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日本の象徴と言えば、鳥居。
鳥居と言えば日本の象徴。
そう、仏教が伝来する前・・・
日本が外来の神(仏教含む)を大切にする前からあった神道の象徴。
...と、わたしは思っていたのですが、
なんとこの鳥居の原型と思われる建造物がインドにあるんです
□■□
インド中部にあるマディヤ・プラデーシュ州に、
サーンチーという町がありますが、
ここには、トーラナと呼ばれる「門」があります。
(上の画像を参照)
これは、インドにある仏教寺院や、
ヒンドゥー教寺院に見られる門なんですが、
これが鳥居の原型だという説があるんです。
このトーラナが、仏教徒いっしょに日本に伝来し、
そして鳥居になったんだとか。
この「門」の役目は、俗界と神の世界との分離。
ここから向こうは聖別された神域ですよ、という感じ。
このトーラナは、
昔のインドでは仏塔の四方に設置されていたらしいのですが、
その多くが、仏教の衰退とともに、なくなっていったということです
ふむふむ。結界を張って神域にするには、
四方を固める必要がありますよね。
それがインドでは仏教が流行らなくなって、
四方を固めていたトーラナも
なくなっていったと・・・
あれ?
ということは、鳥居の元祖は仏教由来?
トーラナの上木や横木には、
いろいろなモチーフの彫刻がほどこされているのですが、
それは仏教由来の彫刻なのだそうです。
つまり、トーラナは仏教系確定。
(一部、ヒンズー教寺院でも取り入れられた)
そして日本にもやってきた。
ところが日本では仏教ではなく、
なぜか神道で使われるようになった、と。
なんなんでしょう・・・
混じり気のない日本独自のものって、
皆無なんでしょうか・・・
なにを調べても、インド伝来や中国伝来となると、
悲しいですね。
さて、旅行するなら、さまざまなことを調べてから行く方が
同じ旅でも奥行きがでますよ。
実はわたしはインド旅行をした際、
サーンチーにも立ち寄ったのですが、
まさかあれが鳥居の原型だとは知りませんでした。
今、思うと、もっと勉強しておけばよかったなあ。
そう、世界は未知と面白さにあふれてる!
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