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パソコンでNHK-FMを聴くには

パソコンでラジオを聞くには、radiko.jp がありますね。

radiko.jp→ http://radiko.jp/#

radiko.jpは2010年3月に始まったサービスなので、
皆様ご存知でしょうか。

fadiko.jpで聞けるラジオ放送は、下記の通りです。

TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送ラジオ、NIKKEIInter、FMTOKYO、
FMJ-WAVE、ラジオ日本、bayfm78NACK5、FMヨコハマ、放送大学


私が聞きたいのは、NHK-FMです。
残念ながら、NHK-FMは入っていません。


パソコン用のFMチューナーを買うしかないかと思っていたら、
ついに発見しました!パソコンでNHK-FMを聞けるサイトを!

その名も、 らじる★らじる です。

私が知らなかっただけで、有名なのでしょうか?

らじる★らじる →  http://www3.nhk.or.jp/netradio/player/index.html?fm

らじる★らじるでは、NHKラジオ(第1・第2・FM)が聞けます。

NHKが2011年9月1日から開始したサービスです。

去年「パソコンでNHK-FMを聞く」とか検索した時は、
ヒットしなかたですよぉ… 何故でしょう。

らじる★らじるは、2013年度末まで試行予定だそうです。
継続されるといいですね。


Q&Aで、 音声データをパソコンにダウンロード(保存)
することはできますか?
と、言うものがありました。

ストリーミング形式で配信しているため、ダウンロードはできません。

録音はできない? 


手持ちのソフトで試したら、出来ちゃいました!
ラジオを録音するのは、誰でもしている事なので、
別に違法ではないですよね。

クラシック音楽の一部番組など、権利処理が困難な
一部の楽曲はサイマル配信されない
と書いてあったので、
毎年年末にNHK-FMで放送されるバイロイト音楽祭は無理なのかと
心配になりましたが、去年はちゃんと放送された様です。

バイロイト音楽祭の放送に限らず、NHK-FMは聞きたい番組を
時々放送しているので、これからは楽にパソコンに録音が残せるので
嬉しいです。

らじる★らじるは利用価値が高そうです。

新国立劇場のローエングリン Part2

今日は新国立劇場のローエングリンの最終日でした。
完売したチケットを求めて、ネットオークションに入札しましたが、
競り負けました。

当日券を求めて、劇場へ行きましたが、予想外に並んでいて
無駄足に終わりました。気合が足りませんでしたね。

曜日や演目によっては、10時に行っても買えるのになぁ…

そもそも最終日で土曜日だったら、前売りを買っておくべきでした。
13日に、無理して休みを取って行っておいて良かったです。


調べてみるとタイトルロールを歌ったクラウス・フロリアン・フォークトは
前評判も良く、注目されていたようです。

ペーター・シュナイダー指揮で、注目の歌手のコンビですから、
ワグネリアンでなくても聴きたくなりますね。

当代随一の“白鳥の騎士”が降臨!  → 朝日新聞デジタル

噂にたがわず、良く通る美声が素晴らしかったです。
ローエングリンは、クラウス・フロリアン・フォークトのはまり役ですね。

「Elsa!  Hast du mich wohl vernommen?」 と
エルザに問いかけるシーンは、ドキリとするような迫力がありました。
この声を聴けば、人間離れした聖杯の騎士だと納得させられます。

今回の新国立劇場のローエングリンの音源、是非CD化して欲しいです!
DVDではなく、音の良いCDが希望です!


クラウス・フロリアン・フォークトは、2007年に
ニュルンベルクのマイスタージンガーのワルター役で
バイロイト音楽祭デビューをしていたのですね。
この時の録音なら、探せばあります。
この頃から良かったのでしょうか?印象に全然ないのですが…

もっと迂闊な事に、去年のバイロイトでもローエングリンを歌っていた
ではありませんか!
まだ去年の録音、まだ聴いていなかったです。
ずっと白鳥の湖に夢中なので… 今日も家で白鳥の湖のCDを
聴いていました。
ワグネリアンの名は、返上しないとダメですね…


fashion News onlineから  http://www.fashionnews.jp/column.php?id=564

ここのfashion News online のローエングリンの紹介の記事は
かなり面白かったです。

クラウス・フロリアン・フォークトの 追っかけらしきオバサンもチラホラ とか、
19世紀の バイエルン国王ルートヴィヒ?U世 や、あの ヒトラー を例えに出して
ローエングリンを 悪魔的な曲 と表現しています。
音楽ファン以外にも、興味を持って貰おうって意図ですね。
ローエングリンは悪魔的ではなく、 天上界的な曲 です。


プラシド・ドミンゴのローエングリン 名乗りの歌
ああ、やっぱりドミンゴはいいですね〜。
ちょっと 老人グリン って雰囲気なのは、気にしないでおきます。


Lohengrin  の読み方は、ドイツ語では通常、語中のhは
発音されず、長音記号になり「ローエングリン」と発音されます。
(h前に母音、t r がある場合)
実際は「ローエングリーン」と、リの後も伸ばして発音する方が
音は近そうです。

