ご存知だと思います。乳幼児にハチミツがダメということを。
なぜ、ハチミツが乳幼児にはダメなのかというと
ハチミツにはボツリヌス菌の芽胞が混入している可能性が高いから。
ママさんやパパさんのように成人の場合
少量の芽胞が消化管に入り込んだとしても
腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)がてきているため
たとえ発芽しても増殖が抑えられるので毒素が作られない。
が、しかし!!
1歳未満の乳幼児は腸内細菌叢が十分にできていないため
芽胞が発芽&増殖して毒素の産生が起こってしまう。
なので、乳幼児に特有なボツリヌス症を発症してしまう。
【 ボツリヌス菌】
ボツリヌス菌が作り出す毒素はA型〜G型での
7つに分類されます。
人間に対して毒性を示すのがA、B、E、Fの4種類です。
日本ではこの中のE型による事故が多い。
ちなみに、欧米ではA型、F型が多いです。
この菌なのですが毒素そのものは熱に弱いため
100℃の熱湯で1〜2分の過熱で不活化するのですが
芽胞はそうはいかない。
芽胞は熱に強いため完全に破壊するためには100℃の熱湯で
6分以上の加熱が必要になります。
ボツリヌス菌の毒素、ボツリヌストキシンのLD50は
「 0.0003mg/kg」と猛毒レベル。
なのですが、ボツリヌス菌の毒素は
アセチルコリンの放出を抑制して筋肉を弛緩させる作用があるので
脳卒中後の機能回復に利用されたり目尻のシワ、小ジワの除去
目をパッチリ見せたり、小顔に見せたりするのにも利用されています。
最後に、1歳未満の乳幼児にハチミツを与えないようにして下さい!
ボツリヌス症を発症したら赤ちゃんが可哀想なので。
† 地球の末路!? †
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