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2018年04月07日

貧乏人のポータブルオーディオ、アクセサリ事情(2018年4月)

2018年4月現在。貧乏人の私のポータブルオーディオ趣味に関して、アクセサリ事情を紹介します。
とはいえ、microSDカードとDAPケース、それからイヤーピースとケーブルしかありません(汗)

(1) microSDカード
  必要になったタイミングで、以下の条件で選んでいます。
  ・全ライブラリが余裕で収まること(私の場合は200GB)
  ・容量あたりの単価(価格÷容量)がなるべく安くなること
  現在は以下の状況です。

  ・ XDP-30R SanDisk microSDXC 128GB × 2枚
    やっぱり1枚に収まった方が楽でした。

  ・ ZX300 GRANBEAT SanDisk microSDXC 200GB 各1枚

(2) DAPケース
  ネガティブな理由が無い限り、純正品を使っています。

  ・ XDP-30R Pioneer(パイオニア) XDP-APC30(B)(private XDP-30R専用ケース)
    画面保護シートは本体に同梱されていますが、出荷時の保護フィルムをそのまま使っています(汗)
    シート下部に描かれた「TwinDAC」などのマークが萎えそうなくらいダサいです……

  ・ ZX300 純正レザーケース CKL-NWZX300
    画面保護シートは 適当なガラス です。

  ・ GRANBEAT DPA-PUCMX1
    画面保護シートもつい純正( DPA-CMX021 )にしてしまいました

(3) イヤーピース
  ポータブルオーディオにおいて、音源(聴きたい曲の有無)>イヤホンに次いで重要です。
  ネット上にはイヤーピースが合わない状態で試聴して書かれた酷評レビューが多く、嘆かわしい限りです。
  とはいえ、可能な限りイヤホン付属のイヤーピースを合わせていくことにしています。

  ・ XELENTO 付属品のXLサイズ (大きい方から三番目)を使用しています。
    このイヤホンは「耳孔に挿し込む」のではなく、「耳孔に蓋をする」使い方を前提としており、
    それにより遮音性、豊かな低音、耳孔を圧迫しない快適性を実現しています。
    私の場合、 XLサイズ では時折「蓋」がずれてしまったり、 XXLサイズ では大きすぎたりと、
    「帯に短し襷に長し」のモヤモヤを抱えながら、結局XLサイズを使用しています。

  ・ T8iE MKII :付属品のXLサイズ(一番大きいもの)を使用しています。
    不思議なことに、 XELENTO と異なり私の耳に完全にフィットします。
    ボディは私の「耳甲介」にちょうど収まり、イヤーピースはジャストサイズの蓋になります。
    ちなみに、 XELENTO付属のイヤーピース(XL) に付け替えてみると、少し収まりが悪くなります。
    逆に、 XELENTO にT8iE MKII付属品を付けると、改善はしますが完全にはフィットしません。
    またこのことが、 T8iE MKII を追加購入してしまった理由でもあります。

  ・ W60 :紆余曲折あった末、純正の STARシリコンイヤーチップ (黒)を使用しています。
Comply Ts-100 SHUREソフト・フレックス・イヤパッド を使用していた時期もありますが、
    ここ半年くらいは落ち着いています。
W60 のボディは T8iE MKII 同様、私の「耳甲介」にぴったりフィットします。
    思えば、SONYのイヤホンは「耳甲介」を利用しない形状をしており、
SE846 MASON II ATH-LS400 などは「耳甲介」への収まりが気になったものです。
    私にとってイヤホンの基準は、「耳甲介」への当たり心地と重量分散が重要なのかもしれません。

   ・ ANDROMEDA
    試聴機の音導管の先端を見た瞬間に、 Comply Tsx-400 との同時購入を決めていました。
    こいつに耳垢が入ると厄介そうだ、それだけの理由です。
    他のイヤーピースの方が好みの音が出そうな気がするので、敢えて試していません。
    100%はありえないし求めない、そんな姿勢です(汗)

(4) ケーブル
  音が変わる・変わらない論争に身を投じる方や、沼にハマる方も多いのではないでしょうか。
  私は「取り回し>耐久性(破損・劣化)>安価>>その他」を優先順位とすることとし、
  リケーブルの世界から距離を置くこととした結果、現状は以下のラインナップに落ち着いています。

