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2017年05月28日
たんぱく質、ペプチド、アミノ酸の関係性と違い
「たんぱく質(プロテイン)」「アミノ酸」と深い関係があり、これについて知っているか知らないかで商品の選び方も変わってくると思うので、簡単ではありますが説明してみたいと思います。
【たんぱく質とアミノ酸の相関関係】
たんぱく質を構成しているのがアミノ酸で、たんぱく質は身体の20%を占めます。
アミノ酸は自然界に500種類以上ありますが、身体の中でたんぱく質を構成するのは約20種類です。
たんぱく質になる20種類のアミノ酸は「必須アミノ酸」と「非必須アミノ酸」に分かれますが、9種類の必須アミノ酸は身体の中で合成することができないため、食物などから摂取するしかありません。
【ペプチドとアミノ酸の相関関係】
たんぱく質はアミノ酸が50~70個以上、ペプチドはアミノ酸が2~50個ほど結合したものです。
・アミノ酸が2個結合 ジペプチド
・アミノ酸が3個結合 トリペプチド
・アミノ酸が4個結合 テトラペプチド
・アミノ酸が2~10個結合 オリゴペプチド
・アミノ酸が11個以上結合 ポリペプチド
【ペプチドの優れた点】
たんぱく質はたくさんのアミノ酸の塊なので、分子が大きく吸収されにくいです。
アミノ酸は分子が小さいので吸収されやすいものの、1個ずつなので時間がかかります。
ペプチドの中でも、特に「ジペプチド」と「トリペプチド」は分子が小さくて吸収しやすく、1度にまとめて2~3個吸収されるため、大変吸収効率が良いです。
【たんぱく質の消化の流れ】
1.胃でペプトン(アミノ酸数十個の集合体)に分解される
2.十二指腸で分子の小さなポリペプチドまで分解される
3.小腸でアミノ酸やジペプチド・トリペプチドまで分解され、吸収される
4.肝臓・心臓を通り、体全体に行き渡る
5.たんぱく質として再合成される
※基本的にはアミノ酸まで分解されてから吸収されますが、ジペプチド・トリペプチドの状態でも一部は吸収されます
胃腸が弱っている時は分解力が弱まり、分子が大きなまま吸収されずに排出されてしまうこともあります。
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