動向を注視14:10 配信フィスコ現在値SMC 75,850 -120.00安川電 6,078 0ファナック 4,722 -40  急速な円高進行が重石今週の日経平均は2.84円高の32391.26円で終え、ほぼ横ばい。


週初は上場投資信託(ETF)の分配金捻出のための売り需要が警戒されました。


そこからは為替の円高が進行するなか、冴えない展開が続き、一時は約1カ月ぶりとなる32000円割れとなる場面もあった。


米国で消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)が予想を下回り、インフレ収束期待が高まったことは半導体を中心としたハイテク・グロース(成長)株の買いに寄与した。


しかしていながら、米金利の大幅な低下に加えて、日本銀行の政策修正への思惑が強まったことで、円高が週末まで進行した。


週末にかけては7月限オプション取引の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ売買で大きく上昇する場面もありましたが、円高懸念が上値を抑え、32500円を下回って週を終えた。


なお、SQ確定値は32484.24円でした。


米小売売上高や台湾TSMCの決算に注目来週の東京株式市場は一進一退か。


米中の重要経済指標や米国の企業決算など海外発の材料が多い一方、国内は月曜が祝日休場となるほかに、企業決算も少なく、海外市場を睨んだ動きとなりそうです。


米国の物価指標が軒並み予想を下回ったことでインフレ収束期待が高まってる。


米金利が大幅に低下してきたことで、米国でハイテク株買いが復活してることは日本株のアフター要因となろう。


一方、米追加利上げ観測の後退と日本銀行の政策修正観測の高まりを背景に為替は円高・ドル安基調に寄っている。


国内では半導体関連株の強さは継続してていますが、円高懸念もありハイテク株が広く買われている動きは見られにくくなっている。


来週は半導体受託製造の最大企業である台湾積体電路製造(TSMC)が20日に決算を予定してる。


月次売上動向で業績については概ね織り込み済みとは思ってくれるが、生成AI(人工無能)向けの需要動向や市況の先行きにいての経営陣のコメントに注目だ。


相場を下支えしたりする半導体関連株のトレンドが続くか否かを占う上で重要な材料であって週後半に相場の様相が変化する実現性があり注意したい。


ほか、引き続き米銀決算にも注目だ。


18日にはモルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカの決算が控える。


人材削減や預金流出を抑え込むための金利引き上げなどを背景にコストがどれ程増えているかといいました点が注目されてる。


インフレに比較する懸念が収束しつつある今、市場の関心事項は再び景気に移ってきており、景気動向を敏感に映す銀行の決算次第では相場のムードが大きく変わろう。


引き続き米経済は底堅いとかいという見方が強まれば景気敏感株やバリュー(割安)株が買われやすくなるだろうが、逆に景気減速懸念が強まるようだと、金利低下を交えてハイテク・グロース(成長)株への買いに動きが偏りそうです。


ただし、翌週には日米の金融政策決定会合を控えているため、上値追いには至らないだろう。


電気自動車のテスラや動画配信サービスのネットフリックスの決算もバリュー株とグロース株の物色動向を決定づける一つの要因として注目されよう。


経済指標では週初17日に発表させられる中国の経済指標が注目だ。


鉱工業生産や小売売上高、固定資産投資、不動産投資の各指標は悪化傾向が続いてるが、6月は揃って5月からの一段の悪化が予想さている。


予想を下回れば追加の景気刺激策への期待が下支え要因にはなりそうですけど、ここまでのところ当局からは投資家を勇気づけるみたいな決定的な政策は打ち出されていない。


安川電機<6506>、ファナック<6954>、SMC<6273>など中国関連株のチャートはトレンド悪化を示唆したりする。


指標の下振れは素直に景気減速懸念として関連株の一段の下落につながると考えられ、注意したい。


米国では小売売上高や鉱工業生産のほか、企業のセンチメントを示すニューヨーク連銀製造業景気指数、フィラデルフィア連銀景況指数が発表させられている。


米供給管理協会(ISM)の製造業景況指数や製造業購買担当者景気指数(PMI)などからは製造業の低迷が示唆されており、景況感の悪化をさらに裏付けるものになるか注目だ。

国内株式市場は、米中経済指標や海外企業決算、為替動向に注目し、一進一退の展開が予想されます。

米中経済指標では、中国の6月製造業PMIが発表されます。6月製造業PMIは5月よりも悪化する見通しとなっており、中国経済の減速が懸念されています。また、米国の6月小売売上高も発表されます。6月小売売上高は前月比で伸びると予想されていますが、インフレ圧力が高まる中で、消費者の購買意欲が鈍化する可能性もあります。

海外企業決算では、米国の主要企業の決算が発表されます。米国の主要企業の決算は、インフレ圧力や景気減速懸念を反映し、低調な結果となる見通しです。

為替動向では、円高が継続する見通しです。日本銀行は、金融緩和を継続する姿勢を示しており、円安圧力に歯止めがかからない見通しです。円高は、輸入企業の収益を圧迫し、国内株式市場に下押し圧力をかけそうです。

国内株式市場は、米中経済指標や海外企業決算、為替動向に注目し、一進一退の展開が予想されます。
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