小学校に到着するとすでに校庭では遊具で遊んだり、バスケットボールをしたり、フリスビーをしたりと子供たちが遊んでいます。わが家の子供たちも"うんてい" ("monkey bars"と呼んでいます)や登り棒で遊んで集合時間を待ちました。
周りをみていると、こちらをちらちらを見ている子がいました。あ、そうそう、近くの公園で何度か見かけた子だ、友達になってくれるといいな、なんて思っているとすぐ8:45のベルがなりました。
長男は今日はフランス語の授業があったようです。英語もままならないのに・・・というのは置いといて、カナダらしい教育です。
"Je m'appelle..."というようなことからやったそうですが、肝心な隣席の子の名前はまた「忘れちゃった...」とのことです。まったく。。。それではモテないよ!です。
ご存知のようにカナダでは英語とフランス語の二つが公用語です。トロントではフランス語を日常的に話す人は少数ですが、ケベック州では人口の大多数を占め、カナダ全体でも人口の20%ほどがフランス語を日常的に使っているとのことです。
このようなお国柄から、TDSB (Toronto District School Board)の公立小学校には"Early French Immersion"と"Extended French Programs"という、自由選択で申し込めるフランス語に重点をおいたコースがあります。(もちろん我が家の子供は選択していません。)
TDSB (Toronto District School Board)によるフランス語重点コースの説明。近隣でこのコースを受けられる学校を探すことができる。( http://www.tdsb.on.ca/Elementary-School/School-Choices/French-Programs)
このうち"Junior Extended French"はGrade 4で始まるプログラムで、学校の授業の半分ほどをフランス語で受けることになります。フランス語・仏文学、社会、芸術の授業はフランス語で、英語・英文学、数学、科学の授業は英語で受けます。(脱線しますが、サイエンスはどうしても英語が共通語になっているのですね。) どこの学校でもこのプログラムがあるわけではないのですが、予め申し込んでおくとGrade 4から始めてGrade 12まで続けて受けられるよう近隣の学校が用意されています。
もう一つの"Early French Immersion"はSK (Senior kindergarten)から始まり、Grade 3の終わりまで授業は(一部の例外を除いて)ほぼ100%フランス語で行われるという徹底ぶりです。Grade 4から英語の授業が始まり、Grade 6からはフランス語と英語が半々になるという"Extended French"と逆のパターンです。このコースに行くと両親が英語しか喋らない家庭で、幼稚園の子供がフランス語の歌を歌い続けるという奇妙な現象が見られますLol.
英語と並んでフランス語も身につけさせたい、とお考えの方にはよいコースかもしれませんね。(我が家は英語を覚えさせるのにも悪戦苦闘中ですが・・・。)
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