2011年08月08日
米家具メーカー「Herman Miller(ハーマンミラー)」の展開するワークチェア「SAYL Chair(セイル チェア)」が、オーストラリア国際デザイン賞「Good Design Award」を受賞。さらに建築・インテリア部門における最優秀賞「Best in Category」の栄冠に輝いた。デザイナーは、100ドルラップトップやプーマのエコ靴箱などを手がけてきたYves Behar(イヴ・ベアール)
「Herman Miller」は、2011年度のオーストラリア国際デザイン賞において、ワークチェア「セイルチェア」とオフィスシステム「Arras(アーラス)」がダブル受賞。同社が初めてアジア太平洋市場に向けて開発したオフィスシステム「アーラス」は働く場所を選ばない自由なワークスタイルを提供するオフィスシステム。グッド・デザインに値する5つの基準(形状・機能・品質・安全・サステイナビリティ)において、「未来のワークステーションに対する新しい見事な試みである」という点が評価された。一方「セイルチェア」は、枠のない革新的なデザインはもとより、人間工学に基づいた設計やエンジニアリング、環境への配慮に加えて魅力的な価格帯設定となっている点が高評価につながり、部門別最優秀賞である「Best in Category」に選ばれた。2010年10月にドイツで開催されたオルガテック(国際オフィス家具見本市)での発表以来、数多くの国際的な賞を獲得している。
ハーマンミラーが受賞したオーストラリア国際デザイン賞は、オーストラリアのデザインを国内外で促進し、世界的規模でビジネスの機会を提供するよう連邦政府に認められた同国唯一の国際デザイン賞。2009年には、三洋電機の充電式ニッケル水素電池「eneloop(エネループ)」が受賞している。
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