合コンやデートなど、はじめて会った人から 「好きな映画は?」 という質問をされることはありませんか?
これはお互いの好みや性格の一端でもわかればと、軽い気持ちでついつい使ってしまう質問ですよね。
「お休みの日はなにをして過ごしていますか?」と同類の、会話をつなぐときの 何気ない質問としてもよく使われます。
「私、あまり映画見ないんです…」と言ってしまっては元も子もありません。
映画鑑賞を趣味とする二人が、今、どの映画が一番面白いかを議論するわけではないので、ここは軽く 日常会話の入口として、ある程度の準備をしておきたいもの。
突然の質問にも、さらっと、しかも それなりの好印象を残して会話を続けたいですよね。
今回は、そんな「好きな映画は?」についてお話ししたいと思います。
■いきなりの「映画タイトル」は禁句!
これが就活の面接質問なら、「好きな映画=映画タイトルあるいはジャンル」といったように、ブレない答え方が望まれます。
しかし、 自己紹介的な会話ではいきなりの映画タイトルは避けた方がいいでしょう。
たとえば、たまたま記憶に残っていた映画で「ボヘミアン・ラプソディー」と答えたとしましょう。
まさにピンポイントの答えです。
この答えを聞いた質問者はその映画を観ていたとして、受ける印象は「洋楽好き」「クイーンが好き?」「ポピュラーな映画を好む?」などなど、さっそくイメージを膨らませます。
でも、そんな会話を期待しているのでしょうか?
■映画タイトルを言うと、作品評価だけの会話?
(引用:facebook.com/BohemianRhapsodySong 『ボヘミアン・ラプソデイ』)
映画タイトルを聞いた質問者は、きっと次の質問をしてきます。
「へ〜、どんなところが好きですか?」
ここでは、好きな点、俳優のこと、音楽のこと、監督のことなどいろいろ情報交換ができて一旦は会話が繋がるように見えます。
ただ、映画コメント会に終わってしまい、相手の好みや趣味など性格的なことを知るにはちょっと遠回りになる可能性があります。
また、話を広げるにはちょっと無理があります。
(ちなみに、もし質問者が観たことのない映画を答えた場合、話はほぼ盛り上がりません。当然ですよね、自分が観たことがない映画を好きだと言われてもピンときません。)
■会話をはずませるには、好きな映画を「イメージ」で
(引用::facebook.com/MckennaGraceful/ 『ゴースト・バスターズ2020』)
さて、 初めて知り合いになった人、また 自己紹介的なケースで投げられた「好きな映画は?」に対して、もっとも会話を膨らませる答え方は次の通りです。
「私の好きな映画は、とにかく楽しい映画が好きです!」
「好きな映画は、アクションでドキドキしながら見るのが好きなんです!」
先の例だと、頭の中に『ボヘミアン・ラプソディー』や『キャッツ』、後ろの例だと「ミッション・インポッシブル」(冒頭画像)や『ゴースト・バスターズ』があったとしても、それをあえて言わずに「イメージ」で答えるのです。
?「洋画アクション」ランキング順
■イメージで「好きな映画」を答える理由
イメージで好きな映画を答えることが良い理由のひとつは、自分の 「好きな傾向」をストレートにアピールできることです。
「とにかく楽しい映画」と答える人に、おとなしくジッとしている方が好きという人はあまりいません。
また、 「アクションなどハラハラ感が好き」と答えることで好奇心の強さをPRしていることになります。
イメージで答えると良い二つ目の理由は、尋ねた人が想像する映画がいくつも広がり、共通で話せる映画を見つけやすくなるということです。
?「邦画コメディ」ランキング順
■会話を弾ませる、こんな質問とやりとり
映画のイメージだと、次のように会話が弾んでいきやすくなります。
たとえば、次のような質問ややりとりが考えられます。
A「楽しい映画といえば、いろいろありますよね。
私が観た映画では〇〇が最高でしたよ!」
B『私は〇〇は観ていませんが、そんなに楽しかったのですか?
私のおすすめの楽しい映画は、△△ですね!』
A「△△は楽しいと聞いていましたが、まだ観られてないです。
どんな点が楽しいですか?」
B『△△は俳優が最高ですね!
〇〇は興味がありますね、どこが面白いですか?』
このように、唯一の映画で会話のネタや共通点を探すのではなく、 広い範囲で映画談義を楽しくできるのです。
もちろんこの会話の行き先には、二人とも観ていない「楽しそうな映画の続編」があって 今度一緒に、となればしめたものですよね。
まとめ〜「好きな映画は?」は、出会いと会話のきっかけ〜
「好きな映画は?」ほど、新しく出会う人の会話のきっかけになるものはありません。
「映画はあまり観ないのですよ〜。」で終わってしまう前に、もう一言!
「最近見た映画で、なにか面白い映画ありますか?」と 逆質問すれば、映画好きの人には待ってましたの質問です。
お仕着せをせず、フランクに楽しめる映画を紹介し合える、そんな会話になればいいですよね!
映画webマガジン「洋画のレタス炒め」
動画配信サイト「U-NEXT」
【このカテゴリーの最新記事】