夏ももう終わりを迎えますが、夏だけでなく1年中を通して紫外線は存在します。
米国皮膚科学会の発表によると、老化の 約80%が紫外線(光老化)による影響
紫外線によるダメージは真皮にまで到達し、シミ・そばかすだけでなくハリや弾力まで奪いとってしまいます。肌の水分が急激に奪われることで、 乾燥、かさつき、くすみ、小じわやたるみ の原因に。さらに、体全体の免疫力を低下させるともいわれています。
紫外線知識の意外な落とし穴
・曇りの日には日焼けしない?
⇒ 曇りの日でも約80%の紫外線が通過します
・冬の間の紫外線は危険ではない?
⇒ 冬の紫外線は弱いが、雪による反射で2倍近くなります
・ビタミンD不足解消のため日光浴は長時間必要?
⇒ 両手の甲ぐらいの面積で15分、日陰で30分過ごすことで十分なビタミンDの量は補給できます
紫外線からお肌を守る表示
SPF
UVBの防止効果を表す数値
です。赤くなってひりひりする日焼け( サンバーン
)を起こすまでの時間を何倍に伸ばせるかの目安を表します。25分×SPF24=600分=10時間 たとえば25分で赤くなる普通肌の人がSPF24のUVケア化粧品を使う場合、塗らなかったときの約24倍の時間(約10時間程度)、肌が赤くなることを防ぐという目安になります。
PA
+の数でUVA防止効果を表したもの
です。UVA照射後、2〜24時間に生じる皮膚の即時黒化を指標したものです。+の数が多いほど、防止効果が高くなります。
日焼け止めを防ぐ効果的な量と塗り方
・目安量の半分を手のひらにとり、額、鼻、両頬、顎に分けて置き、むらなく塗りのばす。その後、残りの半分を同様に重ねづけする。
・シミがあらわれやすい 頬からこめかみ にかけて、SPF・PAが高いものを使ったり重ね塗りをする。
・塗り忘れしやすい耳の裏、首元、えりあし部分もしっかりとつける。
・日焼け止めを塗った後、 ファンデーションなどの粉体 を重ねると、さらに紫外線の防御力がアップします。
生活シーンに合わせた日焼け止めの選び方とは?
・日常生活(散歩・買い物など)・・・ SPF10〜20前後 PA+〜++
・屋外での軽いスポーツ、レジャーなど・・・ SPF20〜30前後 PA++〜+++
・海や山でのスポーツ、レジャー炎天下での活動・・・ SPF30前後〜50前後 PA+++〜++++
・海外リゾートなど紫外線の強力な場所、紫外線に過敏な人・・・ SPF50以上 PA++++
日焼け止めを選ぶときは、使用する場面(アウトドア、日常生活、紫外線の強さ、時間など)、SPFやPAの数値を目安に選びましょう。表示してあるSPFやPAの効果を発揮するため、少なくとも 2〜3時間おきに何度か塗り直す ことが大切です。
長くなりましたが、読んでいただいてありがとうございました
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