防犯カメラ|家庭用防犯カメラに必要な基本的仕様と選ぶ際の着眼点(リニュアル)

戸建て住宅にお住まいの方、特に一人住まいの女性の方は、留守時に空き巣に狙われたり、押し売りや押し込み強盗に狙われるリスクが大きいと言われます。 

これらの犯罪の抑止力に効果が大きいのが防犯カメラの存在です。 

しかし、防犯カメラの設置と言われてもどうしていいのか、戸惑われる方が多いのではないでしょうか? 

家庭用防犯カメラの最大の目的は、抑止力にあります。従って、警察や商店などで求められる高度な機能は必要ではなく、ほどほどの機能が備わり、手軽に設置、交換できるもの適切と考えます。

このような観点に立ち、ご紹介します。

?T.防犯カメラは、戸建て家庭の必需品

戸建て住宅では、留守時ばかりでなく、平時でも強圧営業や押し込み強盗の被害が絶えません。

特に、一人住まいの高齢の女性宅での被害が大半を占めています。

〇侵入窃盗事件は、戸建てが41%と圧倒的に多い。

侵入窃盗事件は、現在全国で1日に100件発生しており、戸建てが41%と圧倒的に多く、次いで一般事務所、3階未満の集合住宅の順に被害が多い。

1.防犯カメラは犯罪の抑止力に効果大

空き巣やいたずら、強圧営業や押し込み強盗などに対し、防犯カメラは大きな抑止力になります。

防犯カメラを設置しただけで、犯罪者には、この家は、リスク管理が徹底され、犯行を自制します。

このように、防犯カメラは、ただ設置するだけで犯罪から身を守る大きな防犯対策になります。

2.防犯カメラは、留守時の家の管理にも貢献

防犯カメラは、犯行の 抑止力効果ばかりでなく、何か異変があった時に確かめるのに役立ちます。

また、数日間家を留守にする際は、スマホで家の状態が分るので外出時の安心に繋がっています。

また、留守時に宅急便が自宅を訪れたり、誰かが訪れたことも把握できるので、対応が臨機応変にできます。

さらに、最近では、 留守時のペット監視や遠隔地の老親の無事確認等多様な利用のされ方がなされています。

?U.戸建て家庭の防犯カメラの選び方

このように、防犯カメラは、家庭の安全に大きく寄与するとともに、日常生活を快適にする上でなくてならないものになってきています。

しかし、防犯カメラは、 通信とカメラ技術の進歩によって、高機能でも手頃な価格で入手できるようになり、巷に溢れています。その中から、自宅にあった防犯カメラを選ぶのは容易なことではありません。

家庭用防犯カメラの選び方の留意点・ポイント

防犯カメラの価格は安くなったとは言え、自宅に合った性能や形、取り付け方法、あるいは、操作のしやすさ、製品の寿命やメンテのしやすさ等を勘案して、できるだけ後悔しない選び方をしたいものですね。

1)防犯カメラを選ぶ際の留意点

?@抑止力第一から過度の高機能・高性能は不要!

防犯カメラを選ぶ際に留意すべきことは、防犯カメラは、あくまでも「抑止力効果」が最大の狙いであると言うことです。

このため、過度の機能や性能は不要で、最低限のもので十分と言うことです。

?Aカメラ寿命や新製品登場、故障発生を想定し低価格品で対応

次に、防犯カメラの製品寿命は、長くて5〜6年とみて置くべきで、時には、故障等が発生したりします。

また、低価格で機能が付加された新製品も次々と生まれているため、時には交換も検討する必要が生じてくる場合もあります。

?B自分で取り付け可能な製品を選ぶ

カメラ寿命が5〜6年であることや新製品への交換、故障対応などを考えると、自分で取り付けや交換ができる製品を選ぶことをおすすめします。

2)防犯カメラを選ぶ際の留意点

防犯カメラを選ぶ際には、以下のことに留意しましょう。 なお、詳細は、「 家庭用防犯カメラ(屋外用)の選び方|必要な要件、枠組み 」をご覧下さい! 

防犯カメラは、外部からの浸入経路に向けて設置することが必要です!

このため、防犯カメラは、基本的には「防滴」であることが必要です。

ただし、屋外に雨露を凌げる軒先などに設置可能ならばペット型IPカメラの方が便利です。

◎カメラの台数

カメラの台数は、 外部から浸入経路に向けて洩れなくカメラを設置することが重要です。

従って、 追加で購入すると割高になりがちですので、故障の時のことも考えて4台付きのものが望ましいと思います。

◎カメラの機能

以下の機能、性能を満たせば十分です。 

・動体検知、暗視機能付きで画素は「 200万画素」があれば十分 

・雨ざらしの場所は、「 防滴機能」が必須 

・遠隔地監視ができ非常時通知設定がしやすい「 スマホ対応」機種 

・携帯電話などへの通知方法などが「 設定しやすい」ほうが便利です。

◎録画機能

留守期間の長さ永さを勘案してレコーダーの容量を検討する必要があります。 

・4台のカメラで2週間分位録画できる容量⇒「1 TB」位 

※ネットワークカメラは録画量が少なくて済む)

