ナツノナカノです。
今日のパタ話(パタリロ!の傑作選なんて決められない話)なんですが、ここはどうしても 75巻の中の話をちょっとさせてください。
えーと、まず 75巻の中の 「ぼったくり大使館」。
パタリロをてんてこまいさせる、三河屋の少年が出てくるんですが。
お話自体も非常に傑作で、そうして更に出るんですよ。
一コマ。
パタリロの青年姿が。
普通の美青年ですよww
でも、性格なんて絶対変わらないだろうから、きっと大人になっても相変わらずなんでしょうけどね。
で、あとは 「パタリロ娘」ですね。
マリネラ王家親族会議において、パタリロにそろそろ嫁を…という話になり、同じ年頃の女の子に免疫のない殿下に女の子慣れをさせよう!という事になるのです。
そしてマリネラに呼ばれたのがロリコンヒューイットです。
アメリカCIAの凄腕エージェントでありながら、ロリコンをこじらせすでに変態の域に達してしまっているヒューイット。
10歳前後の女の子をマリネラに集め、パタリロ娘なるものを作りパタリロの女の子に対する免疫をつけようという陣頭指揮をとるのです。
そこへ現れたのが妖怪 「万年娘」。
そしてヒューイットはロリータ戦士、ヒューレンジャーとして戦うのですが…。
バンコランの美少年好きよりも、どうしてもヒューイットのロリコン道は、漫画の中でも冷たくあしらわれがちですね。
扱いがぞんざいというか。
ま、それも納得の変態っぷりなんですが。
ところでみなさん 「万年娘」 ってご存知ですか?
ヒューイットの回想に出てくるんですが、ロリータ道に仇敵あり。
「雪娘」「碓氷峠の撞木娘」「万年娘」の三悪なり、という尊師の言葉があるんですよ。
で、私その三人娘が気になって調べてみたんですが。
「万年娘」は“国立国会図書館デジタル版”でも見られる書物にも載っていました。
リンク貼っておきます→ http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/888291
私はまだちゃんと読んでいないんですが、中見出しに「悪鬼夜行く」と書いてあるので、なかなかにおどろおどろしいお話なのではないかと思うんですよ。
きっと若い男のエキスを吸って生きる女のような、そんなイメージなんですが。
そして 「碓氷峠の撞木娘(しゅもくむすめ)」。
碓氷峠は旅行に行くときにたびたび通るなじみ深い場所なんですが、そんな妖怪が出るイメージがなかったんですよね。
でもどうやら「江戸妖怪カルタ」にその存在は載っているらしいのです。
なんと古い。
歴史のある妖怪なんですね。
ちなみに撞木とはお寺などで鐘をたたくT字型の棒の事らしいです。
そして「碓氷峠の撞木娘」ちょっと検索したら画像が色々でてきました。
第一印象は「みうらじゅん!」(笑)
みうらじゅんさんの自画像のあの感じに似ている…。
みうらじゅんさんも非常に多才な方で尊敬しているんですよ。
で、 撞木娘ですがまさに撞木のかたちのお顔ですww
「雪娘」は色々伝承のある東北地方の民話に出てくるようです。
私はもともと民話とか妖怪とか好きなんで、これを機にもっと色々調べてみたくなりました。
どうですか、パタリロ!って色々な事を教えてくれますよね。
みなさんもぜひ読んでみてください!
あぁやっぱりパタリロ!って面白い。
次回は75巻と関わりのある「増刊 パタリロ!」についてお話したいと思います。
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