  ・onso 04シリーズ:クセが付かず取り回し良好。高耐久。劣化が目に見えない。わりと安価。
    ・ iect_04_bl2m_120
    ・ iect_04_bl4m_120
  ・ALO audio Litz Wireシリーズ:クセが付かず柔らかく取り回し最高。劣化はしやすい。 わりと安価。
    ・ ALO audio Litz Wire Earphone Cable - MMCX - 2.5mm
    ・ ALO audio Litz Wire Earphone Cable - MMCX - 4.4mm

  リケーブルの楽しみと効果と価値を否定する気は毛頭ないのですが、5万円を超えるなど、
  高級イヤホン本体よりも高価なケーブルに対しては私などでは理解が追いつけないでいます。




貧乏人だけどイヤホンはお気に入りを使いたい(2018年4月)

2018年4月現在、貧乏人の私が選択したイヤホンを紹介します。
音の出口であるイヤホン・ヘッドフォン・スピーカーだけは、金額的妥協はするべきではないと考えてます。
飽きっぽいのでカスタムには手を出していません!(出せません!……すっぱい葡萄)

(1) ダイナミックドライバー型
  ダイナミック型は数十個をとっかえひっかえしてきましたが、以下の二つが残りました。

  ・ beyerdynamic XELENTO REMOTE
  ・ Astell&Kern T8iE MKII

  上述の二点のうち、最初に買ったのは XELENTO です。
  豊かなのに締まった低音、クセが多くはないのに艶のある中音、解像度が高いのに刺さらない高音。
  長時間装着していても気にならない小ささと軽さ。耳孔に対して浅く、しかし安定したつけ心地。
  あまりにも気に入りすぎて、万一故障でもしたら修理中の日々が辛いだろうと考え、
  もう一本買うことにしました。「足に合った靴は二足買うべし」です。
  この際、微妙な使い分けができることを期待して T8iE MKII を追加しました。
  いざ買ってみると、音だけでなくいろんなところが微妙に違ってます。
  付属するイヤーピースの形状、フィルタ交換の可否など。確かに別の製品です!
  真剣に聴くときと作業中のBGMにするときは XELENTO を選ぶことが多く、
  外を歩くことが多いときは低音が強めの T8iE を選ぶことが多いです。

  たどり着くまでの回り道(買っては売り)の一部を紹介します。
  ・ SONY MDR-EX1000 :私にとっては遮音性が低く、装着感も合いませんでした。
XELENTO に出会うまで数年間は手放せないほどお気に入りでもありました。
     この機種は、騙されたつもりでウォークマンで「ClearAudio+」を使ってみてください。
     曲により、イヤホンの外まで音場が広がって驚くことができるかもしれません。
  ・ JVC HA-FX1100 :音色は良いですが低音の締りが悪く、長時間装着も苦しかったです。
HA-FW01 は私にとっては FX1100 を越えられず、 HA-FD01 は方向性が違いすぎました。
  ・ YAMAHA EPH-200 EPH-100 のデザイン、音色、そして装着感が好みだったので購入したのですが、
     ケーブルが交換出来ること以外は EPH-100 の方が良かったです。mmcx端子が特殊すぎました。
  ・ Campfire Audio VEGA :私がダイナミック型に求める「やわらかさ」が XELENTO に届きませんでした。
     なぜか聴き疲れてしまい、手放すことにしました。

(2) BA型
  こちらも ER-4S 以来、いろいろとっかえひっかえしてきました。今、残っているのは二つです。

  ・ WESTONE WST-W60
W60 は丸三年は使っています。同社製品では 4R UM Pro30 も一時期愛用しましたが、こちらが残りました。
  位相ズレでもあるのか、原音とは異なる「濃厚な湯気」のような音を奏でます。
  原音再生からはほど遠い、頭内定位ならではの幻想世界。慣れてしまうと還れなくなります。
W80 への更新を検討した際には、この「濃厚な湯気」感のあまりの強さに思い留まることができました。
  並行して持っていた Shure SE846 は正統派の高解像度でスッキリした音で、
  比較されることが多かったのが不思議なくらい異なる表現をするイヤホンです。
SE846 は筐体の大きさが私の耳に合わなかったのと、ノズルが頻繁に緩むことに閉口して手放しました。

