2025年01月22日
【石井式漢字教育】漢字は知能を上げ英語も覚えられる!
漢字学習をすると、幼児の頭が良くなります。
しかも、集中力、理解力まで上達します。
漢字は、「かな」より覚えやすいのをご存知ですか。
「かな」一文字には、意味がありません。
変わって漢字一文字には、意味があります。
かな: 無意味 →覚えずらい
漢字: 意味がある →覚えられる
幼児期からは、言葉を漢字で覚えると知能が発達します。
発見された経緯は、40年以上にも及ぶ小学校、幼稚園での実践経験でした。
3歳〜5歳の幼児が、一年間で300〜500字の漢字を覚えます。
その漢字教育は、【石井式漢字教育】です。
【石井式漢字教育】は、石井勲(いしい いさお)先生が昭和26年に提唱しました。
実績は、全国約500の保育園・幼稚園で証明されています。
じつは、読み書き同時教育が漢字学習を妨げてる原因でした。
石井勲先生は、小学校一年生の漢字習得率に疑問を持っていました。
ためしに小学生以下の幼児に漢字学習をさせてみました。
すると、小学生より幼児の方が漢字学習能力が高いことが判明しました。
小学6年間:1000漢字→習得率約30%
幼稚園3年間:1000漢字→どんな幼児でも可能!
理由は、学習の臨界期を過ぎているからでした。
臨界期とは、母国語の習得能力です。
0歳〜3歳は、言葉の学習能力がピークです。
世界中の5歳児は、約2000語の母国語を覚えています。
【石井式漢字教育】は、0歳〜5歳までが臨界期です。
中には、常識を覆(くつがえ)す説だったので「文部科学省の指導要項に違反する教育である」との批判もありました。
しかし、幼児が、何の苦も無く漢字かな混じりの文章を読んでいくのです。
漢字教育の成果は、文科省が指導する漢字習得数の約10倍を簡単にクリアするレベルでした。
石井勲先生は、漢字パイオニアとしての評価が世界的に高まりました。
アメリカでも漢字学習を取り入れる学校が出てきました。
なんと、英語学習は、ローマ字よりも漢字で学習した方が効果が高い事実です。
アメリカ社会では、漢字は使いません。
ということは、英語を漢字で学習することによって、知能を高めるために利用されています。
ローマ字一文字=意味がない→覚えずらい
漢字一文字 =意味がある→関連づけて覚えられる
通常、mountain は、mauntinと発音すると指導されます。
しかし、山 は、mauntinと教えるのが漢字式英語教育です。
今までは、なかなか英語が習得できない子どもたちでした。
それが、山という漢字を見た瞬間には、mauntinと答えるようになりました。
eranea(つる) 、pigeon(はと)からは、bird(とり)という仲間を瞬時には認識できません。
鶴(つる)kre?n「クレイン」 、鳩(はと)p?d??n「ピジョン」は、鳥偏(へん)が同じ仲間と関連付けられます。
鳩(はと)は、実在する鳥としてイメージできるので、すぐに覚えられます。
鳩(はと)という漢字は、九と鳥に分けられます。
鳥という鳥は存在しないので、三歳児には説明が難しいです。
九の意味を理解させるのも難解です。
覚え方は、鳩(はと)鶴(つる) 鴎(かもめ) 鶏(にわとり)・・・と鳥偏(へん)の漢字を教えます。
次に鳥を教えると、空を飛ぶ同じ仲間の動物だと認識できます。
また、九に関しては、九+鳥は、鳩です。
九羽の鳩画像を見せると「九」の意味を認識できます。
漢字で知能が発達する理由は、推理、洞察、判断の力でした。
漢字学習は、目、耳、舌、鼻、皮膚の感覚を取り入れると効果が上がります。
アメリカで行われた実験では、耳だけで学習、目だけで学習、耳と目で学習の三種類が検証されました。
結果は、各1対2対6.5倍の違いが報告されました。
最後に【石井式漢字教育】の方法を、お知らせいたします。
家庭で出来る漢字学習法です。
<石井式漢字教育法>
?@ 6×10cmの紙に漢字(苺、桃、犬、猫・・・)を書く
?A 毎日三度の食事の前に読んで聞かせる
?B 食後にもう一回カードを見せて「これは何という漢字だったかしら」一枚のカードは一日6回読み聞かせする
?C しっかりとした発音、大きめの声で二、三回読み聞かせる
? 子どもにも読んでもらう
?E 正しく読めたら褒める「はい、良く読めました」
?F 食後にもう一回カードを見せて「これは何という漢字だったかしら」と聞く
?G 正しく読めたら再度褒める「はい、良く読めました」
?H 正しく読めなくても問題ない:理由は幼児だから「これは○○と読みます」と初めてのように教えてあげる
?I 一枚のカードは、約10秒間
?J 毎回約10秒なので一日約20秒、一日約60秒が一日目
?K 二日目は、新しいカードをもう一枚加える
?L まずは前日のカードを見せて反復学習をする
?M つぎに新しいカードの学習をスタートする
?N 3日目〜7日目は、カードを一枚ずつ増やす
?O 8日目以降は、新しいカードを加える代わりに「これなあに?」と尋ねる最初の一枚をグループから外す(42回繰り返しているので一応卒業)
?P 一日一漢字=一年で365漢字
?Q 三歳から始めても小学校入学までには1000漢字を達成
?R コツは、無理に教えない、楽しいゲームと感じられるように
?S 漢字の書き取りは、字が自然に頭に浮かぶようになるまで待つ
知能を伸ばす乳幼児からの臨界期は、健常児だけではありません。
知的障害のある子どもなど。
石井式漢字教育には、脳に障害をもった子さんが通っていらっしゃいます。
そのお子さんが漢字カードの指導を続けていったところ、ついには言葉を話されました。
また、心身障害をもった4歳半のお子さんがいらっしゃいます。
車の事故で頭蓋骨陥没をされたお子さんですが、毎日一枚の漢字カードを15回読む学習をなさいました。
約一年半では、300字の漢字を覚えました。
じつは、漢字学習を始める前は、一年かけても一文字も覚えられなかったそうです。
石井式漢字教育は、石井式国語教育研究会が行っています。
絵本や漢字カード、論語や小倉百人一首、俳句なども取り入れています。
頭の働きが良くなるだけではありません。
情緒面や運動能力面でも著しい進歩をみせています。
※ 参考図書:天才児をつくる!!あなたはどの早期教育を選びますか?全情報 最新版
(コスモテゥーワン編集部)
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