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こんにちは。 ゆうです。 ADHDと診断を受け、「健常者との違い」「出来ないこと」などを痛感。 元々、便利なモノやコトなどが好きだったので、ADHDの人に是非お伝えしたいライフハック術をご紹介させていただければ幸いです!
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2016年02月25日

【ADHD】親や周りの大人に理解されない子供達【発達障害】

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発達障害 ADHDのある方は 周りの人に理解されず 苦しんでいる人が多いんじゃないでしょうか?
僕もそうでした。

僕自身の話を通して、 発達障害を理解されず苦しかったこと 発達障害を理解されて救われたことを書いてみようと思います。


僕は子供の頃から落ち着きがなく、物忘れがひどく、時間も守れない典型的なADHD児童だったのですが、発達障害だと確定診断を受けたのは25過ぎてからでした。

それまでも、ずっと悩んでいたので色々と病院にかかり、ナルコレプシーだと言われ治療を受けていた時期も一時はありました。

家族から理解されない苦しみ

僕が何よりも辛かったのは、 家族からの理解が得られなかったことでした。

小学校の頃は友達と喧嘩することも多く、いつも父に叱られていました。

小学校高学年になる頃には、「学校もいきたくないようだし、行っても問題ばかり起こしているようなお前は息子とは思っていないから、中学校卒業したら家を出て行けよ。 育て方を失敗した。」と言われていました。

これは子供ながらに本当にこたえました。

「あー、僕って失敗作なんだな」と。

恐らく父の中でも、「どうして当たり前のコトをできるようにしてやれないのか」という思いもあったのでしょうが。


ADHDは味方がいることで救われる


母はいつも僕の味方をしてくれました。

喧嘩して、僕が乱暴してしまった時も「どうして喧嘩しちゃったの?」と必ず聞いてくれ、「あの子が僕の頭が悪いっていうんだ。テストの点を勝手に見て」と言えば、「そうなんだ?それは怒っても仕方ないね。でも、乱暴はダメよ。
もっと悪いよ。
だから、次からは口で文句を言いなさい、先生に言いつけたっていい。」と言ってくれていたのを覚えています。

僕の場合は母が味方になってくれ、父には理解してもらえませんでした。

その母が「この子は 一生懸命やってるのに出来ないだけなんです。きっとうまくやるやり方があるので、お金は私が働きにでるから、高校と大学は行かせてください」と父に頼み込んでくれました。

高校でも遅刻が多く、提出物も忘れがちでした。部屋だって散らかっていて
父は「何も考えていない。就職したくないから高校へ行っているだけだ。自分勝手だ。部屋の片付けひとつしない。家のことなんてどうでもいいと思っている」と言っていました。

とっても可愛くない息子だったんでしょうね。。。

発達障害は誤診されてしまうこともある

そのころ、初めて病院へ行きます。

子供の頃から病院へ言ってみたいという気持ちはありました。

朝が本当に苦手で、目覚ましがなってても止めることすらなかったですから。

父は「 病気のわけないだろ。 起きれない病気なんてない。自分が 怠けているだけで、みんなそういう中頑張っているんだ。」と言って、病院へは行かせてくれなかったので、自分でアルバイトをして使えるお金が出来たことで病院へ行きました。

睡眠障害のナルコレプシーだと診断され、しばらくはナルコレプシーとして治療をしていました。

その後、大学へ進み、 朝の辛さや、 物忘れの多さ 部屋を片付けられない 使ったものをしまえない ストーブを消し忘れてしまう 家の鍵を閉め忘れてしまう、、、等々

やはり、改善の見られない状態でした。

父は変わらず「 やる気が無い」「 頑張りが足りない」「 自分さえ良ければそれでいい」「 何度言えば分かる?」と言っていました。

もう家にも居たくないと思っていました。

父は顔を合わせるたびにため息をついていましたから。

母は学校だけは出なさいとパートをして高校をださせてくれました。

「父は僕には一銭も出さない」と中学を出てからは一切援助をしてくれていなかったのですが、大学の学費も「お母さんがなんとかするから安心しなさい」と母は言ってくれました。

