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2017年07月07日

「株主優待」は生活費の節約になるのか?ノーリスクで株主優待を受ける方法

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株主優待で生活費を浮かす話がいくつも出ていました。
以前何度か、テレビの特集でも見たことがあります。

でも、本当に浮いているのでしょうか・・・?儲けているといえるのでしょうか?
いつもこの話になるたび、疑問に思います。


全然そんなことはない!とは思っていません。

・もらった商品や商品券などを売って現金にする
・いつも家庭で消費しているものをもらう

ということなら、確かに生活費が浮いたり現金をゲットできますよね。

でも、

・売るつもりはない、自分で消費する
・いつも家庭で消費しているわけじゃないものをもらう

ということでしたら、それは「浮かす」とは言えないような・・・
一番近い言葉は「いつもより贅沢ができる」ではないでしょうか。


たとえば普段から節約してて、10kgで1500円くらいのブレンド米を買っていたとします(この価格設定はかなり安いかと)
ところが株主優待で、10kgで6000円くらいの新潟産コシヒカリをもらいました。
そりゃさぞかし美味しいとは思いますが、それって「贅沢」であって「節約」ではないですよね。

普段から新潟産コシヒカリを食べてるご家庭なら、「節約」に当てはまります。
そのまま6000円分浮いたことになります。
でも普段1500円のお米を食べているご家庭なら、「節約」という意味でいえば1500円浮いただけじゃないでしょうか。
残りの4500円は、贅沢部分。

ある外食チェーン店の株主優待で、3000円分のお食事券をもらったとします。
美味しいものを食べて3000円分安くなって、とてもお得です。
でもこれも、お食事券がなければ自宅で普通にご飯を食べていたのですから、「贅沢」だけど「節約」ではない。
その日自宅で食べるはずだった夕食代だけが「節約」。

いつもプライベートブランドの安い野菜ジュースを買っているけど、株主優待でオーガニックの高級野菜ジュース(以下略
普段はしまむらでしかTシャツ買わないけど、株主優待でブランドのTシャツ(以下略


ということで、年に1〜2回の"贅沢"のためと分かっていて株主優待を利用するのは良いのですが、なんかいかにも"節約"的なスタンスで番組が作られていると、違和感があります。
もらった分の合計金額を全部足して「ほら、何万円分節約できた!」って・・・

6000円のお米もらったからって、6000円節約できたわけじゃないでしょ、と。
なんか、言葉のマジックだな〜と。




というわけで、「もらったものを売りさばく」「普段から使っているものをもらう」以外はテレビやネットなどで言われているほど節約や家計の足しにならないというのが私の考えですが、それでも、贅沢だけだとしても、ノーリスクなら悪いことないですよね。
興味がある方のために簡単にではありますが、「 ノーリスクで株主優待を受ける方法」を書いてみます。


株主優待はただ単に「商品や商品券がもらえる」というメリットだけではなく、デメリットもあります。
1.株主優待の内容は変わったり廃止になることがある
2.株を買っているのだから、 株価が下れば損をする(上がればラッキーだけど)

1に関してはある程度の見極め方もありますが書くと長くなるので、どうしても知りたい方は検索してみてください(笑)
2に関しては、ほぼ確実に避ける方法があります。
それは 「クロス取引」という方法です。

例えば株を100万円分買ったとして、株価が下がって90万円分の価値になってしまえば、10万円の含み損が出ます。
手離さない限りはあくまで「含み損」の状態なので、まだ10万円を失くしたわけではありません。

でも実際にその立場になって考えてみてください。
現時点で10万円分も値下がりしてるんですよ?もしこれがどんどん下がったら、最後にはとんでもない金額まで落ちてしまう可能性だってあるわけです。
じゃあ傷が浅いうちに・・・と手離すと、その時点で10万円は本当に消えてなくなります。

もう利益なんて出なくていい、せめて元の100万円に戻ってさえくれれば・・・いや、3万円くらいの損なら覚悟するからお願い上がって>< と祈りますが、容赦なく下がっていくのが株というもの。
その間の精神的ダメージは大変なもので、下手したら胃潰瘍になるかも?ハゲるかも?というくらいです。

そんな思いまでして株主配当をもらっても、全然お得じゃありませんよね^^;
数年、数十年単位で持ち続ける予定の人ならいいのですが、株主配当狙いだけで買うにはあまりにもリスクが高すぎます。






株を買うと同時に、買った分と同じ数だけ 空売りもするのです。(株を証券会社から一時的に借りてそれを売る状態)
空売りというのは買うのと逆で、株価が下れば下がるほど利益が出ます。

さきほどの例のように、100万円で買ったら株価が下がって90万円の価値になってしまった。
ということは、100万円で空売りした方は110万円の価値になるということで、「買い」も「売り」も同時に決済(確定)すればプラマイゼロに。

各種手数料などがかかるので全くプラマイゼロとはいいませんが、株主優待でもらった商品の価値に比べれば許容範囲内の金額になると思います。


本当は「買い」だけの方がなにかと簡単でお得ですが、優待以上に株価で損を出したら意味ないですからね。

節約じゃなくてもいい、たまに贅沢がしたい!
商品券や優待券をもらってメルカリ・金券ショップ・ヤフオクなどで売りさばく!
という方は、クロス取引の株主優待に挑戦してみてもいいかもしれません。


「買い」ではなく「空売り」の方なのですが、場合によってはとんでもない手数料が発生する場合があります。
それを発生させないためには「一般信用取引」という方法を使うのがベストですが、取り扱っている証券会社は限られています。

(2017/7月現在)
・楽天証券
・SBI証券
・カブドットコム証券
・松井証券
・岩井コスモ証券

取扱銘柄の種類や手数料などを考えると「楽天証券」「SBI証券」「カブドットコム証券」あたりが良さそうですが、楽天証券は数年前(?)にFXの方でびっくりするようなことをやらかしたので、個人的にはSBIとカブドットコムを選びそう^^;
(私はFX経験はありますが株経験はありません)





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posted by さくらノ at 02:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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若い頃は散々スキンケアをサボり、アラフィフになってから慌てて若返りを目指している主婦です。 年齢に沿った美容・健康関連商品のレビューを書いています。 無料やプチプラ商品の紹介もしています。 日記では日々興味持ったことを調べて書いたりしてるので、よかったらご覧ください。
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