会見を開いてすぐの辞任。
辞任で物事が解決する話でもない。
そして、会見で、フジサンケイグループ代表である日枝久取締役相談役は全くタッチしていない、とこの事案に関してのみの話として説明して去る形。
現実的には複数のフジテレビの事案があることが判明しており、一つの事案のみに限らず徹底的にフジテレビの問題を明らかにし、特に第三者による委員会の結果を踏まえて辞めるのが筋ではないか?
この段階での辞任はまるで敵前逃亡。
評価できない。
Yahoo!より、
フジテレビ 港浩一社長ら辞任を発表、嘉納会長も 新社長は清水賢治専務「ちびまる子ちゃん」手掛けた
1/27(月) 15:48配信
スポニチアネックス
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ea93976db5c6beed0ff12e4f47f050dc0cac496
記事より、
元タレント中居正広氏(52)の女性トラブルを巡る一連の対応が批判され、経営の根幹が揺らぐフジテレビは27日、港浩一社長、嘉納修治会長の辞任を発表した。新社長は清水賢治専務となる。
清水氏はアニメプロデューサーとしても知られ「Dr.スランプ アラレちゃん」「ドラゴンボール」「ちびまる子ちゃん」など大ヒットアニメをプロデュース。TARAKOさんのお別れの会で弔辞を読んでいた。
この日開催された臨時取締役会で経営陣の進退について議論された。
株式会社フジ・メディア・ホールディングスの発表は以下の通り。
この度の当社子会社の株式会社フジテレビジョン(以下、「フジテレビ」)に関する一連の報道をめぐり、ステークホルダーの皆様にご迷惑・ご心配をおかけしていますことをお詫び申し上げます。
本日、当社に対し、嘉納修治代表取締役会長より本日付で代表取締役及び取締役を辞任する旨の申し出があり、港浩一取締役より本日付で取締役を辞任する旨の申し出がありました。また、本日、フジテレビに対し、嘉納修治代表取締役会長及び港浩一代表取締役社長よりそれぞれ本日付で代表取締役及び取締役を辞任する旨の申し出があり、フジテレビは、本日開催の臨時株主総会で当社の清水賢治専務取締役をフジテレビの取締役に選任し、その後の臨時取締役会で 2025年1 月28日付けでフジテレビの代表取締役社長に選定する決議をしました。
コメント
嘉納修治会長と港浩一社長の辞任は、フジテレビの経営問題に対する一つの区切りではありますが、解決には程遠い印象を受けます。特に、辞任直後に新体制を発表するというスピード感は、むしろ問題の深刻さを隠そうとする意図さえ感じさせます。
また、日枝久取締役相談役が事案に関与していないとされた点についても疑問が残ります。フジテレビを取り巻く一連の問題は、特定の事案だけでなく、組織全体の構造的な課題を反映している可能性が高いです。そのため、辞任だけでなく、第三者委員会の徹底的な調査を経た上で、透明性のある説明責任を果たすべきです。
今回の辞任が「敵前逃亡」と見られる理由は、この段階での辞任が問題の本質的な解決を先送りするだけでなく、フジテレビが抱える構造的な問題への真摯な対応が感じられない点にあります。辞任後もフジテレビの透明性と信頼回復に向けた取り組みが継続されることが必要です。
Comments (English)
The resignation of Chairman Shuji Kano and President Koichi Minato marks a turning point in Fuji TV's management crisis, but it falls far short of a genuine resolution. The immediate announcement of a new leadership structure appears more like an attempt to deflect attention from the gravity of the underlying issues.
Moreover, the claim that Director and Advisor Hisae Hieda was not involved in this matter raises questions. The problems surrounding Fuji TV likely stem from deeper, systemic organizational challenges, rather than being confined to isolated incidents. Therefore, beyond mere resignations, a thorough investigation by an independent third-party committee is essential to ensure transparency and accountability.
This resignation risks being perceived as a "tactical retreat," as it seems to avoid addressing the core issues at hand. The lack of a clear plan for structural reform or meaningful responses to these challenges undermines confidence in the organization's sincerity. Fuji TV must prioritize transparency and consistent efforts to rebuild trust, even after these resignations.
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