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2009年03月06日

CK・MBのコントロールの値が・・・

化学のコントロール血清に使用しているのは、QAPだ。 QAPのCK・MBだけ、突然まったく違った値になった。 QAP?TX   75→120QAP?UX  250→390もちろん、QAPのロットが変わったわけではない。 変わったのは、CK・MBの阻害剤だ。 阻害剤だけで、こんなにも値が変わったのははじめてだ。 まあ、QAP自体、ヒトベースで作られているわけでもなく、いろいろ混じっているわけだが・・・。 患者検体を確認したが、問題はなかった。
posted by ちばしげ at 10:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 化学

2009年03月03日

蛋白分画電気泳動像の展開長が短い原因

20090303200550.jpg
画像の上は、昨日の泳動像で、下と比べると、違いは明らか。 この頃、検査室内が乾燥しているために、湿度異常のエラーが頻発していた。 そこでガーゼを湿らせて強制的に湿度調整をしたのだが、短い泳動像になってしまってよくない。 メーカーに相談したところ、塗布待ち時間補正計数を、0.8に変えてみてとのこと。(変更前は、1.3) 結果は、いい感じになった。
posted by ちばしげ at 20:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 化学

2009年02月14日

生化学検査の注意点

生化学検査 T-Bil、D-Bil、GOT(AST)、GPT(ALT)、LDH、ALP、GGT、Ch-E、CK、T-cho、TG、HDL-C、BUN、Cre、UA、Na、K、Cl、Ca、IP、Fe、TP,、Glu、蛋白分画、AMY、 NH3、Ccr(24h、2h)、ICG、血糖日内変動(GTTも含む)、CRP、尿中(BUN、Cre、UA、Na、K、Cl) ・ 生化学検査は分離剤入り採血管に5〜7ml採血し、速やかに転倒混和して下さい。ただし、採血の困難な患者さんに関しては溶血の恐れがありますので、3ml程度でも検査可能ですので、無理をしないで下さい。 ・ 血糖検査はNaF入り採血管に2ml採血してください。 ・ 血糖日内変動検査の場合は、採血後、冷蔵庫に保存して下さい。 ・ 採取した検体はできるだけ速やかに検査室へ提出して下さい。長期保存や、保存方法により検査結果に変動をきたします。 ・ アンモニア検査は、血液一般用採血管に採取し、速やかに検査室に提出して下さい。(採血後10分以内ならデータは保証できます。) ・ 採血前に、必ず、アンモニア検査がある旨を検査科まで連絡下さい。 ・ Ccr検査がある場合は身長、体重、尿量を必ず記入して下さい。外来患者さんの尿量は検査科で測定します。 ・ ICG検査は、前検体の採血後、体重に合わせて薬量(ICG)を注入してください。注入後正確に15分後に、反対側の腕から後検体を採血してください。後検体は遮光をして下さい。また、採血管には前・後を明記してください。 血糖検査について   血清中のグルコース値は全血のまま室温に放置すると赤血球の解糖作用により減少します。このため血糖値の測定には一般的に抗凝固剤NaFを用います。当検査科で検討した結果、採血後30分以内なら血清と血漿(NaF入り採血管使用)の値はほぼ一致しており、また、血清検体での測定値の低下が約5%であった。このことから、当院では外来及び、勤務時間内の入院患者さんの採血は、NaF入り採血管の使用を止めています。入院患者早朝採血検体に関しては採血から遠心までの時間が定まらないため、血漿(NaF入り採血管)の提出もお願いしています。 凝固促進剤入り採血管について  生化学検体で、。 凝固促進剤入りプラスチック採血管の場合は、5〜6回転倒混和をし、血液の凝固を促すようお願いします。なお、ガラス採血管でも、転倒混和を行うことにより、血液中の凝固因子が活性化され、凝固し易くなります。 検査に影響するもの @食事により影響がある検査項目   高値となる検査(乳び血清)    血糖、中性脂肪   低値となる検査    遊離脂肪酸、IP  @溶血により影響がある検査項目   高値となる検査    LDH(200倍)、K(23倍)、GOT(80倍)、GPT(15倍)、CK @24時間Ccr ・ 朝の一定時刻に完全排尿させてこれは捨て、以後の尿を翌朝の同時時刻まで蓄尿します。 ・ 尿量を測定し、よく混和後一部をハルンカップに取り、提出してください。 ・ 採血は昼食前(この時期が1日のクレアチニン値の平均を示す)に行うのが最適ですが、クレアチニンの日内変動は少ないので早朝空腹時採血でも良いです。 ・ 身長、体重、尿量の記載を忘れずにお願いします。 ・・・ 医療情報ランキング
posted by ちばしげ at 09:16 | Comment(2) | TrackBack(0) | 化学

2009年01月31日

高用量のペニシリンGが投与された場合の血清アルブミン測定値

試薬メーカーよりのお知らせによると 感染性心内膜炎、敗血症、化膿性髄膜炎等の治療で、高用量のペニシリンGが投与された場合には、血清アルブミン測定値が実際の値よりも低値となることがあるのでご注意ください。この間さっそく、そのような事例に遭遇。 TPが 7.1に対して、アルブミンは 1.7と極端に低い。 なわけで、依頼はなかったが、蛋白分画をやってみることに。 結果は、写真のような 慢性炎症型の泳動像
010.jpg
γ分画38.8%により、アルブミン低値となったことで納得。
posted by ちばしげ at 09:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 化学

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