ECBがギリシャ国債の担保特例措置を
解除。リスク回避姿勢強まり、反落。
△179円、1万7,499円で前引け
今日、午前の日経平均株価は、前営業
日終値比で△179円53銭の1万7,499円(△1.02%)と反落していま
す。一方、中国が追加緩和を決めて、
銀行の預金準備率を引き下げました。
中国株が高く取引を開始したことが支
えで、1万7,500円付近で下げ渋りの様相です。
前日の欧州株は、高安まちまちでし
た。英FTSE100は石油株安が響いて3
日ぶりに反落でした。取引の大半がマ
イナス圏を推移した独DAXは、引け際
の買いで小幅に3日続伸、仏CAC40は3日続伸しています。
米株は2指数がまちまちの動きでし
た。ダウ平均は小幅に3日続伸です
が、欧州中央銀行(ECB)がギリシャ国
債の適格担保の特例措置を解除したこ
とを懸念、リスク回避姿勢を強めて上
げ幅を縮小しました。ナスダック指数は3日ぶりに小反落です。
為替の円相場は寄り付き時点でドル/円
117円35銭付近、ユーロ/円132円90
銭付近、前日の東京時間の水準から円
高方向に振れています。ギリシャ懸念
を反映して対ユーロで大きく円高進行
しています。取引時間中も円強含み、株価の重しになっています。
寄り付きは△89円(1万7,589円)、為
替の円上昇、ギリシャ支援の交渉難航
の機運などを嫌気して利益確定売り優勢の流れです。
個別では通期見込みを上方修正したト
ヨタ自動車がコンセンサスに到達して
いないとの見方で軟調、逆にリストラ
途上のソニーは、営業損益が黒字にな
る見通しとして大きく買われて前引け
時点で+15.3%と上げ幅を広げています。
個別株の値動きは、業績などファンダ
メンタルズ度外視、値動きにつく短絡
的な動きになっています。
日経平均株価は投資家のリスク回避姿
勢の強まりで、午前10時過ぎに△194
円(1万7,484円)と下押し場面がありま
したが、中国株高などを支援材料に、
レンジ下限のフシ目1万7,500円付近
で下げ渋りの様相です。
TOPIXも反落していますが、日経平均
と似た動きで下げ渋りの動きも見せて
います。△8.28ポイントの
1,408.72(△0.58%)です。
前場引けでの騰落銘柄数は値上がり
490銘柄、値下がり1236銘柄、変わ
らず134銘柄。東証1部売買高は1兆
3631億円。出来高は12億7900万株です。
今日は下げて終わりそうですね。
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