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インサイダー取引疑惑

フランスの銀行に、7600億円という巨額の損失を与えたというトレーダーが拘束されたというニュースが流れた。(2008.1.27 ) このニュースには、2つの大きな問題がある。 1.何故、7600億円という巨額になるまで、銀行は不正な取引を見逃したか   ⇒銀行の内部統制は機能しなかったのか 2.何故、不正が発見されて、当局へ報告されるまでに5日以上も要したのか。   ⇒その間、インサイダー取引に該当するような行為はなかったか。 報道によると、
 仏捜査当局は26日、仏銀2位のソシエテ・ジェネラルの元トレーダーで巨額不正取引の罪で告訴されていたジェローム・ケルビエル氏(31)を拘束、取り調べを始めた。また、パリ郊外の高級住宅地にある同氏宅と銀行なども25日、家宅捜索した。同氏は同行に49億ユーロ(約7660億円)の巨額損失を与えたとして解雇された。
さらに、 英金融サービス機構(FSA)と仏金融監督当局は、同行が不正取引を知ってから発表まで5日以上もかかっておい、その間にインサイダー取引が行われた可能性があるとみて調査を始めたとのことである。 今後の調査の動向が注目される。
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