intel社の新型CPU「Core i3-8350K」は11月2日に発売されました。
CPUの中でもCoffee Lake「8700k」は一番の注目商品なのですが陰ながら期待されたのが「Core i3-8350K」です。
過去レビュー
【新旧比較8700kと7700k】ASUS「GTX1080TI」の実力検証
【時は第8世代】intel「Core i7-8700K」とASUS「ROG STRIX Z370-I GAMING」をレビュー
「Core i3-8350K」の魅力とは・・・
旧世代のKabyLake「i3 7350K」と新世代のCoffeeLake「Core i3 8350K」の違いを見てみます。
世代 | CoffeeLake | KabyLake | CoffeeLake |
---|---|---|---|
CPU
|
i3 8350k | i3 7350K | i7 8700k |
コア数
|
4 | 2 | 6 |
スレッド数
|
4 | 4 | 12 |
ベースクロック
|
4.0Ghz | 4.2Ghz | 3.7Ghz |
ブーストクロック
|
- | - | 4.7Ghz |
L2 cache
|
1.0MB | 0.5MB | 1.5MB |
L3 cache
|
8MB | 4MB | 12MB |
対応メモリ
|
DDR4-2666 | DDR4-2400 | DDR4-2666 |
PCIeレーン数
|
16 | 16 | 16 |
GPUクロック
|
1150Mhz | 1150Mhz | 1200Mhz |
TDP
|
91w | 60w | 95w |
?コア数
8350k→4
7350k→2
?スレッド数
8350k→4
7350k→4
?L2 Cache
8350k→1.0MB
7700k→0.5MB
?L3 Cache
8350k→8MB
7350k→4MB
結果、ざっくり見てみると全体的に「2倍」も性能が上がっている項目が多いです。
そのせいで「8350K」は「7350K」と比べTDPが30Wもアップするのは仕方ないでしょう。
後ほど「8700K」と比較し期待通りコストパフォーマンスが良いのか検証してみます。
開封の儀
intel「Core i3-8350K」
ASUS「ROG STRIX Z370-G GAMING」
外観
ASUS「ROG STRIX Z370-G GAMING」
「ROG STRIX Z370-G GAMING」をチェックする
旧世代「Z270-G」と違いを見てみる。
左「Z270-G」、右「Z370-G」
左「Z370-G」、右「Z270-G」
USB「TYPE-C」がなくなりました。
「RGBヘッダー」が無くなりLEDなどドレスアップしたい方には残念な仕様となってしまった。
「Core i3-8350K」はコスパ最強なのか?
これから「3D MARK」、「RISE OF THE TOMB RADER」、「デウスエクス マンカインド・ディバイデッド」のベンチマークにて測定しスコアを検証してみます。
設定は「デフォルト」にて行います。
早速、「8350k」と「8700k」の違いを検証してみる
PC構成
【CPU】8350k
【マザーボード】「ROG STRIX Z370-G GAMING」
【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE RGB DDR4 3000MHz 8×4/32GB」
【GPU】ASUS社「ROG-STRIX-GTX1080TI-O11G-GAMING
「8350k」、「8700k」スコア比較表(定格)
「8350k」をオーバークロックしてみたが「TimeSpy」は大きく上がったが他は下がってしまったのもある。
やはり「8700k」と比べるのはハードルが高いのか?
RISE OF THE TOMB RADER-「デフォルト設定」
「平均フレームレート」
「8350k」は「8700k」よりも「最高値」を叩き出しますが「最低値」が最も低いことです。
「FHD-最高設定」
一方、「8350K」では「最高値」は「285.71」もあるが「最低値」は「14.15」となりました。
実際にゲームをすると分かるのですが稀に「1.5秒間も停止」することがあります。
レースゲームやFPSなどで起こってしまっては致命的です。
「4コア」ゲームならでは「8350k」方が「最高値」を出す恩恵を受けるが「最低値」は我慢する結果となってしまった。
デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−「デフォルト設定」
「平均フレームレート」
旧世代「7700k」を加えてみる。
「8350k-OC」は「7700k」と肩を並べかなり優秀です。
「最低値」の心配もあるので見てみます。
「FHD-ウルトラ設定」
「デウスエクス」では「最低値」が非常に安定しているので「8350k」を魅了するゲームタイトルです。
ゲームタイトルによりますがオーバークロックすれば「7700k-定格」を超えることもあるようです。
「8350k」は陰ながら「コスパ最高!期待するCPU」はこの事だと思います。
総評
「Core i3-8350K」は第8世代から、「4コアゲーム」に対して「7700k」や「8700k」と肩を並べる魅力的なCPUになりました。
やはり懸念するのが「フレームレート」の「最低値」でしょう。
「8350k」は瞬発力はありますが一度、強い負荷がかかってしまうとフレームレートが大きく落ちてしまう。
4コア4スレッドなので弱点は隠せないのは仕方がないと思います。
ただ「コンシューマ機」に比べればかなり快適なゲームを楽しめるはずです。
「8350k」を超える「メイン機」をお持ちの方でも「オーバークロック」など変化を楽しむ「楽しいCPU」でもあるのでお試しに「スコア遊び」しませんか?
お目通し戴き、ありがとうございました。
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