高圧電力と低圧電力では、契約や必要な設備が変わってきます。
高圧電力と低圧電力の違いや見分け方説明します。
高圧電力と低圧電力の違いとは?
高圧と低圧の違いは契約電力の大きさの違いです。
高圧電力は50kW以上、低圧電力は50kW未満の契約です。
低圧電力は電柱に設置されている柱上変圧器で100ボルトと200ボルトに変圧されて届けられます。
高圧電力では6600ボルトの状態で各施設のキュービクル式高圧受電設備へ届けられ、キュービクル内で100ボルトや200ボルトに変圧して使用されます。
大工場や大型商業施設、病院などが高圧電力を契約しているのに対して、低圧電力は商店や飲食店、美容院などの事業所から一般家庭までが契約できます。
低圧電力のほうが電気代は高い
高圧電力は、大体1kWで16円ほど、低圧電力は1kWで27円ほどとされています。
つまり、低圧電力は高圧電力に比べて、10円以上高くなります。
現在の電気料金はいくらで低圧電力に変えることでどのくらい高くなるのかや低圧電力から高圧電力に変えるといくら変わるのかを事前に確認しておく必要があります。
高圧電力は業務用電化製品も使える
高圧電力では、単相や三相というコンセントの種類に気を使う必要はありません。
しかし低圧電力では、三相200ボルトの電化製品は動かなくなります。
低圧電力では単相100ボルトと単相200ボルトしか使えませんが、高圧電力の場合は三相200ボルトも使えるようになります。
単相とは、小規模の工場や飲食店、一般家庭で使われる電力で、100ボルトと200ボルトがあり、低圧電力となります。
三相とは、「動力」とも呼ばれている、200ボルトだけが存在する電力で三相200ボルトがあり、主に、工場やお店で使用されるような大きな機械を動かす施設で使います。
低圧電力では三相は使えないため、三相200ボルトの電化製品は動かないのです。
使いたい場合は、高圧電力の契約が必要になっていきます。
工事負担金が発生する
工事負担金が発生することも考えられます。
低圧電力の場合は、柱上変圧器を電柱に設置しなければなりません。
高圧電力ですと、柱上変圧器を使わないため、電柱に設置されていないことが多いのです。
さらに、柱上変圧器の設置だけでなく、場合によっては幹線工事も必要になり、その際電力会社から、工事金額の負担を求められることもあります。
最後に
切り替える時のポイント
- 電気代
- 工事費負担金
- 高圧の場合は業務用電化製品
- 単相や三相はどれにするのか
- 切り替えの際の時間
切り替えた方が安くなるのかや費用にどれくらいかかるかなど、あらかじめ確認しておくことが必要です。
電力おすすめ記事
太陽光発電の初期費用が無料!?「ほっとでんき」の紹介!
電気代の平均はどのくらい?料金を左右する要因を徹底解明!
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image