  ・ Campfire Audio ANDROMEDA
  そもそも2016年の暮れ、上述した W80 を検討した際に存在を知りました。
  オーディオテクニカ ATH-LS400 AROMA Witch Girl 12、 Unique Melody MASON II あたりと
  比較試聴したのですが、一点の強烈な個性にノックアウトされました。
  中音……歌い手やサキソフォン奏者が、私の頭内、頚椎の上端あたりをステージとして立ち上がり、
  不快ではない刺激……撫で回されるような感覚を与える音を奏でるのです。
ER-4S IM02 でも似た感覚は味わえましたが、背後を支える低音、高音の量と繊細さが違います。
  どこまで意図しているのかはわかりませんが、アンドロメダという命名は秀逸だと思います。
  星々(低音・高音)が空全体を埋め尽くす中、眩しくはない(出過ぎたり刺さったりしない)けれど、
  「他の銀河」という主役(多くの楽曲の主旋律たる中音)にしっかり焦点を当てる銘器です。

W60 ANDROMEDA 、いずれも本来オーディオ機器が目指すべき「原音忠実・高性能」からは遠いと思います。
  欠点が強烈な個性に昇華している、もしかしたら偶然の産物かもしれない「作品」に思えてなりません。

ほか、ハイブリッド型は今はBlueTooth機しか使っていませんので別の記事に書きます。
平面駆動型( iSINE など)はポータブル場面の上手い使い方が思い付かず試聴止まりです。
静電型は STAX SR-002 を愛用していますが、ヘッドフォンの記事に書くことにします。




貧乏人だけど良い音のDAPが欲しくて(2018年4月)

2018年4月現在、貧乏人の私が選択したDAPは以下の3種です。
セレブの方はお好きなDAPをどうぞ!

(1) Pioneer XDP-30R :買い時は〜20,000円
  2.5mmバランス端子を使用することが前提です。
  持ちやすい小さな筐体にmicroSDカードスロットが2つ(公称最大416GB)。
  LINE出力の音も悪くなく、高音質かつ必要十分な機能を満たしたDAPです。
  2.5mm端子が緩くなる、壊れる、という書き込みを多く見かけますが、
  私の端末ではまったく問題は出ていません。
  低解像度の液晶画面と安っぽく回るボリュームダイヤルは玩具みたいですが、
  たったの2万円弱(半年使って約3,000円/月!)で音楽生活がとても充実したものになります。

(2) SONY NW-ZX300 :買い時は〜55,000円(キャンペーンを使う前提)
  4.4mmバランス端子を使用することが前提です。
  手触りや重量感といった所有感、バッテリーの持ち、音質のバランスが良いです。
  ウォークマン=ドンシャリの作られた音、という書き込みを多く見かけますが、
ZX300 はメリハリがありながらも上品な音楽を奏でてくれます。
  初代ZX1が6〜7万円で「高級機」でしたので、ほぼ同じ価格帯の ZX300
  「バランス駆動入門機」扱いになってしまったのは異常な状況なのかもしれません。
  個人的には200GBのmicroSDにビットレートを気にせずありったけの音楽をぶち込んで、
  おまかせチャンネルで音楽を流し続けるのが好きです。

(3) ONKYO DP-CMX1(GRANBEAT) :買い時は〜55,000円
  2.5mmバランス端子を使用することが前提です。同じことばかり言ってすみません。
  バッテリー切れをあまり気にせず、youtubeやAppleMusicをお気に入りのイヤホンで
  楽しめるのが本機の最大の良さだと考えてます。
  移動時は、格安SIMの IIJ mio で30GBのオプションを付けてAppleMusicを垂れ流しにしてます。
  「ハイレゾ」ではありませんが、気になった曲をすぐに聴けるスタイルは止められません。

検討したけど買わなかった機種は以下
ONKYO DP-S1 XDP-30R との音の差は「気のせい」レベル。より安くて握りやすい方を選択
Astell&Kern AK70 MKII :同価格帯に ZX300 DP-X1A があり、積極的に選ぶ理由がありませんでした。
DP-X1A GRANBEAT と迷いましたが、バッテリー保ちと通信できることから。




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