しかし名乗りの歌で、ローエングリンが名前を名乗る時は、
hの音を発音して「ローヘングリン」と名乗ります。これが正解です。

☆☆☆----------☆☆☆

ワーグナーの歌劇ローエングリンと、チャイコフスキーの白鳥の湖
には、知る人ぞ知る共通点があります。

ローエングリンの『禁問の動機』と、白鳥の湖ならこれ!と言う
あの一番有名な旋律が、酷似しているのです。

ワーグナーの舞台神聖祭典劇パルジファルにも
酷似した旋律が出てきます。

チャイコがワーグナーから影響を受けたのでしょうね。


私がワーグナーを聴き始めたのは、10代の終わり頃でした。
チャイコの白鳥の湖の全曲集は、一桁の子供の頃から聴いています。

私がワーグナー好きになったのは、案外チャイコの影響なのかも
しれないなぁ〜と、漠然と思うのでした。

新国立劇場のローエングリン

今日は新国立劇場のローエングリンを観てきました。

お休みを取って、始発電車でチケットを買いに行きました。
早起きした甲斐あって、無事にチケットを買うことが出来ました。

本日のチケットは完売です。すごい人気ですね。
先月の白鳥の湖の時は、売れ残っていたのに。

開演は17時です。平日の夕方、オペラを観に来る人が沢山居るのも
驚きですね。

世の中、ワグネリアンよりバレエファンの方が多そうなのですが、
新国立劇場のお客の入りは、大抵オペラの方が多いですね。
日本人ってそんなにオペラ好きでしたか?



指揮 ペーター・シュナイダー
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団
演出 マティアス・フォン・シュテークマン

ローエングリン  クラウス・フロリアン・フォークト
エルザ       リカルダ・メルベート
テルラムント   ゲルト・グロホフスキー
オルトルート   スサネ・レースマーク
ドイツ国王    ギュンター・グロイスベック
王の伝令     萩原 潤

合唱 新国立劇場合唱団


今回の私の1番注目は、指揮者のペーター・シュナイダー氏です。
この方はオーストリア出身の指揮者で、バイロイト音楽祭でも
常連です。
ワグネリアンにはお馴染みの指揮者です。

バイロイトでは、一度でも評価が低いと、二度と招かれない傾向が
あるので、その中で定期的に振っているペーター・シュナイダー氏は
かなり信頼のおける指揮者だと思います。

こういう言い方してしまうと、ショルティファンの私としては辛いけれど…
指揮者のサー・ゲオルグ・ショルティ氏は、バイロイトではあまり評価
されずに降板しています。CDはしっかり残っていますけれどね


第2の注目は、東京フィルハーモニー交響楽団です。
お気に入りのオーケストラーです。

例によって、オケ好きの私は、指揮者とオケを楽しみに、
今回も新国立劇場へ足を運んだのでした。


楽劇ローエングリンは 一幕への前奏曲 から始まります。

最近の演出は忙しくて、曲が始まる前から幕が開いてバタバタと〜
なんていうパターンも多いのですけれど、そんな事はなくて
深紅の幕を見ながら、静かに曲に聞き入る事ができました。

一幕への前奏曲 は、ワーグナーの作品でも一二(いちに)を
争うのではないかと思える美しさです。
まさに天上界系の清らかな響きです。
しかも指揮者もオケも上手い!
これだけでも来て良かったと思える程でした。

しかし今回の聞き所は、指揮やオケだけではありませんでした。
タイトルロールを歌ったクラウス・フロリアン・フォークトが見事でした。

良く考えると、クラウス・フロリアン・フォークは、他でも聴いた事が
あるのですが、あまり印象に残っていません。
最近急激に実力を上げたのかもしれませんね。

この写真は販売していたので、帰りに購入しました。

クラウス・フロリアン・フォークトの歌声は、清らかに澄んでいて、
役柄にぴったりです。
通りの良い歌声で力強く、時として叙情的で、ローエングリンに
相応しい歌手ですね。
この人のパルジファルも、いつか是非聴いてみたいですね。

最後のカーテンコールでも、クラウス・フロリアン・フォークトへの
拍手が一番大きかったです。


☆☆☆ーーーーーーーーーー☆☆☆

エルザを歌った、リカルダ・メルベートも良かったです。
この人も、何年か前に聴いた事があります。
新国立劇場のタンホイザーのエリーザベト役でしたね!

