３０代の女性で目の周りの黒ずみに悩み始めるかたは意外に多いようです。黒ずみの原因で多い理由は、日々のケアや外的な刺激からの保護を怠っていることでしょう。まずは気になりだした目の周りの黒ずみを作らないようにすることの習慣化が大切でしょう。

こすれば目の周りの黒ずみが解消するという誤解

普通の汚れはこすれば落ちるということは間違いではないでしょうが、目の周りの黒ずみは汚れとは全く違います。特に目の周りの皮膚の厚みは、平均0.6ミリ程と言われているくらい、他の部分より随分と薄いのです。

目の周りは薄い皮膚にもかかわらず、メイク落としや洗顔の時にこすってしまうとどうなるでしょうか？肌に大きなダメージを与えてしまい、やがて目立つようになって黒ずみになってしまうのです。

目の周りの黒ずみで考えられる原因の一つはこすること。こすると更に目の周りの黒ずみを進行させることになるでしょう。

目の周りの黒ずみの正体は紫外線による皮膚細胞のメラニン色素沈着

皮膚は刺激を受けるとメラニンを活性化させ、肌を守ろうとする働きを持っています。しかし、過剰な紫外線による刺激は肌にとって危険信号を送ることになり、結果メラミンを増加させてしまうのです。

特に紫外線は年々オゾン層の破壊により、さらに肌にとってはトラブルのもととなるでしょう。そして紫外線により過剰に作られたメラニンは、新陳代謝でも排泄されにくく、肌に停滞することになり目の周りの黒ずみのもととなってしまうのです。

ターンオーバーがダウンすると目の周りの黒ずみをさらに定着させる

目の周りに黒ずみができても正常な肌代謝が行われていれば、ターンオーバーの時に色素沈着を起こしている皮膚、細胞は自然に剥がれ落ちていくのです。正常なターンオーバーは２８日で行われるのですが、３０代ではターンオーバーは約４５日かかるといわれています。

約１ヶ月以上、古い肌細胞を抱えていることになりますので、しだいに黒ずみは目立つようになってくることになるでしょう。床をお掃除しないと徐々に床が黒ずみがかってきます。同じような状態が目の周りで起こっていることになっているのでしょう。

黒ずみからシミ肌にならないために今からケア

後から後悔してしまうことが多い紫外線による黒ずみは、将来シミ肌を形成してしまう可能性も否定できません。表面に見えていない隠れシミがひょっとして肌内部に出来ているかもしれません。

肌の内部の様子が見えてしまう方法で肌を観察すると、メラニンにともなうシミ予備軍がすでに内部に形成されていることもあるようです。

表皮はターンオーバーにより肌の内部から細胞が押し上げられてきて、やがて最表面に現れてきます。今の表面の黒ずみは以前にできた内部黒ずみかもしれません。

まとめ