◎有線接続

ワイアレスも便利ですが、Wi−Fiとの不具合で留守中に使えなくなる恐れがあります。 

従って、基本は有線が望ましいと考えます。

但し、有線の場合、室内へのケーブルの取り込みに煩わしさがあります。 

私は、エアコンの取り込み口や窓のサッシに隙間を見つけ取り込んでますが、LAN線だと平たくて取込みがやり易くなります。 そういうことが無理であればワイアレスを選択してください。

◎説明書きが日本語で相談窓口のある販売店

一番ややこしいのは、レコーダー等の設定方法になりますので、説明書きが日本語で理解しやすいものであるかを予めよく確認する必要があります。 不十分ですと後で苦労します。

また、防犯カメラ取り扱いの専門店でないとフォロー(問い合わせ)が十分でない恐れがありますので、相談窓口が購入先にあるかメール等でよくご確認ください。

◎価格

防犯カメラの機能などは日進月歩で向上、上市されています。 

また、防犯カメラの寿命は5~6年と言われています。

私も、カメラやレコーダーのトラブルや故障で一部買い替えるなどの対応をしてきました。 

要するに、防犯カメラは、消耗品であり、数年経てば取り換えが必要になることを前提に防犯カメラを選ぶことが望ましいと思います。 

従って、高機能で高価格のカメラを選ぶより、設置方法が用意で取り換えが簡単にできるカメラを選ぶ方が後々のメンテがやり易くなります。

?V.最後に

防犯カメラは、留守時の防犯対策上はもとより、日常生活を快適にする上で戸建て家庭には必需品となっています。

防犯カメラは、抑止力効果が最大の狙いであり、カメラの製品寿命やメンテを考えると過度な機能や性能よりも外部から浸入経路に向けて洩れなくカメラを設置することが重要です。

防犯カメラは、「スマホで遠隔対応可能」で、「録画機能付き」の防犯カメラにすることが必要で、 カメラの画素数は200万画素があれば十分です。

また、安定性の面からワイアレスよりも有線が望ましいと考えています。

また「録画用容量」は、留守にする期間を考慮して考えましょう。

また、「説明書き」が「日本語」であること、 購入店が防犯カメラ取り扱い専門店であること、少なくとも問い合わせ窓口があることをご確認ください。

また、スマホや携帯電話などへの通知方法などが設定しやすいほうが便利です。

詳細は、「 自分でできる「長期間留守時の防犯対策」 をご覧ください!

ーーーーーーーーーー 完 ーーーーーーーーーーー

今や、防犯カメラは家庭の安心快適生活の必需品!

防犯カメラは、抑止力効果が大きく、留守時の自宅監視ができるなど、留守時の防犯対策上はもとより、日常生活を快適にする上で戸建て家庭には必需品となっています。 防犯カメラは、抑止力が最大の狙いであり、カメラの製品寿命やメンテを考えると過度な機能や性能よりも外部から浸入経路に向けて洩れなくカメラを設置することが重要です。

家庭用防犯カメラに必要な要件と着眼点

[家庭用防犯カメラに求める役割と着眼点]

判定: ?必須要件 ○あった方がいい △▲はなくてもよい程度
役割・機能
項目
カメラを選ぶ際の「選択ポイント」
判定
抑止力を高める
威圧感の強い「箱型」が望ましい
台数
「死角がない台数」。基本は4台?
撃退力を強める
威嚇
センサーフラッシュライトは不要か?
威嚇
「音拾い」「音出し」はあれば良い
管理力を高める
リアル
「スマホ連携」ができる
接続 方法
「ケーブル接続」が安心
「ワイヤレス」は不安定フリーズ有
操作性
「簡単設定」及び「簡単操作」が可能
証拠力確保
録画
カメラ4台で10日間録画可能「1TB」位
「4画面」〜「8画面」
画素数は「130万~200万」位で良い 水平視野は「70度~100度」位で良い
「暗闇」、「逆光」でも鮮明画像必要
「動体検知」は必須
ー上表の補足説明ー
抑止力を高める 抑止力を高めるには、カメラは「箱型」がよく、設置数も死角が生じないよう、基本的に「4台」位は必要。
撃退力を強める カメラが犯人を捉えるとフラッシュや音声で威嚇できればいいが、なくてもよい。
管理力を高める 外出先でも、スマホで状況が把握でき、異常があればスマホに連絡が入る機能は管理上必須。また、接続の安定性確保のために有線接続が望ましい(ワイヤレスはフリーズ等のリスクがあり、留守中に起きれば大問題。また、設定操作が簡単な方がいい。
証拠力確保 映像は、暗闇、逆光でも識別できる解像度であればいい。また、異常事態をスムーズに検証するために動体検知は必須。

◎家庭用防犯カメラのおすすめ7選

なお、いずれもカメラ4台でレコーダーとコード付きです。
下記防犯カメラ関連記事もご覧いただければ幸いです。

2022年12月31日

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