毎年待ち構えているというほどでもないのですが、ネットで美容について調べていると12月頃からこの記事をよく見かけるようになるので、「あぁ、今年もそんな季節か」と。
スキンチェックで色んな角度から判断した肌偏差値のランキングなのですが、1位の県はなんで美肌なのか、最下位の県はなんで最下位なのか?という理由も書いてあり、そういう情報が役立つし面白いんですよね。
2017年のチェック項目8点
- 肌が潤っている
- キメが整っている
- 毛穴が目立たない
- シワができにくい
- くすみがない
- シミができにくい
- ニキビができにくい
- マイクロダストに強い
この8点に点数と順位を付け、その総合判断がグランプリの順位になります。
2017年のランキングベスト10
- 富山県
- 石川県
- 秋田県
- 岡山県
- 愛媛県
- 島根県
- 京都府
- 山形県
- 東京都
- 広島県
2012~2016年のベスト10
チェック項目は毎年微妙に違います。
ポーラニッポン美肌県グランプリは2012年から始まりました。
6年間でベストテン入りが多い地方
「北陸」は「中部地方」ですが特徴的な地域なので「北陸」だけで独立させました。
三重は「中部地方」と「近畿地方」にまたがっている&「関西」ではないのですが、「近畿地方」に分類しています。(説明が難しいけど、私が聞く限りでは関西弁に聞こえるし^^;)
- 中国地方(14回)
- 東北地方(13回)
- 北陸(12回)
- 四国地方(11回)
- 関東地方(4回)
- 近畿地方(3回)
- 中部地方(2回)
関東地方は東京のみ、中部地方は山梨のみ、関西は京都のみです。
「中部地方」は三重県と北陸を含めると、15回でトップです。
面積の広さ、県の数などを考えると、四国や北陸はずいぶん健闘していると思います。
東北には「秋田美人」という言葉があるくらいですので何となく美肌のイメージはありましたが、中国地方・・・、特に島根県がここまで連覇しているのは意外でしたね。
うちの母親は島根県の出身ですし、親戚もたくさん住んでいます。
だから何となく嬉しい気持ちですが、美肌に関してだけ言えば「島根出身」とか「島根県人の血を引いている」ことが大事なわけではなく、「島根県に住んでいること」が大事なんですよね。
私の肌には全然関係ないようです(ノД`)
ポーラが考える、地域別の美肌要因
- 水蒸気密度
- 日照時間 紫外線に関係します。
- 生活習慣 肌全体の状態に関係します。アンケート調査より。
- 肌荒風 潤い度に関係します。高い山脈を越える乾燥型風と、狭い平野を抜ける突風型の風(両方とも肌荒風)の影響。
- 毛穴熱風 毛穴の広がりに関係します。毛穴を広げる海と山からの熱風の影響。
- 肌荒大気 ごわつき、くすみ、シミ、シワに関係します。PM2.5などの大気汚染物質の影響。
2017年1位の富山県は、
- 水蒸気密度 24位
- 日照時間 7位
- 生活習慣 15位
- 肌荒風 影響なし
- 毛穴熱風 影響なし
- 肌荒大気 夏のみ
日本海側は肌荒大気の影響をガッツリ受けているような気がしていましたが、2位の石川県、3位の秋田県、6位の島根県と、「影響なし」になっていますね。
29位の福岡県も「影響なし」です。
高い山脈、狭い平野、海と山の熱風・・・、お肌への影響としてあまり考えたことがありませんでした。
日照時間・降水日数・相対湿度
<参考: 都道府県格付研究所 >
年間日照時間ランキング
年間降水日数ランキング
年平均相対湿度ランキング
一般的には日照時間が長くて降水日数が少ないほど良いような気がしていたのですが、美肌を考えると、日照時間が短いとシミのリスクが減るし、降水日数が多いと肌が乾燥しにくいですよね。
私の場合はどうせアウトドア派じゃないし(それどころか引きこもり)、日照時間が短くて降水日数が多い方がいいのかもしれません(笑)
島根の親戚は「ここら辺は本当に雨が多くてね・・・。だから『出雲』と言うのよ><」なんて言っていましたが、ちゃんとメリットもあるじゃないですか!
あえて「降水量」ではなく「降水日数」を載せました。
だって台風が直撃する地域って降水量がすごいけど、必ずしも普段から湿気のある地域とも言い切れないと思ったので・・・
喫煙率ランキング
<参考:平成28年 厚生労働省国民生活基礎調査 >
ポーラが「生活習慣」の一部として「喫煙」も挙げていたので、私も注目してみました。
喫煙は体内の活性酸素を増やすので、細胞が錆びつき、老化しやすくなってしまいます。
まとめ
普段から「夏だからUVケアしないと」「冬だから保湿しないと」と思っていますが、住んでいる地域によってもずいぶん左右されるものなんですね。
いつも順位が低い地域は、風の種類も特殊だったりします。(群馬県のからっ風とか)
その影響か、北関東と千葉あたりの順位がいつも低いです。
日本海から吹いてきて高い山脈を抜けた後の風が乾燥している・・・とのことなので、ぴったり条件に合ってしまっていますよね
また、海からの毛穴熱風や紫外線のせいか、沖縄も順位が低いです。
京都や香川は、上位にいたかと思えば年によっては最下位に近い場所にも出没します。
毎年チェック項目が少しずつ違うため、前年と変更のあった項目について、かなり左右されているのかもしれません。
地域による違いは遺伝というわけではなく、風や紫外線などの外的要素なので、なんとかなりそう!と思っています。
確かに美肌へのスタート地点で有利・不利はありますがそこで諦めず、お肌のケアや生活習慣により気をつかうことで、いくらでも取り戻せそうですよね。
このグランプリは、地域差による弱点をケアで埋めるきっかけにしてほしいという思いも込められています。
乾燥した風や紫外線によって地域ごとに差が出ている結果を見ると、美肌には「保湿」と「UVケア」が大事なんだと、改めて認識させられます。
全部のランキングと、各県ごとのアドバイスは、下の年数をクリックしてください。
ポーラのランキングページにリンクできます。
ポーラが日本気象協会と提携して発信している「美肌予報」は↓こちらから。
気象予報を元に、この先一ヶ月間の肌状態とスキンケアのポイントアドバイスを、地域別に提案しています。
POLA×日本気象協会「美肌予報」