歌唱とは関係のないことなのですが、ローエングリンのエルザは、
私の中では、白鳥の湖のジークフリート王子と双璧をなす愚か者です。
観ていて腹が立ってきて、殴って根性叩き直してやりたくなります。

聖杯騎士ローエングリンと、人間のアホ女エルザでは、
所詮釣り合わないのでしょう。
聖杯騎士ローエングリンと、タンホイザーの聖女エリーザベトなら
ベストカップルですね。

それで、観ていてエルザのバカっぷりに腹が立ってくるのですが、
リカルダ・メルベートの歌声が、中和してくれてました。

でもこのエルザ、演出のせいか、あまり儚げな姫には
思えなかったです。
テルラムントやオルトルートにガンを飛ばしまくるのですよ。

一幕冒頭でも、テルラムントに詰め寄る感じで、
今にも胸ぐら掴んで「ちょっとおっさん!ふざけんじゃないよ!」とでも
言い出しそうな雰囲気でした。

オルトルートに対しても、顔を近づけて行って、舐めるように目を見て
「この私を陥れようとはいい度胸じゃない。ふ〜ん」って感じでしたね。

どういう意図の演出だったのでしょう。
このエルザなら、オルトルートの計略にはまりそうな気がしません。
オルトルートがすり寄ってきても、ガン飛ばして追い返しそうです。

この話、ワグネリアン以外には、意味不明ですね。
今度ローエングリンの簡単なあらすじを、面白可笑しく書いて
みたいと思います。


☆☆☆ーーーーーーーーーー☆☆☆

テルラムント役のゲルト・グロホフスキーも良かったです。

オルトルートを歌ったスサネ・レースマークには、
ちょっと不満を感じました。迫力不足です。
疲れちゃってたのでしょうか…
オルトルートに迫力がないと、この話は活きませんからねぇ…

一回で判断できないので、できれば次回土曜日の最終日にも
観に行きたいのですが、チケットが完売しています。

当日券目当てにまた始発で行くのは辛いし…
検討中です。


☆☆☆ーーーーーーーーーー☆☆☆

新国立劇場のホワイエショップ(グッズ売り場)で見たCDです。
https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/hmvjapan/cabinet/4918000/4916785.jpg?_ex=190x190&s=0&r=1
指揮 ペーター・シュナイダー
テノール クラウス・フロリアン・フォークト

「え?もうCDになっているの?」っと思ったら、抜粋版でした。
お手ごろ価格だったので、買おうかなぁと思ったのですが、
私、抜粋版ってあまり聴かないので…

収録曲
1 「魔弾の射手」より 森を越え、野を越え
2 「ワルキューレ」より 冬の嵐が過ぎ去り
3 「ローエングリン」より 第3幕への前奏曲
4 「ローエングリン」より はるかな国に(名乗りの歌)
5 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より 第3幕への前奏曲
6 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より 朝はばら色に輝き
7 「魔笛」より なんと美しい絵姿
8 「皇帝と船大工」より さらば、フランドルの娘よ
9 「オベロン」序曲 ペーター・シュナイダー
10 「オベロン」より 新たな希望と喜びがわき上がる
11 「マルタ」より ああ、あんなに汚れなく、真剣に
12 「死の都」より ああ、うっとりするような幸せ

でも帰ってから、こうして収録曲を調べたりしてるので、
やっぱり買えば良かったかなぁって思います。
今度買うかもしれません。

図書館に研磨機を置いて欲しいです

時々近くの図書館へ行きます。

本も借りますが、よくCDも借りてきます。
無料なのが嬉しいですね。無料って大好きです。

図書館のCDで聴きたいと思う物は、ほとんど以前に借りているので、
目新しいのは、ほとんどないのですが、
たまに、古いのに始めて目にする物もあります。

本もCDも、同じ区内にある図書館を巡回しているので、
タイミングが悪くて、今まで見ていない物があるようなのです。


今回は、ヨーゼフ…カイルベルト指揮のワーグナーのオペラが、
2種類置いてあるのを発見しました。



『ジークフリート』と『神々の黄昏』です。
録音は1955年の、バイロイト音楽祭の物です。

録音が古いので、配役を見ても、知らない歌手ばかりです。

唯一 さすらい人(ヴォータン)役の、
ハンス・ホッター だけは聞き覚えがあります。
でも 、ハリー・ポッター と似ているので、聞いた気がするのかもしれません…
私の記憶なんて、いい加減なものです。


ワーグナーのオペラ、楽劇『ニーベルング(ニーベルンゲン)の指輪』は
前夜祭付きの三部作です。

『ラインの黄金』←この作品が前夜祭です。
『ワルキューレ』
『ジークフリート』
『神々の黄昏』

図書館には、後半の2作品だけが、置いてあった事になります。
やはり最初から聴きたくなりますよね。
しかし、一度機会を逃がすと、次にいつお目にかかれるか分かりません…

『ジークフリート』と『神々の黄昏』だけでも借りることにしました。


家に帰って『ジークフリート』から聴くつもりでしたが、
気が変わって『神々の黄昏』を聴くことにしました。


録音が古いだけあって、音質はイマイチなのですが、
なかなかカイルベルトさんが個性的な指揮をしているので、
聞きながら、コピろうか、どうしようかと考えていました。
注:個人の趣味の範囲ですの録音は、違法ではないです。ですよね?

