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オムロン けんおんくんミミ MC-510

子どもが生まれてからというもの、何だか分からないモノをガンガン買ってる訳です。

こんなに色んなものが必要だとは知りませんでした^^;;;


んが、解るモノもありますので、その一つを紹介したいと思います。

と言っても、元々家に備えてあったのですが、

新たに違うタイプの品を買い足したという品です。


それがコチラ



オムロン けんおんくんミミ MC-510

耳で計るタイプの体温計です。

いくつか候補はあったのですが、ここは「オムロン」ブランド!

って訳でコチラの品を選択した訳です。


子供の事抜きで、前から少し気にはなっていたのですが、

予想以上に新生児・乳児の体温を従来の脇の下タイプの体温計で計るのが

難しかったので、数秒で計れるというコピーに負けて購入した訳です。


私が勝手に想像していた計り方では、
1)電源入れる
2)耳に突っ込む
3)計測ボタンを押す
アッというまに計れて、まぁ便利!

と、いう感じだったのですが、実際に使用してみると、結構厄介なのでした。

まず最初からつまづきました。

電源を入れても、なぞの表示が出るだけで、計測に入れない。。。

具体的に書きますと、表示は「AA」です。


まさかこれが、エラー表示だとも思っていなかったものですから、

自分の耳に突っ込んで、何度もボタンをプッシュします。

しかし、反応なしで計測出来ずw


ここで改めて、マニュアルを ^^;;;

表示「AA」は、気温と体温計本体の温度差がありすぎるために計測ができないエラー。


なるほど。。  未知のマシンなだけに、エラーも予想外のエラーですね。


で、暫く待つ事5分程度。

もうそろそろかな?と思って表示を確認するも「AA」表示は変わらず ^^;;


ひょっとして、運悪く不良品だったかな?と思いつつ今一度マニュアルを。

そうすると、さらに想像もしなかった予想外の表示が。。。


「正しく測定するために」
本体を測定する部屋の温度に30分ほどなじませ
てからご使用ください。



まじかいやー! しばいたろかー! しばいたろかー!


計測は数秒で完了するけれど、計測の準備に30分って。。。

これまた落語のネタに出てきそうなお話だこと。


と呆れていると、表示が準備OKの表示「℃」の点滅に変わっておりました。


マニュアルによると、10℃の温度差で5分ほどとの事だったので、

まぁその程度の温度差だったという事なのでしょう。


しかし、時間的なスケールでいうと、脇下式なら、もうとっくに測定完了している時間 ^^;;

何とも言えぬ虚しさを感じつつも、耳に突っ込んで、計測開始。

耳に突っ込むと「ピッ」と音がなりました。

で、測定ボタンを押すと「ピピピピッ」と反応。

さらに数秒待つも、無反応。

??? もう計れてるの???? と思いつつ、表示を確認すると、

「35.4℃」と表示が。


おお!流石に準備が出来ると、一瞬で計れるのか。 と少し感動。

んが、一瞬で我に返ります。

35.4℃?? 私の体温、そんなに低い訳ないじゃん!


で、再測定。  今度は35.8℃。^^;;

随分現実的な測定結果になった気もしましたが、それでもまだ低いでしょ??

って訳で、再々測定。

結果は35.3℃ orz


こりゃ、とんでもない品を買ってしまったかな?? と思いつつ、

今さらながら、価格.comのクチコミをチェック。


すると、評価は酷いものです^^;;

満足度1.64(5点満点)で、辛辣なコメントずらずらと。。。

「ブランドを信頼してかったのに」とか、「欠陥商品じゃないか?」とか。


うーん。これはやってしまったなと思いましたw


しかし、少し冷静になって考えてみると、

本当にオムロンともあろう会社が、体温計という下手をすれば生命にも関わる様な商品に、

そんな粗悪なものを発売するものだろうか?と思い始めました。


そんなこんなで、今一度マニュアルを熟読してみる事にしました。


すると、大きな使用法の間違いが分かりました。

ザックリとしか読んでいなかったので、理解出来ていなかったのです。


1)まず最初にケースから取り出し、外気に馴染ませる。
  これは間違いなかったです。

2)準備OKの「℃」点滅のサインが出るの確認。

3)準備OKになると、耳に挿入。

ここからが、あまり理解出来ていませんでした。

4)体温計のセンサーが 34℃ 以上の熱源を察知すると「ピッ」と音がなります。

この「ピッ」の後、測定がスタートしている訳なんですが、

ここで慌てて、測定ボタンを押してはいけません。

「ピッ」の後、測定ボタンを押す事は、測定を終了させる事なのです。

ですから、、、、

5)「ピッ」の音の後、最長で10秒間センサーが動き続けているので、

 当てずっぽうで、鼓膜の方向を探すようにセンサーの方向を動かし続ける。


何度も試した経験上、鼓膜の方向なんて分かる訳がないので、

痛くない程度に、センサーの方向をグリグリと変え続けます。

それこそ上下左右に。

この間、ずーーっと、温度を計り続けてくれているのです。

で、10秒以上経つとアウトなので、適用に5,6秒のところで、ボタンを押します。

だからこのボタンは、測定ボタンではなく、「測定終了ボタン」だと思った方が

理解しやすいと思います。

6)「ピピピピッ」と音がなって、測定結果が表示されます。

この時表示されるのは、センサーが、「ピッ」からボタンが押されるまでの間に測定した、

一番高い温度を表示する様です。


従来の脇下体温計と概念が大きく違うので、勘違いしがちですが、

耳の中では、鼓膜が温度が一番高く、それを”体温”として表示する様なので、

ピッのあと、10秒間の猶予時間の中で、とにかくセンサーを動かしまくって

一瞬でも鼓膜の方向にセンサーを向ける事です。


ま、何度も書きますが、鼓膜の方向なんて自分では分かる訳ではないので、

とにかくグリグリ動かしまくる事ですね。

で、余裕を持ってボタンを押す。


そうすれば、、、

3回連続「36.1℃」と安定して表示されました。


ちなみに、元々家にあった脇下式の体温計で計ったところ、結果は「36.4℃」。


どちらを持って正しい体温と出来るのかは分かりませんが、

とりあえず、耳式の体温計でも正しく測定出来る事は分かりました。


しかし、

○ウォーミングアップに暫く時間が必要な事
○センサーのビニールカバーが買い替え式で必要な事
 #毎回交換が必要な訳ではないですし、最初から10個ほど付属していますが、
 #カバーが装着されていないとエラー表示されて検温出来ません。
 #また、カバーが汚れたり、傷が入ったりすると正しく計れないとマニュアルにあるので、
 #少なくとも定期的には交換の必要があるでしょう。

これらの事を考えると、いくら動きの激しい子供相手に対して、

極短時間に測定出来るとしても、ちょっとベストとは言い難い製品ですね。


個人的な感想としては、耳式の体温計も使い方に慣れれば良い商品だと思いますが、

電池以外はメンテナンスフリーな脇下式の方が、やや有利な気がします。




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