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2020年03月20日
Self-isolation, Day 2; 人工呼吸器の増産、非高齢者でも重症化、Air Canada日本便運休
Internetだけが友達のようになっている幽閉生活ですが、今日も11時過ぎからのTrudeauさんの会見と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連ニュースをonlineで眺めていました。アメリカとの間の国境も、今夜24時に閉じられ、観光やショッピング目的の往来ができなくなるようです。他国籍者を入れないでアメリカ人だけ自由に行き来させているのでは、国境封鎖の意味が薄れるので、当然の決定だと思います。
印象的だったのが、人工呼吸器(ventilator)の不足に対する危機感です。肺炎が重症化した時には人工呼吸器を用いて呼吸状態を保たなければならないのですが、オンタリオ州の病院では人工呼吸器の90%が平時に使用されており、COVID-19患者が急増した場合、とても対応できないというのです。
同様のシミュレーションはイギリスでもされているようで、Boris Johnsonはまさに"war-time efforts"で人工呼吸器を増産するよう、生産会社に要請を出しているとのことでした。日本の状況は耳に入って来ませんが、おそらく民間製造業の強い日本のことですから、既に対応は始まっていると期待したいところです。
またオンタリオ州のCOVID-19の状況もupdateされていました。現在州内のCOVID-19総症例数は308、ただし現在検査中は5,485例となっており、今後数日でこの数字は指数関数的に増加すると危惧されます。イタリア(総死亡数が中国を超えるという、信じられない状況になっているようです)のような状況にならなければいいのですが・・・。
またオンタリオ州でCOVID-19による死亡2例目となってしまったのは、まだ51歳の男性で、3人の子供がいる方だったようです。中国のデータからは高齢者はhigh riskだけど、中年層までは死亡率は低くそれほど恐れる必要はない、との印象も持っていたのですが、認識を改める必要があるのかもしれません。New York Timesの記事(→ こちら )でも、アメリカCDCの集計によると、COVID-19による入院患者の40%が20歳〜54歳で、20%が20歳〜44歳、さらに集中治療が必要になる患者の12%が20歳〜44歳だと言うのです。若い人も決して侮れない感染症であることは明白なようです。
学校も休校になり、職場も閉鎖されるところが増える中、日本への帰国を考えておられる方もいるかと思います。
そのような中、Air Canadaは3月下旬から4月末までの日本便の運休を発表しました。Montreal-成田便は3月27日から、Toronto-羽田便は3月28日から運休になるようです。今後どうなるのか不透明で、計画が立てにくい状況だと思いますが・・・。
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