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2022年01月30日
関西広域連 R02-060
妊娠検査薬に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日を過ぎて概ね4週目以降に検査することが推奨されている。
b 経口避妊薬などのホルモン剤を使用している人では、妊娠していなくても検査結果が陽性となることがある。
c 検体としては、尿中hCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)が検出されやすい起床直後の尿が向いているが、尿が濃すぎると、かえって正確な結果が得られないこともある。
d 尿中hCGの検出反応は、hCGと特異的に反応する抗体や酵素を用いた反応であるため、検査薬は使用直前まで冷蔵庫内に保管するように説明して販売する。
〜解答・解説〜
a 誤 概ね「1週目以降」に検査をすることが推奨されている。
b 正
c 正
d 誤 温度の影響を受けるため、冷蔵庫内の保管は推奨されない。
a 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日を過ぎて概ね4週目以降に検査することが推奨されている。
b 経口避妊薬などのホルモン剤を使用している人では、妊娠していなくても検査結果が陽性となることがある。
c 検体としては、尿中hCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)が検出されやすい起床直後の尿が向いているが、尿が濃すぎると、かえって正確な結果が得られないこともある。
d 尿中hCGの検出反応は、hCGと特異的に反応する抗体や酵素を用いた反応であるため、検査薬は使用直前まで冷蔵庫内に保管するように説明して販売する。
〜解答・解説〜
a 誤 概ね「1週目以降」に検査をすることが推奨されている。
b 正
c 正
d 誤 温度の影響を受けるため、冷蔵庫内の保管は推奨されない。
タグ: 妊娠検査薬
関西広域連 R02-058
殺虫剤及び忌避剤に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 殺虫剤・忌避剤は衛生害虫の防除を目的とするもので、人体に対する作用が緩和な製品については医薬部外品として製造販売されている。
b ハエの幼虫(ウジ)の防除の目的に、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤の使用は有効である。
c アタマジラミの防除にはメトキサジアゾンが配合されたシャンプーやてんか粉が用いられる。
d 有機塩素系殺虫成分(DDT等)は、かつて広く使用されたが、残留性や体内蓄積性の問題から、現在ではオルトジクロロベンゼンが使用されているのみである。
〜解答・解説〜
a 正
b 正
c 誤 アタマジラミの防除には「フェノトリン」が配合されたシャンプーが用いられる。
d 正
a 殺虫剤・忌避剤は衛生害虫の防除を目的とするもので、人体に対する作用が緩和な製品については医薬部外品として製造販売されている。
b ハエの幼虫(ウジ)の防除の目的に、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤の使用は有効である。
c アタマジラミの防除にはメトキサジアゾンが配合されたシャンプーやてんか粉が用いられる。
d 有機塩素系殺虫成分(DDT等)は、かつて広く使用されたが、残留性や体内蓄積性の問題から、現在ではオルトジクロロベンゼンが使用されているのみである。
〜解答・解説〜
a 正
b 正
c 誤 アタマジラミの防除には「フェノトリン」が配合されたシャンプーが用いられる。
d 正
関西広域連 R02-059
一般用検査薬に関する記述について、誤っているものを一つ選べ。
1 検査に用いる検体は、採取に際して侵襲のないことが原則であるが、自己血糖測定においては、必要量が微量であるため、穿刺血が検体として認められている。
2 悪性腫瘍に関わる検査項目については、現在一般用検査薬の対象とされていない。
3 販売時には薬剤師や登録販売者により検査薬の使い方や保管上の注意についてわかり易く説明することが求められる。
4 検体中の対象物質の濃度が低い場合には検出反応が起こらずに陰性の結果が出ることがある。
〜解答・解説〜
a 誤 穿刺血は検体として認められていない。
b 正
c 正
d 正
1 検査に用いる検体は、採取に際して侵襲のないことが原則であるが、自己血糖測定においては、必要量が微量であるため、穿刺血が検体として認められている。
2 悪性腫瘍に関わる検査項目については、現在一般用検査薬の対象とされていない。
3 販売時には薬剤師や登録販売者により検査薬の使い方や保管上の注意についてわかり易く説明することが求められる。
4 検体中の対象物質の濃度が低い場合には検出反応が起こらずに陰性の結果が出ることがある。
〜解答・解説〜
a 誤 穿刺血は検体として認められていない。
b 正
c 正
d 正
タグ: 一般用検査薬
関西広域連 R02-056
生薬及び漢方処方製剤の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 加味逍遙散又は黄連解毒湯の長期服用で、まれに副作用として腸間膜静脈硬化症が起こることが知られている。
