年齢を重ねるごとに劣化していくコラーゲンを守るための5か条
ハリのある肌に深い関係を持っているコラーゲンは年々減少してしまう成分。コラーゲンを減らさないような、そして作るような方法はあるのでしょうか。
コラーゲンの減少を抑制するようなケアをしないと、どんどんシワができてしまいます。
紫外線は大敵
紫外線のUV-A、UV-B、UV-CのうちUVAがコラーゲンにダメージを与えてしまいます。皮膚の構造の1部である真皮層に存在するコラーゲン。
正常な肌であれば、紫外線を浴びるとメラニン色素を形成し、紫外線が肌の真皮層に届くのをブロックしてくれます。
ところが加齢や、紫外線防止対策を怠ることで、コラーゲンが破壊されてしまいます。
UV-Aは肌の内部にまで届いてしまうのが特徴です。コラーゲンは繊維状となっていますのでUV-Aによりこの繊維が切れてしまい、やがてシワを形成していくのです。
壊れたコラーゲンは修復が不可能と言われています。曇りの日でも紫外線は届いていますし、窓ガラスで仕切っていても入ってきます。
紫外線を余計に浴びないように紫外線対策は日常化しましょう。UV-Aは生活紫外線とも言われています。
コラーゲンを意識した食品を摂取する
ここ近年、若年層ほど老化スピードが速くなっている気がするのですが、一般的に20歳を超えたあたりから加齢が始まるといわれています。
コラーゲンの減少も避けられない年齢に入ってくるのです。コラーゲンを普段の食生活に取り入れることは簡単ではないでしょう。
フカヒレ、鶏肉の皮、うなぎ、牛すじなどに比較的多く含まれていますが、頻繁に摂取することはできないでしょう。
1か月に数回食事に取り入れて、サプリメントなどの補助食品で補う工夫を凝らしましょう。体のたんぱく質の約30%がコラーゲンで占めています。
線維芽細胞の活動に働きをかける
線維芽細胞とは、コラーゲンの生成に非常に関係があるといわれています。年齢よりも若く見られる秘訣はこの線維芽細胞の活躍のおかげ。
線維芽細胞が活発に働いてくれるので豊富なコラーゲンを作り出しているようです。みずみずしいふっくらとした肌は、肌内部に存在するコラーゲンが豊富であることといえるでしょう。
線維芽細胞が減少し、働きが鈍くなることで現れてくるのがたるみやシワ。
線維芽細胞の機能の減少は酸化が原因のようです。肌の酸化は活性酸素を取り入れることにより進んでいくのです。
抗酸化ケアを積極的に取り入れてみましょう。また、睡眠不足にも注意しましょう。
線維芽細胞を増加させる
コラーゲンの生成に関わっている線維芽細胞。線維芽細胞を増加させるにはエネルギーが沢山必要になります。細胞のエネルギーを生産してくれるのが実はミトコンドリア。
ミトコンドリアは理科の教科書にもでてくるので一度は聞いたことがあると思います。
エネルギーの源はこのミトコンドリアの中に存在するQ10。Q10はユビキノンやコエンザイムQ10などと呼んでいる方もいます。
補酵素の1つであるQ10は60兆個ある細胞全てに関わっています。つまり、全細胞のエネルギー生産にかかわっているため、Q10が豊富な方はスタイルにも若々しさが見えるのです。
エネルギーを効果的に与えてミトコンドリアが活発になることは、線維芽細胞増加が期待できるといえるでしょう。このQ10は食事から摂ることは難しいと言われています。
Q10は通常、体内で作られますがビタミンやミネラルの不足、加齢に伴い減少していきます。
細胞エネルギーを常に高く保つことは、効果的に脂肪の燃焼にも役立ってくれることでしょう。
補助食品の有効活用
紫外線や不規則な日常生活、食生活などはコラーゲンに悪影響を与えがちです。しかし、普段の生活では摂取しずらい成分でもあります。サプリメントでの継続的な摂取を心がけましょう。
まとめ
体内のタンパク質のうち、30%がコラーゲンで占めています。コラーゲンを壊してしまう紫外線から肌を守り、細胞を活性化させることでコラーゲンが生成できるようなライフスタイルを取り入れてみましょう。
少しづつ毎日の生活を変えていき、老化を抑制しましょう。
美肌作りは愉しみながら実践することが大切です。