「昨日の試合中に痛めてしまいながら試合を続けていた。今日もちょっと痛みを感じていた。」と怪我について明かした錦織。
今大会ではハチマキを巻いて試合に臨んでいた錦織だったが、この日はハチマキをせず、さらにキャップも被らず、代わりに、左足には痛々しいテーピングを巻いてコートに登場していた。
試合中は怪我により思うように動けず、セッピのボールを返すのに精一杯。
結果的に5ゲームをプレーした時点でトレーナーを呼び、試合続行不可能の判断を下した。
「怪我を負った状態では、試合に勝つのは簡単な事じゃないし、ウィンブルドンへ向けて大きなリスクを負いたくはなかった。今は多くを語れない。痛みがどうなるかを見る必要があるから。」と、錦織は現在の状況を語っていたようである。
錦織は今大会1回戦で期待の若手、D・ティエム(オーストリア)に苦戦するもストレートで勝、2回戦では番狂わせを起こすことで知られているD・ブラウン(ドイツ)を撃破。準々決勝では、J・ヤノヴィッツ(ポーランド)との2時間半を超えるフルセット戦を制して4強入り。
しかし、錦織はこのヤノヴィッツ戦で足を痛めていた。
なんとかコートに登場した錦織だったが、29日から行われるウィンブルドンを見据え、途中棄権の判断を下した。
錦織がセッピに勝利していた場合、決勝では3連覇と大会8度目の優勝を狙う第1シードR・フェデラー(スイス)との対決だったが賢明な判断なのだろう。
もし怪我が良くないならコートに立つ事はないだろう、次の グランドスラム は8月31日からの全米オープンだから
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