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2019年09月24日
ヴァネッサ・レッドグレイプの名演に、セリーヌ・ディオンの主題曲。人生の『アンコール!』
原題は「Song for Marion」。
「コーラスなんか!」と、いつもウソぶく頑固おやじが、余命の少なくなった妻「Marion」のために重い腰を上げて歌う感動の物語です。
キッカケを作ったのは、合唱団を担当する女性教師エリザベス (ジェマ・アータートン) 。
どうしようもない頑固おやじ役アーサーに、テレンス・スタンプ。その妻マリオン役にヴァネッサ・レッドグレイプ。
中でも、ベテラン女優・俳優の渋い演技の光る映画で、エンディングでは思わず「アンコール!!と叫んでしまいそうです…。
参考:ジェマ・アータートン主演 『ボヴァリー夫人とパン屋』
参考:ヴァネッサ・レッドグレイプ出演 『ローズの秘密の頁(ページ)』
頑張る合唱団「年金ズ」の構成員は?
「アンコール」は、もちろん演奏者や歌い手に、終了後、舞台への再登壇を促す言葉です。
確かに、最後に舞台に上がる頑固おやじに向け、もう一度舞台で歌ってほしい気持ちが溢れるのも事実。
しかし、もしかするともっと別のアンコール、つまり年齢がいくら高くなっても、「人生、今始まったばかりだ!」と訴えているようにさえ思わせます。
実はこの合唱団、名前が「年金ズ」というだけあって、構成員はおじいちゃん、おばあちゃんばかり。
主人公のアーサーは、なんと72歳だったのです。
得意曲は「Let's Talk About Sex」!
(引用:
https://www.facebook.com/SongForMarion/ )
◇合唱団を小バカにするアーサー
歌が好きで歌を愛し、コンクール出場を目指して友達たちとの練習に励むマリオン。
しかし、練習中に彼女はがんの再発がわかってしまいます。
マリオンの不自由な身を心配するエリザベスは、アーサーに頼み、マリオンの楽譜を持つお手伝いを依頼。
愛妻家のアーサーは快く引き受けるのですが、この時はじめて練習会場へ足を運ぶことになります。
もともと、歌なんか!と思っているアーサー。
まして、「Salt-N-Pepa」の「Let's Talk About Sex」(セックスの話をしよう!)なんて、年甲斐のない歌を歌う合唱団を小バカにします。
◇マリオンに捧げる、みんなの歌!
体調がすぐれないながら、大会予選通過をめざしなんとか頑張るマリオン。
彼女の担当のソロ曲は、シンディ・ローパーの『トゥルー・カラーズ』。
しかし、この曲がマリオンの最後の歌となりました。
失意に沈むアーサー、合唱団の仲間たち、そして息子のジェームズや孫たち。
しかし、マリオンが果たせなかった大会出場への夢を、みんなで力を合わせて実現しようと決心、これが「Song for Marion」となっていきます。
頑固一徹だったアーサーも、この頃から次第に心がほどけていくことに。
◇明るく健気な女性教師にあった悩み…
一方、教師のエリザベスはアーサーがマリオンを引率して練習に来ていた頃、歌嫌いとうそぶくアーサーが、楽曲に合わせて口ずさんでいたのを知っていました。
アーサーがついに合唱団に入る決心をしたのは、エリザベスの純粋で一生懸命な気持ち。
エリザベスが自分の失恋の悩みをアーサーに打ち明けたことから、二人の気持ちは一気に近づきます。
そしてある日、彼こそ自分たち合唱団のダークホースだと、アーサーを紹介するのでした。
「今、始まったばかりだよ!」の意味は?
紆余曲折を経ながら、練習を繰り返しなんとか本番に臨んだアーサーと合唱団員たち。
テコでも動かなかった偏屈オヤジの歌は、映画のエンディングをお楽しみに!
さて、映画の主題曲は、歌姫セリーヌ・ディオンの「Unfinished Songs」(終わらない歌たち)。
映画の本編終了後に、テロップとともに流れます。
映画の余韻で、観衆はなかなか帰れません。
その歌詞の一部を紹介しましょう!
