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posted by fanblog
2018年08月15日
Readin', Rightin’,Route23/ ダービーパイ
ヒルビリーエレジー
トランプ氏を熱狂的に支持する「白人低所得者層」の実相が描かれてあるというので取り寄せて買ってみました。が、第三チャプターまで読んだところでそのまんま・・・。少なくとも一年以上の歳月が経っておりました。
夏は息子が帰省しましたが、お盆前には早々と東京に戻ってしまいました。
まだまだ危険な暑さの中、おいそれと外出するのも勇気がいります。
そんな、夫婦二人の静かすぎる自宅でのお盆休み期間中に、ふとこの読みかけの本が目に留まりました。
張り切って原書を買ってしまったので、解釈があやしいものです。でも読んでいる範囲で少し内容をご紹介しますね。
著者はJ.D.Vanceという男性です。イエール大学法科大学院を卒業し、シリコンバレーの有名な投資会社の社長さんですが、母方の祖父母はケンタッキー州のジャクソンという片田舎の出身だそうです。
ジャクソン周辺にはこれといった産業もなく、経済的に皆、困窮していました。それで当時、鉄鋼業や石炭で目覚ましい成長をみせいていたオハイオ州に出稼ぎ労働者として、多くの人々が移住していった。著者の祖父母もそうでした。
アメリカンドリームの機運に押されてがむしゃらに働いた彼ら出稼ぎ労働者たちは、経済的にはそれなりに「成功」しました。
少なくとも表面的には。
でも、精神的に彼らはとても不安定な環境だったようです。良くも悪くも同族意識の強い故郷の人たちからは「故郷を見捨てていきやがった!」と半ば裏切り者とのそしりを受け、新しい土地では「アパラチアの田舎者」と見下され・・・。
そんな中で著者の祖父はストレスでアルコール中毒者になり、祖母もそんな夫との生活に疲れて精神的に参っていきます。けれどそんな悩みをさらけ出し、同情してくれる篤い人間関係は「そこ」にはありません。
皆、弱みを見せるもんか、馬鹿にされてたまるか、と肩ひじ張って精一杯強がって生きていたのでしょうね。
・・・といったところまで読みました。
ほんの五分の一です。(苦笑)
これからどう展開していくのか? 電子辞書片手に読み進めていこうと思っています。
(ケンタッキーと言えば・・・コレですね。)
?ちなみに私が購入したのはこのバージョンです。
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Readin', Rightin’,Route23
ヒルビリーエレジーの著書が祖母の日記から見つけたのが、この曲でした。
歌詞の一部がしるされていたようです。
その昔、まだ高速道路が整備されていなかったころ、祖父母の故郷、ケンタッキー州ジャクソンからオハイオ州への「出稼ぎ道路」が「ルート23」だったそうなのです。
彼らにとってこの道は、まさにアメリカンドリームに続く「希望の道」だったに違いありません。
でも歌の歌詞は皮肉にもこうなっています。
彼らはそれが、本当はみじめな人生に続く古い道路でしかないことを知らなかった。(管理人訳)
著者のMamow(おばあちゃん、の意味。ジャクソンの方言でしょうか?)も、移住当初は「新世界」に希望を抱いていたはずです。
でも現実は厳しかった!!
この歌を歌うのは、カントリー歌手として二度のグラミー賞を獲得した ドワイト・ヨーカムです。
彼もケンタッキー州の出身者です。
出稼ぎ労働者の心情をまさに代弁してくれる曲なんだろうと思います。
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ダービーパイ
この記事にちなんで「ではケンタッキー州の有名なスイーツを?」と探しましたが・・・見当たりませんでした。少なくともAmazonやお取り寄せで買えるようなお菓子がないっ!!?
以前、カルビーのポテトチップスがケンタッキー・フライド・チキンとコラボした製品があったそうですが、これも期間限定で今は販売されていません。(泣)
ただ、ケンタッキー州では全米三大競馬の一つが五月に開催されるそうで、その時に地元の人たちが作って食べるというパイがあるということを小耳に挟んだ次第です。
その名もダービーパイ!!!
ピーカンナッツなどのナッツやチョコレートチップ、香りづけにケンタッキー州特産のバーボンを入れた、それはそれは甘〜〜〜〜いパイなんだそうです。
ただでさえ甘いアメリカのお菓子。試食したいような怖いような・・・。
最後までお付き合いくださってありがとうございました!
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