4枚組みの、3枚まで聴き終えて、ラスト1枚!
物語の最終章でもあるので、聴き所満載です。


何と言っても 『ジークフリートの葬送』 ですね!
有名な曲なので、ワグネリアンではなくても、聴けば皆さんご存知だと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=SaLwjba-jgg
こちらは、You Tube のバレンシアオペラの『ジークフリートの葬送』です。
お時間のある方は、聴いてみて下さい。


この部分をどう聴かせるのか、期待して4枚目のディスクをセットしました。

酷い音飛びです。しかも延々と… まともに聴ける状態ではありません。
ラスト1枚は、残念ですが聴くのを断念しました。

ディスクを取り出してチェックすると、全面傷だらけです。
かわいそうなCD…

研磨すれば、もしかしたら再生可能かもしれませんが、
私の家の近くの図書館に、研磨機なんて置いていなかったと思います。

誰がこんな杜撰な扱いをしたのでしょう。あんまりですね。
返却する時に、図書館の人に話しておこうと思います。
「傷つけたのは私じゃないよ〜」って。

ワーグナーの楽劇タンホイザー あらすじと感想

今日は朝からワーグナーの歌劇 タンホイザー を聴いたので、
タンホイザーについて語ってみたいと思います。

タンホイザーには、大きく分けて、ドレスデン版とパリ版があります。

最大の違いは、ドレスデン版は序曲が独立して1つの曲になっており、
パリ版(ウィーン版も)は、序曲からバッカナールという音楽へ
切れ目なく移行しています。

バイロイトでは、現在ドレスデン版が上演されています。
私の持っているドレスデン版のCDと2幕のラスト近くの部分の譜面が違うので、
どちらが元祖ドレスデン版なのか悩むのですが…

パリ版は、ワーグナーが政治的圧力で編曲したという背景があります。
ご贔屓のバレリーナを舞台で躍らせたい有力者がいて、バレエを踊れるように
編曲を上演の条件にしたのですね。


☆☆☆----------☆☆☆----------☆☆☆

タンホイザーの主な登場人物


タンホイザー  テノール。主役です。

オペラの中で、一度もタンホイザーと呼ばれることはありません。
「ハインリヒ」と呼ばれています。

テューリンゲンのヴァルトブルク城の騎士です。
ここの騎士達は全員吟遊詩人でもあり、竪琴を持っています。


エリーザベト  ソプラノ。ヒロインです。

ヴァルトブルク城の領主の姪で、お姫様です。
タンホイザーの事が好きです。一途に想っています。


領主へルマン  バス

テューリンゲンのヴァルトブルク城の領主です。
身内はエリーザベト以外居ないようで、彼女の父親代わりです。


ヴォルフラム・フォン・エッシンバッハ   バリトン

タンホイザーの友人です。ヴァルトブルクの騎士で吟遊詩人です。
かなり良い人です。
エリーザベトに密かに想いを寄せています。
彼女がタンホイザーを好きな事を知っています。


ヴェーヌス  メゾソプラノ

愛の女神様です。英語風に言うとヴィーナスですね。
ヴェーヌスベルクに住んでいます。
タンホイザーをとても気に入っているご様子です。


☆☆☆----------☆☆☆----------☆☆☆

あらすじと音楽


序曲 の後。

第1幕

場面はヴェーヌスベルクです。

タンホイザーは、ヴェーヌスの元で、快楽の日々を過ごしています。
つまりスケベ男ですね。最低な人なのですが、音楽が素晴らしいので
彼の最低さはあまり意識されません。

ある日タンホイザーは故郷へ帰りたくなります。
何不自由ない暮らしに飽きちゃったんですね。

ヴェーヌスはタンホイザーを引き留めます。
彼は ヴェーヌス賛歌 を3度歌いますが、帰る決心は変わりません。
「帰っても皆には受け入れて貰えないから、また戻っていらっしゃい」
とヴェーヌスに言って貰います。

しかし、彼はもう帰る気はなく「わが救いは聖母マリアに」と言い、
ヴェーヌスブルクを後にするのでした。


一瞬にして場面はヴァルトブルク城の近くの谷場です。

牧童が歌を歌っています。
ローマへ向かう巡礼者達が通りかかります。
巡礼の曲 を聴いて、タンホイザーは今までの行いを急に後悔し、
自分も巡礼の旅へ出ようと思います。

そこへヴァルトブルクの騎士達が通りかかります。
タンホイザーをみつけて、一緒にお城へ帰ろうと誘います。

彼は帰る気はありませんが、親友のヴォルフラムから
領主の姪のエリーザベトが待っていると聞かされて、突然気が変わります。
「彼女の元へ」と言って、お城へ帰るのでした。


