こんにちは!
見ていただき有難う御座います。
今回も前回に引き続き三種の神器の一つである草薙剣についてご紹介いたします!
少しでも興味を持って、訪れていただけたら嬉しいです!
草薙剣って何?
草薙剣はアニメやゲームなどで登場することが多いので聞いたことがあるという方も多いのでは?
そんな草薙剣はとても謎に包まれた宝物なんです!
草薙剣は日本神話の中でスサノオノミコトが出雲の国でヤマタノオロチという大蛇を退治した際に尻尾から出てきたといわれています。
のちにスサノオノミコトが天照大神に出てきた剣を献上したところ。。。「これは私が昔地上に落としたものだ」とおっしゃったそうです。
このお話は平家物語の中に書かれています!
草薙剣の前のなまえは。。。
そんな草薙剣がそう呼ばれるようになったのは、日本神話の中で語られています。
アメノムラクモノツルギと呼ばれた剣を第12代景行天皇の御代である、熱田神宮のヤマトヒメノミコトが東征へ行くヤマトタケルノミコトに託したといわれています。
剣を託されたヤマトタケルノミコトが東征の途中で山火事に遭遇してしまい、剣で草を薙ぎ払って進軍していったことから草薙剣と呼ばれるようになりました!
ヤマトタケルノミコトが亡くなった後、草薙剣は奥様であるミヤズヒメが譲り受けて、大切に祀るためにお社を建てました。
この時に作られたお社が今の熱田神宮です。
草薙剣盗難事件!?
天智天皇の御代に、新羅から来た僧の道行が草薙の剣の本物をなんと熱田神宮から盗みだしてしまいます。
しかし、草薙の剣はひとりでに飛んでいって自ら熱田神宮に戻ってきたことで盗難は失敗しました。
これで諦めずまた盗みだそうとして、二度目は海を渡って行こうと港から出港するも船が難破してしまい漂着したと言われています。
何度も失敗して怖くなった道行が盗む事を諦めて、草薙剣を海に投げてしまおうとするも、今度は逆に道行の身から神剣は離れなかったのだそうです。
このお話は伝承としてしっかりと残っているそうです!
ちなみに道行が熱田神宮から草薙の剣を盗み出そうと、通った門は今でも熱田神宮に開かずの門として残っています。是非行かれた際は見てみてください!
この盗難事件の後、ちゃんと帰ってきた草薙の剣を天武天皇は宮中に安置します。
ですが、安置した場所が熱田神宮ではなく『宮中』だったため神剣の祟りが天武天皇を襲ってしまい、なんと崩御されてしまいました。
海に沈む剣
実は草薙剣を紛失してしまった事があるんです。
それが、壇ノ浦の戦いでの紛失です。
平清盛が率いる平家が一門から皇后を輩出したことで、平清盛は孫に安徳天皇を持つまでの地位になりました。しかしそんな平清盛の死後、平家は東国からの源氏の勢力によって京の都から追い出されてしまいます。
この時、平家は「私たちが天皇を守護する正式な一族だ!」という事を証明するために、天皇とその正当性を証明する三種の神器を京から持ち出していきます。
そこからあの有名な壇之浦の戦いに発展していきます。
平家は海上での戦いである壇ノ浦の戦いの際に、追い詰められて二位之尼が8歳の天皇と共に草薙の剣を抱いて海に飛び込んでしまいます。
この時他の神器も海に投げられたとされています。
その後八咫鏡と八尺瓊勾玉は源氏側に見つけられました。ですが、草薙剣だけはいくら探しても見つかりませんでした。
その紛失で、草薙の剣はヤマタノオロチから生まれたものだから、そのヤマタノオロチが住んでいる海の底の国に帰って行ったのではないか。
なんていう伝説が出来上がりました。
なので、今宮中には草薙の剣のレプリカがあるのですが、それは順徳天皇の時代に伊勢神宮から送られた剣を草薙の剣として安置されているそうです。
またも狙われる草薙剣
一度盗難被害にあっている草薙剣ですが、南北朝時代には偽造されたり、宮中から盗難されたり。。。
この時代、二人の天皇を奉る勢力が互いに『こちらが正当な天皇だ!』と正当性を主張していました。この時三種の神器はというと北朝側にあったのです。
そのため、三種の神器を受け継いでいない南朝の方は正当な天皇であるという証明ができませんでした。
ですが、本来は後醍醐天皇側の南朝の方が正当な皇統であると主張する南朝は、正当性を示すために三種の神器を偽造してしまったのです。
さらに、南朝が衰退した後に『後南朝』という勢力が宮中に納められていた三種の神器の内の草薙剣と八尺瓊勾玉を奪うという大事件が起きます。
草薙剣は奪われてからすぐに清水寺で発見された事で、すぐに帰ってくるのですが勾玉の方は15年もの間後南朝の勢力が奪ったままでした。
こんな事件もあったので、草薙剣には偽物があるという噂が出回りました。
さらにその後安置されていた熱田神宮でまさかの火災に遭います。
建物は焼けてしまったのにもかかわらず、草薙の剣を入れた木箱は無事に残っていたとされます。
草薙剣がある熱田神宮
そんな草薙剣が安置されている熱田神宮についてご紹介します!
是非行って見てください!
〒456-8585 愛知県名古屋市熱田区神宮1丁目1−1
東京駅から新幹線で名古屋駅まで約1時間40分。
名古屋駅からJR東海道本線で熱田駅まで約8分。
熱田駅から徒歩で熱田神宮まで約10分。
この方法の所要時間は約2時間です。
羽田空港から中部国際空港まで約1時間10分。
中部国際空港から名鉄常滑・空港線で神宮前駅まで約30分。
神宮前駅から徒歩で熱田神宮まで約3分。
この方法の所要時間は約2時間です。
新宿駅から高速バスで名古屋駅まで約5時間35分。
名古屋駅からJR東海道本線で熱田駅まで約8分。
熱田駅から徒歩で熱田神宮まで約10分。
この方法の所要時間は約6時間です。
大阪駅からJR東海道・山陽本線で新大阪駅まで約5分。
新大阪駅から新幹線で名古屋駅まで約1時間。
名古屋駅からJR東海道本線で熱田駅まで約8分。
熱田駅から徒歩で熱田神宮まで約10分。
この方法の所要時間は約1時間35分です。
大阪駅からJR東海道・山陽本線で米原駅まで約1時間23分。
米原駅からJR東海道本線で大垣駅まで約35分。
大垣駅からJR東海道本線で名古屋駅まで約38分。
名古屋駅からJR東海道本線で熱田駅まで約8分。
熱田駅から徒歩で熱田神宮まで約10分。
この方法の所要時間は約3時間30分です。
大阪駅から高速バスで名古屋駅まで約3時間20分。
名古屋駅からJR東海道本線で熱田駅まで約8分。
熱田駅から徒歩で熱田神宮まで約10分。
この方法の所要時間は約3時間40分です。
いかがでしたか?
次回は三種の神器最終章となります!
是非また読んでいただけたら嬉しいです!
お気軽に感想などいただけたら嬉しいです。