精神バランスを崩しそうな人には、聞きにくい事をドンドン聞いて、言いにくい事をドンドン吐き出させるのが効果的のようです
と言っても直後ではなく数か月後でしたが、その施設の施設長と男性事務員さん迎えてくれました。
初日の晩に施設長さんが話してくれた事を思い出すと今でも涙が出ます。
その施設の男性事務員さんが、地域の消防団に入っておられたので、震災以来毎日捜索活動や死体運びをしておられたそうです。
毎日たくさんの死体を見る。そして運ぶ。今まででは考えられない毎日。受け入れがたい生活。
日に日に病んでいく事務員さんを見て、施設長さんはわざと「今日はどんな死体がいたのか」「何体死体がいたのか」イッパイ色々聞いたそうです。
すごく不謹慎なようにも思える質問。
亡くなった方の関係者さんからしたら、ホント不謹慎でしょう。
しかしこの事務員さんを救う為には必要な会話だったのです。
そっとしておいてあげた方が良いのでは?と思いがちですが、そっとしておく事はこういう時はダメらしいです。
そんな質問をするとまた思い出して、泣きながら嘔吐するそうですが、それでも自分1人でため込んではイケナイそうです。
自分の中にためていそうな事をドンドン聞いてあげて、ドンドン吐き出させる。
毎日毎日話を聞いてあげる。
その会話が完全に事務員さんを救ったようで、私が応援に行った時には全くおかしい様子など無い、健康な事務員さんでした。
質問者には、事務員さんと人間関係も勿論重要だと思いますし、否定したり途中で話を切ったりしない大らかさもきっと必要でしょう。
聞いても話しにくそうなら、まずは自分の話を先にしてあげるのもきっと良いでしょう。
包み込むタイプの人間じゃないなら、無理にマネはしない方が良いかもしれませんが、病んでる人に誰も近付かないような状態を放っておけない時、包み込む心の準備をして優しく大らかに少し会話をしてみるのも良いかもしれません。
福島への応援の少し後、いとこが鬱になって自殺しました。
今から思うと、何も出来ないけど会話ぐらいしに行ってみたら良かったな。
ダメで元々。
お金を貸してくれ、などの悩みには答えられませんが、心が傷ついたりスゴイ衝撃を受けたりして鬱になっているような、話を聞いて晴れていく可能性のある悩みなら、聞いてあげれば良かったな、と後悔しています。
ちなみに「問題夫と戦いながら、42才妻初めての体外受精をします!」というブログも書いています。
↓是非読んで下さい↓
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タグ: 障がい者 障害 精神 鬱 自殺
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