その母は僕が大学1年の時に事故で亡くなりました。

今まで母だけが味方でした。

それからは、僕は奨学金を借りて大学に継続して通うこととなり、父は「母の遺言だから大学卒業までは家に置いてやる」と言ってくれました。

しかし、大学を僕は3年生いっぱいで 中退することになります。

1単位たりずに、 留年してしまい4年生になれず、奨学金を更に1年分借りることも難しかったのです。

単位が足りない理由は1限の授業の 出席日数が足りなかったからでした。

近くの友達の家に一限がある前日は止めてもらったりと、自分なりに努力はしたつもりでしたが、1科目どうしても出席日数語りませんでした。

自分が本当に嫌になりました。

頑張りが足りないと思いました。
やる気が無いんだと思いました。
何度言っても分からない、クズなんだと思いました。

父は「お母さんの気持を踏みにじった」「お前なんて俺達の息子じゃないからな」と言いました。

自分が発達障害ADHDだと知る


それから、大学を中退した後は仕事をして、変わらず自分の困ったところは沢山ありましたが、 発達障害 ADHDと確定診断がでたときは涙が出ました。

「嬉しい」でも「悲しい」でもないですが、お医者様の「今まで沢山苦労されてたんでしょうね」の言葉に、ほっとしました。

分かってもらえる人もいるのだと。

自分が発達障害だと分かったうえで、治療を始める

それから、僕は徐々に自分の症状と向き合い、対策を練っていきました。

何が得意で何が苦手なのかをお医者さんと一緒に考えました。

失敗した時は「なぜ失敗したのか」を考え、「次はこうしよう」と考えるようになりました。

状況はとても良くなりました。

仕事でも信頼してくれる人も出来ました。

発達障害のある人間は周りから理解されずに苦しんでいる


僕は自分が発達障害だと分かってから、「自分のコトを理解してくれる味方がいることってのは発達障害者にとってはすごく大事なこと」なのだなと思いました。

自分を擁護したいわけではありませんが、きっと世の中の発達障害を抱える方の多くは「なぜだか、どうしても上手くできない」ともがいているんではないでしょうか?

多くの人から「頑張りが足りない」「自分勝手」「やる気が無い」と言われ、傷ついているのではないでしょうか?

つい、先日久しぶりに父と会った際に1冊の本を渡しました。

マンガでわかる大人のADHDコントロールガイド
-


という本です。

ADHDに関する本は色々とよみましたが、これは主治医から、わかりやすいから読んでみたら?
と進められたものです。

各章に漫画が2ページ程度あり、ADHDの特徴について書かれています。

漫画の後に活字で詳しい解説が載っていますが、漫画を読むだけでもADHDとはどういうものなのかが分かるので、とっつきやすいです。

周りの人たちも発達障害を知ることで、助け方を知り、その人からのストレスも軽減できる


コレを読んだ父から「もう少し手助けしてやれたらよかったな」と電話をもらいました。

きっと、父も僕のコトを思って厳しいことも言っていくれていたのだと分かっています。

ただ、もっと早く自分の障害に気づいて、僕の得意なことや不得意なことを伝えられていたら、「 育て方を間違えた」と父が自分を責めることもなかったと思います。

の記事を読んでくれている発達障害の方へ

きっと、あなたの頑張りを 分かってくれる人がいるはずです。

あなたは 得意なこと 苦手なことが少し 極端なだけです。

時々失敗してしまうかもしれません。

でも、順を追って少しずつ練習していけばきっと大丈夫です。

ただ、時には頑張りすぎずに周りに助けを求めてもいいのかもしれません。

「こういうことが苦手なんです。ごめんなさい。」と怖がらずに伝えてもいいのかもしれません。

分かってもらえないこともあるかもしれませんが、きっと分かってくれる人も同じようにいるはずなんです。

の記事を読んでくれた身の回りに発達障害を抱える人がいる方へ

どうぞ、あんまり責めずに、優しく手助けしてあげてください。

僕たちは、どうしても 上手く出来ないこと、 苦手なことがあります。

でも、それは全く 悪気 怠惰などからくるものではなく、きっとあなたのまわりにいるその人も 一生懸命 頑張っているのではないでしょうか?

迷惑をかけてしまうコトもあるかもしれません。

腹が立ってしまうかもしれません。

でも、どうかきっとその人もあなたに喜んで欲しくて一生懸命挑戦をしていることを知ってください。

発達障害を持っていると人一倍「 人に迷惑をかけたくない」「 人を喜ばせたい」と思うようになります。

もしかすると、すこしやり方を変えてあげるだけで、上手くできるようになるのかもしれません。

ほんのちょっと手を伸ばしてあげるだけで、とってもその人は救われるかもしれません。


posted by ゆう at 11:21 | Comment(2) | TrackBack(0) | 発達障害
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