手で握らずに作れるから「おにぎらず」という名前なのですが、私はわりと苦手で^^;
なんででしょう・・・どうしても見栄えが悪く仕上がったり、食べる時に崩れやすいんですよね。
何個か作ると量は均等にならないし、全然時短にもならないし、逆にストレス・・・
でもネットで調べると「簡単♪」という意見が多く、私だけがダメなんだとションボリしていました。
ところがある日NHKの「晴れ、ときどきファーム」で「失敗しないおにぎらず」の作り方が紹介され、まさに私のためのコーナーだったかと!
それ以来おにぎらずは、この作り方で作っています。
もし同じように崩れやすくて困ってる人がいれば、参考にしていただけたらと思います。
ちなみに、おにぎらずを知らない方のために・・・
仕上がりは一番上にある画像のようになります。
全形の海苔を使う場合は、海苔の真ん中あたりにご飯→具→ご飯を置いて、四隅から海苔で包んで四角い形にします。
それを真ん中から切って(斜めでも縦でも良い)完成!というのが、一般的です。
準備するもの
・10cm×10cmくらいの容器(材質はなんでもOK、100均のでOK)
・全形の海苔
・炊いたご飯
・お好きな具材
崩れない作り方
1.10cm×10cmの容器にご飯の半分を詰め、その上に具材を乗せて、最後に残り半分のご飯を詰めて形を整える
(すでに具材はサンドしてある画像です)
2.まな板の上に斜めにラップを敷き、その上に斜めに海苔を乗せる
3.海苔の上に1をポコッと乗せる
4.あとは4方向の海苔を折りたたんで包み、ラップで包んでおしまい。
保存するならそのまま、お弁当に入れたり食卓に出す時は、斜めに切ると食べやすいし切り口が見えて楽しいです。
失敗しないコツ
【けっこうギュウギュウに詰める】
あまりギュウギュウ押し付けるのって抵抗感がありますが、なにしろおにぎりなのでギュウギュウでも平気です。
海苔の上に出した時に崩れないよう、ギュウギュウにしてください。
【上手く型から外れない時はトントンと】
海苔の上にカパッと被せた時、ご飯&具が簡単に型から外れてくれない時があります。
その時にケースを上下に動かして叩きつけたりすると、崩れやすくなります。
ケースは海苔の上に乗せたままでケースの底を叩くと、崩れずに外れやすくなります。
【海苔に切れ目を入れておく】
海苔で包む時、ご飯の角の部分で海苔が重なります。
海苔が重なりすぎた部分は食べにくいので、最初から切り込みを入れておくと畳みやすく食べやすいです。
【海苔を包み終わったら裏返してからラップで包む】
海苔を重ね合わせた部分を下にしてから、ラップで包みましょう。
包む前に、四隅ではみ出ている海苔は切るかちぎってしまった方が後々食べやすいです。
【ラップはきつく包む】
まず1辺目はそれほどきつく包めないと思いますが、2辺目からはおにぎらずの端っこを折りたたんでしまうかのような勢いできつく包んでいった方が、食べやすくなります。
でも、多少は折れ曲がってもいいですが、本当に折りたたんでしまわないように^^;
【ラップはできるだけ必要最低限の長さで】
あまり重なる部分が多すぎると、しっかり研いでない包丁では切りにくくなります。
【海苔が湿っぽくなるまで放置する】
ラップで包んでからすぐに半分に切るのではなく、しばらく置いて海苔が湿っぽくなってからの方が形がまとまりやすいです。
うちで作った2種 生姜焼き編
【材料】
・豚肉の生姜焼き
・カット野菜の千切りキャベツ
・大葉
・白ごま
生姜焼きが出来上がったら火を止めて千切りキャベツを混ぜ込み、大葉→生姜焼き→白ごまを乗せました。
豚肉と市販の千切りキャベツが余った時に作りました。
生姜焼きだけではなく、焼肉のタレを使ったり甘辛く味付けても美味しいと思います。
ご飯に乗せて食べたくなるような味付けならなんでもいいのです(笑)
うちで作った2種 スパムハム編
【材料】
・薄切りにして焼いたスパムハム
・スライスチーズ
・大葉
・沢庵のみじん切り
・マヨネーズ
・(お好みで薄焼きたまご)
マヨネーズを好きなだけ塗り、その上に材料を置きます。
沢庵のみじん切りは、本当は写真よりもうちょっと細かいか、千切りが好みだったのですが・・・この時はとても急いでいたので、慌てて雑になりすぎて失敗^^;
この組み合わせはうちの定番で、韓国風にするためにごま油も使いたいところですが、そのままごま油を使うとけっこうご飯に染み出てきて崩れやすくなります。
ごま油の風味を出したいなら、スパムハムを焼く時に使うか、沢庵のみじん切りをごま油で少し炒めるのがベストです。
斜めに切った時の配分を考え、長方形のハムは斜めに置きました。
切る時はこれを、左上から右下にかけて切ります。
まとめ
この作り方は特に、ボロボロする具材や具の量が多い時に重宝します。
ネット上にはたくさんのレシピがありますが、「これじゃ崩れるだろうな・・・」と思って避けてきた組み合わせも、この方法で解決。
綺麗な形になるので、来客など家族以外の人に食べてもらう時も便利です。
おにぎらずはおにぎりと違い、具の種類や組み合わせが無限大に広がっているところがいいですね。
私は一時期、作ってみたい組み合わせをメモ帳にズラッと並べて書いていました(笑)
今までおにぎらずで上手く形が作れなかった方、ぜひお試しください
元々は男性がよく読む漫画から生まれたレシピですが、男性や特に年配の方は知らないことも多いようなので、物珍しくて喜ばれるかもしれないですね。
容器で作ると形も綺麗だし具材によっては切り口も華やかだし、メニューにあるといいかも♪