2011年10月31日
ニュートン 2011/12号 ニュートリノは本当に’超光速’なのか?
Newton (ニュートン) 2011年 12月号 [雑誌] 新品価格 |
先月の衝撃的な発表から1ヶ月、ようやく出版社が動きました……が、ガッカリな内容でした orz
特集の「光速c」は光速度の復習にはちょうど良いテキストなのですが、表紙にある「緊急検証」がまったくの力不足。今回の実験結果を説明するアイデアがもっと掲載されているものと思いましたが、膜宇宙(高次元の近道)くらいしか載っていません。
なにしろ問題が大きすぎるというか、観測結果が正しければ相対論にテコ入れが入るかもしれないわけで、やはり迂闊な事はできないのかな、と。
超新星1987aの観測では16万光年の距離を飛来する光とニュートリノを同時に観測したので、光速度=ニュートリノ速度という事になったのですが、今回の観測のようにニュートリノが光より0.0025%速ければ、1987aでは光による観測の4年も前にニュートリノが観測されたはず、らしい。
特集の「光速c」は光速度の復習にはちょうど良いテキストなのですが、表紙にある「緊急検証」がまったくの力不足。今回の実験結果を説明するアイデアがもっと掲載されているものと思いましたが、膜宇宙(高次元の近道)くらいしか載っていません。
なにしろ問題が大きすぎるというか、観測結果が正しければ相対論にテコ入れが入るかもしれないわけで、やはり迂闊な事はできないのかな、と。
超新星1987aの観測では16万光年の距離を飛来する光とニュートリノを同時に観測したので、光速度=ニュートリノ速度という事になったのですが、今回の観測のようにニュートリノが光より0.0025%速ければ、1987aでは光による観測の4年も前にニュートリノが観測されたはず、らしい。
検証ではないのですが、統一理論に向けた3人の物理学者へのインタビューが興味深かったです。重力を量子化した量子重力理論では光速度不変の原理も成り立たないかもしれないとか、「ホジャバ・リフシッツ重力理論」のようなまったく耳慣れない理論とか、こっちにもっとページ数を割けばよかったのに、と残念でならない。
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