アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2023年04月22日

44歳 説明









肉まんとおでんを買って、再び駐車場を抜けて病棟へ戻った。

駐車場のどこからか、キンモクセイの花の香りがする

昼間より、夜のほうが香りがハッキリとわかる。

車の往来がほとんどないせいかもしれない。


キンモクセイの花の香りのおかげで、私の心の中のいら立ちというか不安感が

ほんの少しだけ、和らいだかもしれない。

それから、ほんの少しだけでも、あの真っ白で殺風景な部屋から出て

たばこを吸えたこともあるんだと思う。


夜間出入口から病棟に入り、救急病棟へ急いで歩く。

病院も昼間の患者さん・お見舞いの人たちの姿がなく

シーンとしていて、不気味なくらいに静かだった。


エレベータで家族待合室のあるフロアまで上がる。

そこは、エレベータのチンという到着音しかまったく音がしていなくて

真っ白な天井・壁と合わさって余計に気持ち悪さを感じた。


家族待合室にもどり、急いで肉まんとおでんを食べて、空腹だったお腹を満たした。

それから、1時間30分…突然部屋のドアがノックされた。

「失礼します。大変遅くなりましたが、ご主人の手術の説明をします」と

医師がやってきた。

「・・・・当初6時間の手術予定でしたが、心臓弁・冠動脈血管

が当初の予想より良くない状況でしたので

形成手術を試み、形成はうまくいったのですが、

弁と血管をつなぐ、血管壁が脆くつなぎ合わせることができませんでした。

なので、ご主人の年齢を考慮して、人工心臓弁を使うことにしました。

バイパス手術は、左足 のうち太もも、ふくらはぎの太い静脈を取り使用しました。

もう間もなく、手術が終わり主治医から詳しくお話がありその後ICUへ案内があると思いますので

もうしばらくお待ちください、」


そう言って、部屋を出ていった。

その時、時間は0時を過ぎていた。

14時から始まった手術が10時間・・・

長く、つらい時間だったけど、手術の状況・夫の状況がわかり

一応は安心した。

だけど…人工弁?どっちの?







ファン
検索
<< 2023年04月 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
月別アーカイブ
プロフィール
doratamatama22さんの画像
doratamatama22
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: