日本からマレーシアに送金する方法





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マレーシアへ送金





マレーシアで暮らす際に初めに必要となったのが海外現地銀行口座への送金でした。

私の場合は、マレーシアでの就職時に扶養ビザ(家族ビザ)の手続きを同時に行ったため、家族分のビザ代を現地の会社に代行してもらいました。

その際に、ビザ代と代行手数料を送金する必要があり、できるだけ安くスピーディーに手続きを進めるために Wise(旧名:Transfer Wise) というオンラインの送金サービスを利用しました。

海外送金で考慮すべきこと


海外送金をするにあたって、どの送金サービスを利用するか、いくつかの比較ポイントや注意すべき点があります。

1. 国によって送金額の上限が異なる
2. 必要送金日数
3. 銀行振込手数料
4. 送金サービス利用料
5. 為替レート

2023年3月20日現在、 日本からマレーシアへ送金する場合、受取人がマレーシア非居住者口座だった場合、1日に10,000MYR(294,440JPY *当日レート)までしか送金を受け取れません。
この金額以上の振込があった場合、受取銀行で受取人の口座が閉鎖される場合があります。

銀行での海外送金だと、土日祝日を除く営業日での取り扱いで数日かかることがあります。
もし急いで送金しなくてはいけない場合や、私のようにビザ手続きを早く進めたい場合には向いていません。

また、一見送金サービス手数料が安くても、為替レートが悪く、実際の受取り額が低くなってしまったりということがあります。

Wiseのホームページ では、送金時の最安為替レートと手数料を比較できるので、まずここを確認してから送金サービスを選ぶのも良いと思います。

スクリーンショット 2023-03-20 134141.png


為替レートは時間で変化していくので、リアルタイムの為替レートをチェックしながらタイミングを見て送金手続きをするのが良いです。

リアルタイムの為替レートを確認するのに、 イージー通貨コンバーター (英名:currency)のアプリがオススメです。
リアルタイムの為替レートをチャートで確認できるのと、各国の両替レートなども確認できるので、海外旅行の際もとても役に立ちます。

Wiseを利用するメリット



手数料の安さ:
日本円からマレーシアへ送金する場合、固定手数料81円と両替額の0.88%がかかります。

銀行での送金の場合だと、約2000円から6000円の手数料がかかるうえに、中継の銀行への手数料が追加される場合もあります。また、為替レートにおいても銀行為替手数料が上乗せされています。

一方 Wiseは、銀行とは異なる独自の送金の仕組みを採用しています。これは、国際送金で中間業者に徴収される手数料を回避するために、1つの国際送金を2つの国内送金として取り扱っています。

実際に送金が国境を超えることなく、Wiseがお金を建て替えるような役割をすることで、スムーズな送金ができます。

そのため中継銀行の手数料は必要なく、為替レートも実際のリアルタイムの為替レートを採用している
ため、コストが最小限に抑えられています。

また、Wiseを利用すると、国や銀行によっては送金手数料や受取手数料がない場合もあります。

送金による手数料違い.png



為替レート保証:
送金手続きの時の為替レートが保証されるため、為替レート変動により受け取り金額が変わることがありません。

マレーシアの場合はだいたい72時間為替レートが保証されます。 (送金のタイミングによって保証時間は変動します)
72時間といっても、銀行の非営業日は含まれないので、入金に問題ない限りは保証された金額が受け取れます。

ただし、為替レート保証が適用された送金には5%の為替レート限度が設けられます。
為替レートの保証期間内に為替レートが5%以上変動した場合は送金はキャンセルされ、資金は入金元の口座に返金されます。

海外送金にかかる時間が早い:
送金内容の確認や選んだ入金方法によって、送金に時間がかかる場合がありますが、 ほとんどが30分以内で完了します。

時間がかかった場合でも、リアルタイムでどういう状況なのか確認できるので安心です。

マレーシアから日本への送金の場合は、日本が営業日にならないと送金が完了しませんが、マレーシアでの受け取りの場合は土日祝日もオンライン上は入金されるので、ほぼ即日入金が完了します。

送金手続きが簡単で分かりやすい:
一度登録をしてしまえば、アプリやWeb上で簡単に送金ができます。

Screenshot_20230320-164121_Wise.jpg


手数料や為替レートが明確で、入金方法により金額は変わる場合がありますが、ほぼ表示された額がそのまま受取口座に振り込まれます。

安全性や信用性が高い:
初めて利用した時、一番心配な点が安全性と信用性でした。
他社と比べて安いし、入金したらお金を持ち逃げされるのではないかという不安がありました。

Wiseはイギリスで設立された企業で、ヨーロッパではメジャーな企業です。
また、ワイズ・ジャパン(Wise Japan)は関東財務局の登録を受けており、三井物産やWilから出資も受けています。

また送金時のセキュリティ面においても、SMSによる2段階認証があったり、送金状況をリアルタイムで確認できるので、利用時の安心感は高いです。

Wiseのデメリット


オンラインのみ:
実店舗はなく、ウェブまたはアプリのオンライン利用のみになります。
そのため、現金での支払いはできません。

送金できない国がある:
送金可能な国についてはコチラ

全ての国に送金できるわけではありません。
例えば、東南アジアではラオスやミャンマー、カンボジアへは送金できません。

初回登録に本人確認が必要:
初回登録時に、現住所を確認できる運転免許証やマイナンバーカードのコピーを提出する必要があります。
さらに、その後提出した書類の住所に簡易書留書類が送られてくるので、案内に従ってアクティベートする必要があります。

Wise海外送金方法

Wiseアカウントの開設において、本人確認などの手続きに数日かかるため、海外送金サービスを利用したい方はあらかじめ日数に余裕をもったうえで行うことをオススメします。

【送金手順(初回)】

1. アカウントを作成する( Wiseワイズホームページ

アプリまたはオンラインで、無料で登録できます。
メールアドレス、またはGoogleやFacebookのアカウントが必要です。

2. 送る金額を入力する

送りたい金額、通貨を選びます。
その際に、必要な手数料や為替レート、所要日数も同時に表示されます。

3. 受取人の口座情報を入力します

受取人のメールアドレス、口座名義、口座情報を入力します。
(自分の現地口座に送る場合は、受取人の欄は「自分自身」を選びます)

4. 本人確認書類を提出

パスポート、運転免許証、マイナンバーカードなどをスマホなどで撮影してアップロードします。

5. Wiseに送金する

案内に従って、Wiseの日本口座(三菱UFJ銀行)に送金したい金額を振り込みます。
振込が完了すると、海外現地指定口座への振り込み手続きが行われます。

6. 後日住所確認を行う

本人確認提出書類の住所に、最大7営業日ほどで簡易書留で住所確認書類が送られてきます。
書類に書かれている4桁の番号を、書類の案内に従って登録すれば完了です。


2回目からは、本人確認の書類提出なしにスムーズに送金ができるようになります。


⇒コチラの記事もオススメです!






posted by Gorosan at 12:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 海外移住

2023年03月20日

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