b かぜ薬の葛根湯、麻黄湯、小青竜湯には、構成生薬としてマオウが含まれており、その副作用によって心臓病、高血圧や甲状腺機能障害の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがある。
c カンゾウは多くの漢方処方製剤に配合されており、また甘味料として一般食品等にも広く用いられるため、摂取されるグリチルリチン酸の総量が継続して多くならないよう注意が必要である。
d 小柴胡湯は、インターフェロン製剤で治療を受けている人では、間質性肺炎の副作用が現れるおそれが高まるため、使用を避ける必要がある。
〜解答・解説〜
a 正
b 正
c 正
d 正
a 加味逍遙散又は黄連解毒湯の長期服用で、まれに副作用として腸間膜静脈硬化症が起こることが知られている。
b かぜ薬の葛根湯、麻黄湯、小青竜湯には、構成生薬としてマオウが含まれており、その副作用によって心臓病、高血圧や甲状腺機能障害の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがある。
c カンゾウは多くの漢方処方製剤に配合されており、また甘味料として一般食品等にも広く用いられるため、摂取されるグリチルリチン酸の総量が継続して多くならないよう注意が必要である。
d 小柴胡湯は、インターフェロン製剤で治療を受けている人では、間質性肺炎の副作用が現れるおそれが高まるため、使用を避ける必要がある。
〜解答・解説〜
a 正
b 正
c 正
d 正
関西広域連 R02-057
次の記述に該当する殺菌消毒成分の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
皮膚刺激性が強いため、通常人体の消毒には用いられず、器具や設備等の殺菌・消毒に用いられる成分で、一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示す。金属腐食性がある。酸性の洗剤と反応して有毒な塩素ガスを発生する。
a サラシ粉
b クレゾール石鹸液
c 次亜塩素酸ナトリウム
d クロルヘキシジングルコン酸塩
〜解答・解説〜
a 正
b 誤 ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示さない。
c 正
d 誤 ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示さない。
皮膚刺激性が強いため、通常人体の消毒には用いられず、器具や設備等の殺菌・消毒に用いられる成分で、一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示す。金属腐食性がある。酸性の洗剤と反応して有毒な塩素ガスを発生する。
a サラシ粉
b クレゾール石鹸液
c 次亜塩素酸ナトリウム
d クロルヘキシジングルコン酸塩
〜解答・解説〜
a 正
b 誤 ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示さない。
c 正
d 誤 ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示さない。
タグ: 殺菌消毒成分
関西広域連 R02-055
漢方処方製剤に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a すべての漢方処方製剤は、作用が穏やかで、長期間(1ヶ月位)継続して服用しないと効果が得られない。
b 漢方処方製剤を利用する場合、「証」の概念を良く理解し、漢方処方製剤が使用される人の体質と症状を十分に踏まえ、処方が選択されることが重要となる。
c すべての漢方処方製剤は、処方に基づく生薬混合物の浸出液を濃縮して調製された乾燥エキス製剤を散剤等に加工して市販されている。
d 漢方薬は、現代中国で利用されている中医学に基づく薬剤と同じものである。
〜解答・解説〜
a 誤 短期間の服用で効果が発現するものもある。
b 正
c 誤 丸剤やカプセル剤などに加工されているものも市販されている。
d 誤 中医学に基づく薬剤とは大きく異なる。
a すべての漢方処方製剤は、作用が穏やかで、長期間(1ヶ月位)継続して服用しないと効果が得られない。
b 漢方処方製剤を利用する場合、「証」の概念を良く理解し、漢方処方製剤が使用される人の体質と症状を十分に踏まえ、処方が選択されることが重要となる。
c すべての漢方処方製剤は、処方に基づく生薬混合物の浸出液を濃縮して調製された乾燥エキス製剤を散剤等に加工して市販されている。
d 漢方薬は、現代中国で利用されている中医学に基づく薬剤と同じものである。
〜解答・解説〜
a 誤 短期間の服用で効果が発現するものもある。
b 正
c 誤 丸剤やカプセル剤などに加工されているものも市販されている。
d 誤 中医学に基づく薬剤とは大きく異なる。
タグ: 漢方処方製剤
関西広域連 R02-054
ビタミンB2に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを一つ選べ。
( a )に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。ビタミンB2主薬製剤は、( b )などが主薬として配合された製剤で、口角炎や口内炎の症状の緩和に有効である。ビタミンB2の摂取により、尿が( c )色になることがある。