まさに、この映画が伝えたかったメッセージだったのではないでしょうか…。
kazemichiの感想とまとめ
一節、一節の歌詞がすべてを物語ってくれます。
So you're thinking it's ending (もう終わりだと思っているのね))
But it's only just begun (でも本当は始まったばかり)
Your whole life is there right (ほら目の前に)
Right in front of you (あなた人生がある)
Life's a story that is all twisted and turned (人生は曲がり道がいっぱいの物語)
All that matters is the lessons we learn (大切なのはそこから学ぶこと)
'Cause we're all unfinished songs (私たちはみんな未完成の歌だから)
Waiting for the best part to come along (最高の時はまだこれから)
頑固は結局、損だ! ★★★★★
テレンス・スタンプの頑固役はさすが! ★★★★★
ジェマ・アータートンが健気! ★★★★★
セリーヌ・ディオンの主題歌 ★★★★★
「年金ズ」に入りたい! ★☆☆☆☆
2019年05月09日
映画『ボヴァリー夫人とパン屋』あらすじ。見どころは爽やかな官能と洒脱感!
ジェマ・アータートンが官能的なイギリス夫人で登場。
ギュスターヴ・フローベール原作「ボヴァリー夫人」のストーリーを逆手に取り、コミカルかつ抒情的に仕上がった、なかなか面白い映画です。
本好きのパン屋が、読んだ本のストーリーを現実に被せて妄想化させ、あげくの果てにとんでもない結末が待っているというユニークな構成です。
あらすじ・背景
マルタン(ファブリス・ルキーニ)は、緑豊かなフランス・ノルマンディ地方でパン屋を営む中年男性。
その近所にジュマ・ボヴァリー(ジェマ・アータートン)と夫が夫婦で引っ越してきます。
マルタンが今読んでいる本「ボヴァリー夫人」と同じ名前だったことと、色気のある美人だったので一瞬で気になる存在に。
彼女は自分のパン屋を贔屓にしてくれ、以降、お店でちょくちょく会うことになります。
しかし、その後夫人に起こったことは、マルタンにしてくればちょっと放っておけない事ばかりでした…。
あらすじ・ここが見どころ
(引用:facebook公式
https://www.facebook.com/gemmabovery.lefilm/ )
◇パン屋に来てくれ喜ぶマルタン
近所とはいえ、いつもはボヴァリー夫人を遠目に見るだけだったマルタン。
ある日、夫ともにマルタンの店に来てくれます。
自慢のパン作りの蘊蓄を夫人に語るマルタン。彼女は話をじっと聞いたあと、マルタンのすすめるパンを一切れそっと口に。
このシーンは、本当にパンの香しい匂いが漂ってきそうでゾクッとします。
◇パン粉をこねながら膨らむ妄想
馴染みになった夫人と、マルタンはパン作りのコツを教えるまでになります。
パン粉のこね方を夫人に教えるマルタンを見ていると、彼の心臓の鼓動が聞こえてきそう。
次第に官能的な想像が彼の中でふくらんでいきます。
そこには、愛読書の「ボヴァリー夫人」をなぞる彼だけの勝手な妄想がありました。
◇夫人と若い青年の不倫現場を発見!
しかしある時、マルタンは意外な状況を目にすることに。
長らく留守であった近所のお屋敷に、一人の学生が勉強部屋に使うために戻ってきたのです。
マルタンはその青年と夫人が密会している現場を発見。
夫もしばらく帰って来ないのも気がかり。余計なこととはいえ、マルタンは不倫をする二人に干渉し出したのです。
クライマックスからエンディングへ
一方で、夫人には彼女の家にやってくる元カレがいました。夫人は相手にしないのですが、しつこく迫る元カレ。
ある時、元カレが夫人の家を訪問すると玄関先にマルタンの作ったパンがおいてありました。
元カレは、それを夫人に渡し彼女がパンを食べた直後、とんでもない殺人?事件が起こったのです。
感想とおススメ度
最後のエンディングはミステリーで、謎解きとして楽しんで下さい。
ヒントは「男と女がもみあっている!」。
「もみ合う姿」は、見ようによっては掴み合いのケンカ?しかし、見ようによっては愛し合っている?
いろいろ見どころのあるおススメ映画です!