第2幕

お城ではエリーザベトがタンホイザーと、再会を喜び合います。
ヴォルフラムは、エリーザベトの事が好きなので絶望します…

領主のヘルマンが、歌合戦を開くことにしました。
有名な 大行進曲 で歌合戦が始まります。

歌合戦の課題は「愛の本質について」です。
騎士で吟遊詩人達が、女性を称える歌を歌います。
放蕩者のタンホイザーは独自の愛の定義を歌い、険悪なムードに。

とうとうタンホイザーはキレて ヴェーヌス賛歌 を歌ってしまいます。

いかがわしいとされるヴェーヌスブルクに居た事が発覚して、
罪を問われます。命に関わる大ピンチです。

エリーザベトがタンホイザーを庇って止めに入ります。
中世娘から『聖エリーザベト』へ覚醒です。

タンホイザーは、彼女の聖女ぶりに「天の使いを見誤った」と
激しく後悔します。

エリーザベトにいさめられた人々の合唱をバックに、オケピットを乗り越え、
タンホイザーのテノールと、エリーザベトのソプラノの歌声が響きます。
並みの声量では歌えません。だからオペラ歌手の体格って………

領主へルマンの勧めもあり、タンホイザーは「ローマへ」と言って
救済を求めて巡礼の旅へ向かうのでした。


3幕

ヴァルブルクの近くの谷場。
エリーザベトがタンホイザーの帰りを待って祈っています。
ヴォルフラムが近くで見守っています。

巡礼達が帰ってきますが、その中にタンホイザーの姿はありません。

エリーザベトは決心して山の中へ去って行きます。
「死をもって、神にタンホイザーの許しを請う」のです。

お供させて貰えなかったヴォルフラムは 夕星の歌 (ゆうづつのうた)を歌います。
この歌の美しい事!最高傑作です!

するとタンホイザーが現れます。

「ローマに行ったんじゃなかったのか?」「行ったよ」と
ヴォルフラムに説明をするためにタンホイザーは ローマ語り を歌います。
3幕の見せ場です。

タンホイザーは、ローマで法王から
「この杖に2度と緑の芽が息吹かないように、お前の罪は許されない」
と宣告を受けてしまったのです。

タンホイザーは説明を終えると絶望して、ヴェーヌスの元へ戻ろうとします。
ヴォルフラムが止めますが、禍々しい異界の空気が立ち込めてきて
ヴェーヌスの登場です。「さぁ戻っていらっしゃい」

ヴォルフラムは「エリーザベト」の名前を口にして、タンホイザーを止めます。
タンホイザーは我に返り、ヴェーヌスは消え去ります。


人々がエリーザベトの「棺」を持ってやってきます。
「聖なるエリーザベト、どうか私のために(祈って下さい)」と言って、
タンホイザーは棺の横で息絶えます。
「Heilige Elisabeth.bitte für mich」を直訳すると、
こんな台詞になってしまうのですが…


そこへローマからの使者が、緑に葉が芽吹いた法王の杖を持って
やって来ます。タンホイザーは救済を得ることができたのです。
救済の大合唱で幕が降ります。


☆☆☆----------☆☆☆----------☆☆☆

ワーグナーのオペラでは、よく登場人物が急死します。
病気でも怪我でも何でもないのに、絶命する場合もあります。

タンホイザーもそうですね。ラストで突然息絶えます。

エリーザベトの場合も、祈っただけで絶命したと考えられますが、
山へ登って行ったので、真相は分りません。


☆☆☆----------☆☆☆----------☆☆☆

3幕の聞き所でもある ローマ語り は、
重々しい旋律が含まれています。

夕星の歌辺りで、心地よくなって、うっかりCDを聴きながら
眠ってしまった事がありました。

ドーーーンという衝撃的な音で、ドキリとして目が覚めて、
とても心臓に悪かったです…


☆☆☆----------☆☆☆----------☆☆☆

私の素朴な疑問シリーズです。

エリーザベトはどうしてヴォルフラムより、タンホイザーが好きなのでしょう…
どう考えても、タンホイザーは最低男で、
いつも見守ってくれるヴォルフラムの方が、役柄的にはカッコイイです。

エリーザベトは命まで捨てて、タンホイザーの為に祈ります。
愛の女神ヴェーヌスは、タンホイザーを引き留めたり、取り戻そうとします。

聖なる女性と、愛の女神。
対照的な二人の女性に、熱烈に愛されるタンホイザー。
そこには、オペラの中では語られない、秘密がっ!

