体を洗うとき、みなさんやってしまいがちなゴシゴシ洗い。
体をゴシゴシと洗えば良いと言うものではありません。キチンとした汚れの落とし方やその部分に対応した体の洗い方が大切なのです。
体のべたつきは、汗と皮脂が原因。気温や湿度が高いときには特に多く出るのでさらにべたつくのです。
また、このべたつくところにホコリや雑菌が付着するとにおいの元になるわけです。
皮脂の分泌や肌の若いうちならともかく、大人の体をゴシゴシこするのは避けましょう。
潤いは残しつつ、汚れを落とす正しい体の洗い方を心がけましょう。
ナイロン系のボディタオルでは肌を傷つけてしまい、ワキやひざの黒ずみの原因になりますので柔らかい素材のタオルで体を洗いましょう。
皮脂の多い部分の正しい体の洗い方
体で皮脂の多い部分は、胸元や背中です。体のTゾーンとも呼ばれる部分ですのできちんと洗いましょう。
胸元の洗い方
胸元は肩から鎖骨に沿って内側に、反対に胸のすぐ上は脇に向かって外側に一方向に洗います。
中央は、円を描くように上から下に向かって洗いましょう。柔らかいタオルか素手で洗うのが基本です。
特に乳輪は皮膚が薄くて敏感な上に蒸れやすくかゆみが出やすいので、泡でやさしくなでるように洗うのがコツです。
温泉に行くと、胸元をゴシゴシ洗ってる方が意外に多いのには驚きです。
背中の洗い方
背中は、肩の部分から首、肩、腕の順番に外側に向かってやはり円を描くようにして背中の広い部分は上から下に円を描いて洗います。
くぼみの部分など、手の届きにくいところは見えにくいので鏡を使うのも良いでしょう。
皮膚を傷つけるのでナイロン系のブラシやタオルはNGです。
背中はきびで悩む方が多い部分です。優しく念入りに洗いましょう。
においが気になる部分の体の洗い方
脇や足のにおいは気になるものです。においは汗に皮脂や角質に菌が混ざり繁殖するのが原因です。正しく洗うことで臭いも防ぐことが出来るのです。
わきの下は沢山の汗をかく上に風通しも悪く、皮膚も敏感なところです。指で優しく行うことを心がけて下さい。
あせもがあるときは、石けんは使用しないで流すだけ。
特に除毛した後は毛穴が炎症を起こしていたりするので、除毛の前にやさしく洗うことに注意し、洗浄剤は使用しないでおきましょう。
いつものように、こすってしまうと刺激になってかみそり負けや除毛剤が染みたりします。
脇と並んでにおいが気になるのは足の臭いです。まず足の裏を縦方向に前から後ろに洗います。
足の甲も同じように洗います。特に足の指の間や爪と指の間は、角質やほこりがたまりやすいので念入りに洗いましょう。
そのほかに足の臭いを防ぐには、靴は2足を1日おきに履くとより効果的です。毎日履くと湿気が取れず、雑菌の繁殖の原因になり臭うことになりかねません。
同様に足にぴったり過ぎる靴や、サポートストッキングも蒸れてにおいの原因のもと。
また制汗剤や、パウダー入りの消臭剤は、汗を吸ったパウダーが固まり、においの元になることもあるので入浴時はしっかり洗いましょう。
体を洗った後の大切な保湿ケア
やさしく体を洗っても体を擦ることには間違いないので、少なからず肌はダメージを受けています。
手でやさしく洗っても体は目に見えない小さな傷を受けているのです。
体を洗った後はトラブルを受けている肌に、しっかりとボディクリームで保湿をして肌を整えてあげることが大切でしょう。
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