気のせいか、年々TVなどで取り上げられることが少なくなってきたような・・・。
カナダでは、11月11日は、Remembrance Day.
第一次大戦の停戦協定が発効されたのが、
1918年11月11日11時だったことを受け、
この時刻には、カナダの学校で黙祷をした。
数日前から、
図書館やお店、学校などで、募金箱を見かける。
募金をするともらえる赤いポピーの花。
みんな胸につけている。
(ポピーはRemembrance Dayの象徴で、
ヨーロッパの激戦地となったフランダースで、
荒れ野原には、赤いポピーだけが一面に咲いたそう)
朝、学校に行くと、高学年がハチマキをしている。
ハチマキの真ん中に日の丸のようなものが???
見間違い?
ポピーかな?
この日は、Remembrance Dayの集会があり、
高学年によるプレゼンテーションがあった。
群読劇が始まり、
ハチマキ部隊が出てきた。
やっぱり日の丸??
SADAKO
Hiroshima
Origami Crane
Atomic bomb
どうやら、
原爆の子の像のモデルとなった佐々木禎子さんの物語を紹介している。
最後は、「平和を願う思いを忘れない。」と、しめくくられていた。
これまで
韓国や中国、マーシャル諸島などを旅する中で、
戦争の話になると、
「日本が加害者」という意識を、お互いがもっていると感じていた。
が、ここカナダでは
「被爆国として平和を訴える日本」として
捉えられていたのだ。
驚いた。
(もちろん、人それぞれ見解の違いはあるでしょうが。。。)
それぞれの国が受けた痛みは違う。
でも、今、共通して言えることは
平和の大切さと
それをみんなで守っていくこと。
学校に貼られたポスターの言葉
「Lest we forget.」
みんな忘れない。戦争で亡くなった人たちのことを。
私たち、日本人も
過去を振り返り、今、そして未来について考えることを
おざなりにしてはいけない。
遠いカナダの地で、
禎子さんの話が語られるのをお手本に。
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