ずばり! ですね。
タンホイザーはかなりの美形とみました。

ヴォルフラムは、性格は申し分ないのに、おそらくブサイクです。
お顔の差って悲しいですね…


☆☆☆----------☆☆☆----------☆☆☆

今日聴いた「タンホイザー」は2005年7月28日にバイロイト音楽祭で
上演されたものです。
毎年夏に行われるバイロイト音楽祭の録音は、
年末にNHK-FMで放送されています。

指揮はクリスティアン・ティーレマン氏です。
ティーレマン氏は、今私の1番好きな指揮者です。

クリスティアン・ティーレマン氏

2004年のバイロイトのタンホイザーの録音を聴いて、ファンになりました。
バイロイトでも大人気の指揮者です。

緩急自在で、ゆったり引っ張ったかと思うと、ハイテンポで鳴らしたり、
それをここぞと思う場面でやってのけるので、聴いていて飽きません。
しかもわざとらしくなく自然なのです。
私が指揮者だったら、こんな指揮がしたい、そう思わせてくれます。

長年私の中でNO.1の地位にいた、指揮者サー・ゲオルグ・ショルティ氏は、
安心して聴ける指揮をしていました。
勿論、今でもショルティ氏は大好きです。
(ショルティ氏は故人なので、今はティーレマン氏がNO.1です)

ティーレマン氏はどこで何をやってくれるのか、
そんな期待を感じさせる指揮です。


ティーレマン氏は2006年から2010年までは、
バイロイトで「ニーベルングの指輪」を振りました。
この演奏が実に良かったです。


2012年の今年は、バイロイトで再びティーレマン氏が「タンホイザー」と、
「さまよえるオランダ人」を振るそうなので、かなり楽しみにしています。

とは言っても、バイロイトのチケットはまず手に入りませんので、
年末のFM放送等で聴くしかなさそうです。

上手くすれば、ネットで中継が聴けるかもしれません。
でも、間違いなく有料です。決してお安くはないでしょう。

ギル・ショハットの歌劇アルファとオメガ

2012年5月の東京フィルハーモニー交響楽団の定期公演で、
常任指揮者のダン・エッティンガー氏が、ショハットの歌劇『アルファとオメガ』
を振るそうなのですが、ショハットという作曲家の名前を、
私は始めて聞きました。

『アルファとオメガ』というオペラも、私は名前すら聞いたことが
ありませんでした。


海外では分りませんが、日本ではほとんど知名度がない作曲家ですよね。
こうした選曲をするのは、とても大胆な試みですね。
ダン・エッティンガー氏の意向なのでしょうか…。


東京フィルのHPによると、歌劇『アルファとオメガ』は、
日本初演で、コンサートスタイルでの演奏です。
詳しい情報は載っていませんが、何語でしょう。字幕付きでしょうか。


アルファとオメガと聞くと「私はアルファでありオメガである」という、
新約聖書の黙示録の中の、イエス・キリストの言葉が思い出されます。
聖書を題材としたオペラなのしょうか。


作曲家のショハット氏と『アルファとオメガ』について調べようと思って、
ネットで検索してみると。。。やはり日本ではほとんど情報がありません。

東京フィルハーモニー交響楽団広報の twitterによれば、
フルネームがギル・ショハット。
エッティンガー氏より若い。
『アルファとオメガ』は、現代版アダムとイブのお話。


CDや書籍が出ていないかと思って、アマゾンで検索してみました。
全てのカテゴリーで「ショハット」で検索すると、
「もしかして: ショケット」 と出てきます。
もしかしませんから!

ショハットのスペルが分らないので、適当にSHOHATで検索してみると。

ヒットしました! こちらです→  http://www.gilshohat.com/about.htm


Gil Shohat
1973年生まれ。イスラエルのクラシック音楽作曲家。
コンダクターでありピアニストだそうです。
Wikipedia →  http://en.wikipedia.org/wiki/Gil_Shohat

You Tube で、アルファとオメガの動画がアップされていました。

http://www.youtube.com/watch?v=dV7ubKSvmqI
原語はヘブライ語みたいですね。

聴きに行くなら、事前に対訳を手に入れたいのですが、
日本語対訳なんてなさそうですね。

まさか日本語上演とは思えませんし、それに日本語だったら嫌です。


このコンサート、業界関係者や定期会員以外で聴きに行く人がいるのかと、
思わず心配になってしまいます。
日本初演+ダン・エッティンガー氏+東京フィルの名前で
どこまでお客が入るのか。


私は一昨年の2010年の年末の第九以来、エッティンガー氏の指揮を
聴いていないので、聴きに行きたいのですが、
これはかなり悩んでしまいますね。

他にすごく欲しいチケットもあって… 財政難ですからねぇ…



日程は下記の2日間です。

第816回オーチャード定期演奏会
イスラエル・オペラで絶賛を得た
現代版アダムとイヴの物語“日本初演!

2012年5月20日(日)15:00開演(14:30開場)
Bunkamura オーチャードホール

指揮 : ダン・エッティンガー
アルファ(テノール) : ヨタム・コーエン
オメガ(ソプラノ) : メラヴ・バルネア
蛇(メゾ・ソプラノ) : エドナ・プロフニック
合唱 : 新国立劇場合唱団
管弦楽 : 東京フィルハーモニー交響楽団
.ショハット / 歌劇『アルファとオメガ』
[コンサートスタイル・オペラ] (日本初演)

☆☆☆ -------------------------- ☆☆☆


第817回サントリー定期シリーズ
イスラエル・オペラで絶賛を得た
“現代版アダムとイヴの物語“日本初演!

