だいぶ使われてきている打ち方で、ラットはRatでネズミですよね。
ネズミのように動く様子からそう呼ばれています。
では、どんなショットなのか。
変化球の一種で、 サイド回転、シュート回転で打っていくショットです。
錦織も得意としているショットでフェデラーやトミックは多用しています。
シュート回転ですから
ボールに対して矢印の方向へ回転を掛けていきます。
右利きのフォアハンドで想定していますが、逆クロスへ打ち、相手のバックハンド、さらにバウンド後に外側、自分から見て右側へ逃げていくような変化になります。
ちょっと変化の感じは違いますが、左利きのスライスサーブを受けたと想像して下さい。
外に逃げていきますよね?
そんな感じです。
打ち方としては 高い打点でラケットをアウトサイドイン気味に振ってボールに画像のような回転 を掛けます。
右手で相手にバイバイする感じです。
高い打点で厚く捉えられて、ヘッドスピードがないと逃げていくようなボールにはなりません。
是非お試しを!
そして、題名に書いたように私なりに進化させたショットがあります。
魔球なんてカッコよく書いてしまいましたが・・・。
ラットショットがシュートなら、進化したショットは
シンカー です。
野球の変化球が由来です。
これは右利きの人が打てば「シンカー(Sinker)」で左利きの人が打てば「スクリュー」になります。
まぁ、そんな名前はどうでもいいんですが・・・。
元々シンカーという変化球は一度浮きあがってから利き手側に落ちていくボールです。
右利きであれば右下へ
左利きであれば左下へ
じゃあ、どう打つの?
って話ですが、まずは回転から
こうです。
右下から左上に舐めるようにボールを転がしながら打ちます。
グリップチェンジせず、普通のフォアのグリップで打ちます。
これはラットショットと違い、低い打点からしかできません。
高い打点だとボールの右下は捉えられても、左上にラケットを抜いていけないからです。
かなりマニアックですが、着いてきていますかねぇ・・・(-_-)
そうですねぇ、右手でボールを持ちましょう。
サイドスローでボールを手のひらで転がしながら投げます。
手のひらから指先の方に転がします。
画像のような回転を掛けていきますよ。
この回転をラケットを持って振り抜きながら行います。
ラケットは若干上向きになりますので、打点から浮きあがります。
しかし、振り抜いて回転が掛かっているのでスピードはあまり乗らないですがバウンド後、右にキレていきます。
私の作戦としては、 若干ゆっくり目のボールで、相手にがっちりと構えさせる、そこから手元で変化させて泳がせるという作戦 です。
セコいショットですが、私の周りのコーチ陣には今のところ有効で、打ちこまれたケースはありません。
ちょっと遊び感覚で使ってみてください!
左利きの人は打てるようになれば、「魔球スクリュー」です。
シンカーよりカッコイイなぁ。
そのうち、ジャイロボールでも研究しよう!
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