〜解答・解説〜
a 脂質の代謝
b リボフラビン酪酸エステル
c 黄
( a )に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。ビタミンB2主薬製剤は、( b )などが主薬として配合された製剤で、口角炎や口内炎の症状の緩和に有効である。ビタミンB2の摂取により、尿が( c )色になることがある。
〜解答・解説〜
a 脂質の代謝
b リボフラビン酪酸エステル
c 黄
タグ: ビタミンB2
関西広域連 R02-053
滋養強壮保健薬に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 滋養強壮保健薬は、体調の不調を生じやすい状態や体質の改善、特定の栄養素の不足による症状の改善などを目的として用いられる。
b 筋肉痛や関節痛の改善を促す作用を期待し、コンドロイチン硫酸ナトリウムとビタミンB1が配合されている保健薬が販売されている。
c ロクジョウが配合された滋養強壮保健薬は、ロクジョウの含有量により医薬部外品である場合もある。
d 脂溶性ビタミンが配合された滋養強壮保健薬を摂取する場合は、過剰摂取とならないように注意する。
〜解答・解説〜
a 正
b 正
c 誤 医薬品のみ認められている。
d 正
a 滋養強壮保健薬は、体調の不調を生じやすい状態や体質の改善、特定の栄養素の不足による症状の改善などを目的として用いられる。
b 筋肉痛や関節痛の改善を促す作用を期待し、コンドロイチン硫酸ナトリウムとビタミンB1が配合されている保健薬が販売されている。
c ロクジョウが配合された滋養強壮保健薬は、ロクジョウの含有量により医薬部外品である場合もある。
d 脂溶性ビタミンが配合された滋養強壮保健薬を摂取する場合は、過剰摂取とならないように注意する。
〜解答・解説〜
a 正
b 正
c 誤 医薬品のみ認められている。
d 正
タグ: 滋養強壮保健薬
関西広域連 R02-052
a〜dは登録販売者と禁煙補助剤(咀嚼剤)の購入者との会話である。購入者からの相談に対する登録販売者の適切な説明の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 【購入者】コーヒーを飲んだ後に使用してもよいですか。【登録販売者】口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーを飲んだ後しばらくは使用を避けてください。
b 【購入者】菓子のガムと同じように噛んで使用してもよいですか。【登録販売者】唾液が十分に分泌されるように、連続的にしっかり噛んで使用してください。
c 【購入者】うつ病で通院しているのですが、使用してもよいですか。【登録販売者】症状を悪化させることがあるため、使用は避けてください。
d 【購入者】早期に禁煙を達成したいので、1度に2個以上使用してもよいですか。【登録販売者】大量に使用しても禁煙達成が早まるものではありません。かえってニコチン過剰摂取による副作用のおそれがありますので、1度に2個以上の使用は避けてください。
〜解答・解説〜
a 正
b 誤 菓子のガムと同じように噛むのではなく、「ゆっくりと断続的に噛む」とされている。
c 正
d 正
a 【購入者】コーヒーを飲んだ後に使用してもよいですか。【登録販売者】口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーを飲んだ後しばらくは使用を避けてください。
b 【購入者】菓子のガムと同じように噛んで使用してもよいですか。【登録販売者】唾液が十分に分泌されるように、連続的にしっかり噛んで使用してください。
c 【購入者】うつ病で通院しているのですが、使用してもよいですか。【登録販売者】症状を悪化させることがあるため、使用は避けてください。
d 【購入者】早期に禁煙を達成したいので、1度に2個以上使用してもよいですか。【登録販売者】大量に使用しても禁煙達成が早まるものではありません。かえってニコチン過剰摂取による副作用のおそれがありますので、1度に2個以上の使用は避けてください。
〜解答・解説〜
a 正
b 誤 菓子のガムと同じように噛むのではなく、「ゆっくりと断続的に噛む」とされている。
c 正
d 正
タグ: 禁煙補助剤
関西広域連 R02-051
口内炎及び歯痛・歯槽膿漏に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 口内炎は、疱疹ウイルスの口腔内感染や医薬品の副作用が原因となって生じる場合がある。
b 漢方処方製剤である茵?蒿湯は、口内炎治療に用いられる場合がある。
c 歯槽膿漏は、歯肉炎が重症化して、炎症が歯周組織全体に広がったものである。
d 歯痛薬は、歯の齲蝕による歯痛を応急的に鎮めることを目的とする一般用医薬品であり、齲蝕自体を修復する作用はない。
〜解答・解説〜
a 正
b 正
c 正
d 正
a 口内炎は、疱疹ウイルスの口腔内感染や医薬品の副作用が原因となって生じる場合がある。
b 漢方処方製剤である茵?蒿湯は、口内炎治療に用いられる場合がある。
c 歯槽膿漏は、歯肉炎が重症化して、炎症が歯周組織全体に広がったものである。
d 歯痛薬は、歯の齲蝕による歯痛を応急的に鎮めることを目的とする一般用医薬品であり、齲蝕自体を修復する作用はない。
〜解答・解説〜
a 正
b 正
c 正
d 正