2012年5月23(水) 19:00開演(18:30開場)
サントリーホール 大ホール

指揮 : ダン・エッティンガー
アルファ(テノール) : ヨタム・コーエン
オメガ(ソプラノ) : メラヴ・バルネア
蛇(メゾ・ソプラノ) : エドナ・プロフニック
合唱 : 新国立劇場合唱団
管弦楽 : 東京フィルハーモニー交響楽団
.ショハット / 歌劇『アルファとオメガ』
[コンサートスタイル・オペラ] (日本初演)


チケット発売日は両日共に 
【最優先】 :2012年3月1日(木曜日)
【優先】 :2012年3月6日(火曜日)
【一般】 :2012年3月10日(土曜日)

詳しくは東京フィルHP→ http://www.tpo.or.jp/

バレンシア州立歌劇場のワーグナー

スペイン・バレンシア州立歌劇場(ソフィア王妃芸術館)で
収録されたワーグナーのオペラを、時々You Tube で鑑賞しています。

2007〜2008年にかけて上演され話題となった、
ワーグナー楽劇 Der Ring des Nibelungen 邦題:ニーベルングの指輪です。

通称「バレンシア・リング」と呼ばれているそうです。

You Tube にアップロードしてくれた方は、大変だったと思います。
全曲約16時間のものを、10分弱に区切って大量にアップしてあるんですよ。
どの位時間が掛かったのか想像もつかないです。


You Tube  http://www.youtube.com/watch?v=FU0dglxXhHM&feature=related
画像をクリックしてもYou Tube に移動するようにしてみました。

原語(ドイツ語)上演で、嬉しいことにドイツ語字幕になっています。


指揮者はズービン・メータ氏です。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを、
過去に4回も指揮をした有名な指揮者です。

演出はカルルス・パドリッサ氏。
私は知りませんでしたが、1992年のバルセロナ・オリンピックの開会式の
演出を手がけて有名になった方だそうです。

オペラ歌手は水槽の水の中で歌ったり、吊り上げられたり、
大道具のマシーンに乗って、高い所を移動しながら歌ったり大変そうです。

オペラ歌手の他に、バルセロナのパフォーマンス集団
『ラ・フラ・デルス・バウス』が参加しています。
私はサーカス団なのかと思いました。

この集団が、舞台上で様々なパフォーマンスを
繰り広げています。


舞台の背後にある巨大なスクリーンや装置なども
視覚的に面白いです。

かなり凝った演出なので、音楽を聴くより見るのに気を取られてしまいます。

You Tube にアップしてくれた方には大感謝ですけれど、
細切れで見るのも労力が要るので、流石にDVDが欲しくなりました。

オペラを舞台で鑑賞するのは素敵ですが、
私は家ではDVDより、CDで聴きたい派です。
オペラ歌手の人を、ドアップで観ると、なんだかイメージが…



ここまで太らないと良い声って出ないものでしょうか…
健康に悪いよぉ…


左の方が痩せて見えるんですけど、他の2人が異常に太いから
おそらく目の錯覚でしょうね…

最近、バレエのDVD鑑賞ばかりしているので、
オペラの映像を見ると、アスペクト比がおかしくなっちゃってるのかな?
なんて思えてきます。

オペラ歌手とバレエダンサーを比べてはいけませんが、
オペラだって総合芸術ですからねぇ。

でもオペラ歌手は良い声を出すのが一番ですね。



バレンシア・リングは来年2013年の11月に、バレンシア州立歌劇場で
再演されるようです。
日程次第では見に行ってみたいですね〜。
しかし今の私には、パリ・オペラ座が最優先です

2013年はワーグナー生誕200年

来年2013年は、ドイツの作曲家、リヒャルト・ワーグナーの生誕200年の年にあたります。
ワーグナーは1813年5月22日にドイツ(旧ザクセン王国・ライプツィヒ)で生まれました。

ワグネリアンである私は、今年から来年にかけて
日本でもワーグナーの作品が沢山上演されると期待して楽しみにしています。
でもあまり一度に上演されてしまうと、チケット代が用意できませんね。
どうしましょう…


東京渋谷区の初台にある新国立劇場では、
今年はワーグナーのオペラ作品が2演目、上演されます。



さまよえるオランダ人 
2012年3月8日(木)6:30  11日(日)2:00  14日(水)6:30  
17日(土)2:00  20日(火・祝)2:00

指揮トマーシュ・ネトピル
演出マィアス・フォン・シュテークマン
管弦楽 東京交響楽団



ローエングリン
2012年6月1日(金)5:00  4日(月)2:00  7日(木)2:00 
10日(日)2:00  13日(水)5:00 16日(土)2:00

指揮ペーター・シュナイダー
演出マィアス・フォン・シュテークマン
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団


