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2024年01月19日

勝手に小説『扉と怒り課長と蜘蛛2』

ーー怒り1の扉ーー


すると、なんとそこは、先ほどまで歩いていた会社の廊下ではなく、まるでジャングルのような葉っぱが生い茂った外に立っていた。

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勇優 「なんだ?ここはどこだ?今まで会社にいたのに。」
勇優は後ろを振り返ったり、周りを見回してみたが、やはりまわりは葉っぱが生い茂っている外だった。
しばらく何が起きたのか分からずぼーっとその場に立ち尽くしていた。
だが、状況がある程度頭で理解してきたのか、勇優の感情はまたも怒りに変わろうとしていた。
勇優 「まったく、なんなんだ!ここはどこなんだ!誰かいないのか?誰か答えろ!」
大きな声で騒いでみたが、誰も何も起こらなかった。
取り合えず、ここにいても始まらないと思い、勇優は少し探索するために歩き出した。
暫くして、少し背の高い木が見えてきた。

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勇優は、少し高いところから周りをみたら、何かわかるのではと思い、その木に登り始めた。
回りが見渡せるある程度の高さに来たので、枝に登り立って周りを見渡してみた。
そこから見える景色は、なんとも葉っぱが辺り一面生い茂っているだけで、人工物的な建物は一切見当たらなかった。
勇優 「ここはどこなんだ。俺はどうしてしまったのだ。誰か答えてくれ。。」
少し不安が大きくなってきたのか、発する声も小さく、怒りも消えて来ていた。
取り合えずもう少し先に行ってみようと思い、木を降りようと、枝の上で振り返ろうとしたその時、勇優はなんと足を滑らせて枝から落ちてしまった。

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勇優 「わぁぁぁぁぁ〜」
勇優は叫び声をあげながら、落下していった。
俺はもう死ぬのかな?こんなところで。と思いながら、何もできずに落下していった。
あきらめかけたその時、何かトランポリンのような柔らかい?ものの上に落ちて落下はおさまった。
勇優 「たっ、助かったのか?なんで?」
と、少し安堵と嬉しさが込み上げて、立ち上がろうとしたが、まるで接着剤で身体全身を地面にくっつけられたように立ち上がる事が出来なかった。
勇優は、何が起きたのか分からず、唯一頭だけ動かせたので、辺りを見渡せる範囲で見た。
すると、なんと蜘蛛の巣ような糸の上に勇優はくっついていたのだ。

怒り1の扉.jpg

勇優は、なんとかこの糸から逃れようと、身体をジタバタと動かしたが、余計にその糸に絡みついて締まっていった。
勇優 「誰がこんなとこに、こんないたずらしているんだ!誰かいないのか!」
また怒りが込み上げてきて、大きな声で騒ぎだした。
すると、奥の方から何やら生き物が出てきた。
生き物 「あぁ。もううるさいなぁ。少し静かにして頂けませんか。」
その生き物は、耳に手?をあてて、迷惑そうな感じで勇優に近づいてきた。

posted by ジンジン at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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