このローエングリンは私の特に好きな作品で、このブログのURLにも
lohengrinの文字を使っている位です。

それにペーター・シュナイダー氏は私の好きな指揮者です。
東京フィルハーモニー交響楽団はお気に入りの楽団!
嬉しい組み合わせですね〜



ワーグナーではありませんが、白鳥の湖(バレエ)も
5月の新国立劇場で上演されるんですね。


白鳥の湖は、今年の1月のレニングラードバレエ団と、
2月のボリショイバレエ団の来日公演共に、体調と経済的な理由から
泣く泣く行くのを断念しているので、これ以上は諦めたくありません。


新国立劇場にはZ席という1500円の破格のチケットがあります。
安いだけあって争奪戦が激しいですけれど、いざとなったらZ席を狙ってみます。


Z席は、事前に抽選販売で購入する方法と、当日購入する方法があります。
前売り販売はしていません。

Z席は全部で42席です。その内の20席が抽選販売分です。

抽選販売で売れ残りがあった場合、その残席と22席が当日販売分です。
朝10時から新国立劇場の窓口にて販売されます。
電話予約不可、1人一枚のみです。

詳しくは→ 新国立劇場のHPへ

バイロイト音楽祭2011 NHK-FM放送予定

今夜から5日間に渡って、今年7月〜8月にドイツの
バイロイト祝祭劇場で行われた、バイロイト音楽祭の録音が
NHK-FMで放送されます。


初日の今夜26日の放送は

歌劇「タンホイザー」
指揮トーマス・ヘンゲルブロック
7月25日公演からです。


放送予定は下記の通りです。

12月26日(月)後9:00〜翌前1:00
「歌劇“タンホイザー”」

12月27日(火)後9:00〜翌前2:00
「楽劇“ニュルンベルクのマイスタージンガー”」

12月28日(水)後9:00〜翌前0:40
「歌劇“ローエングリン”」

12月29日(木)後9:00〜翌前1:40
「舞台神聖祭典劇“パルシファル”」

12月30日(金)後9:00〜翌前1:30
「楽劇“トリスタンとイゾルデ”」



☆☆☆ーーーーーーーーーーーーーーーーー☆☆☆

バイロイト音楽祭とは、ドイツのバイロイト祝祭劇場で行われる、
ワーグナーの歌劇・楽劇を演目とする音楽祭です。

毎年年末に、NHK-FM放送で、その年のバイロイト音楽祭の録音が
放送されています。


ワーグナーのオペラは上演(演奏)時間が長いので、
いかにワグネリアンでも、連日音楽だけを集中して聴くには根気が要ります。

毎年私はこのFM放送を録音をして聴いています。


今年は頭の中からチャイコフスキーが離れないので、
かなり後から聴くことになりそうです…


NKH-FMの録音をタイマー予約したので、準備はバッチリです!

安心して、今からバレエのDVD鑑賞をしま~す

何故、年末にベートーベン交響曲第九交響曲が演奏されるのか

年末と言えば第九です。

特に年末の曲という訳でもないのに、
日本では年末に演奏される機会が多いですよね。

背景をご存知の方も多いと思うので
今更過ぎて、この記事を書こうかどうか悩みましたが、
まぁ一応書いてみることにします。

以下Wikipediaより抜粋

『戦後まもない1940年代後半、
オーケストラの収入が少なく、楽団員が年末年始の生活に困る
状況を改善するため、合唱団も含めて演奏に参加するメンバーが多く、
しかも当時(クラシックの演奏の中では)「必ず(客が)入る曲目」であった
『第九』を日本交響楽団(現在のNHK交響楽団)が年末に演奏するようになり、
それが定例となったことが発端とされる。』

詳しくはWikipediaへ→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%B9%9D

要するに、年末に第九の演奏会が流行ったのは、
年越しのお金を稼ぐ手段だったのですね。


第九の合唱の歌は比較的簡単なので、誰でも?歌えます。
どこかの大学等の合唱団を呼んで歌って貰うと
その家族や知人がチケットを買ってくれるという、
売れる法則もあったようです。


1972年には、第4楽章「歓喜の歌」の前奏部分が欧州(EU)
の歌として公式に発表されています。

かの作曲家リヒャルト・ワーグナー氏はこの曲を始めて聞いた時、
「自分が作曲したかった!」と思ったとか。


なんと偉大な曲でしょうか。
ベートーベンの第九交響曲



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私は毎年、年末は第九のコンサートに幾つか行っています。

特に大晦日にあるベートーベンの全曲演奏会は、
恒例の楽しみになっています。

でも…今年はどうもベートーベンって言う気分ではなくて、
まだチケットを一枚も買っていません。

もう東京フィルのチケットは売り切れてしまったみたいだし、
大晦日のチケットもそろそろ危ないかも…

どうしましょう…


私の頭の中は『白鳥の湖』が鳴り響いています。

さっきまでデアゴスティーニの白鳥の湖のDVDを
5時間も見入っていました。連日この調子で酷いものです…。

これで第九のコンサートに行ってもねぇ…
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