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2016年06月09日
「過剰適応症候群」
自分を犠牲にして頑張る
「過剰適応症候群」とは?
自己犠牲の精神が極端に
進むと自己破滅へ!
■過剰適応症候群とは?
職場や学校で褒められて嫌な思いをする人はいませんよね。誰だった周囲の期待に応えたいという思いがあるからです。しかし、それが原因で周囲を気にしすぎるの問題です。
期待に応えるため、何でも完璧にこなさなければ気がすまなくなっつてしまうと心と体が悲鳴をあげても、それに耳を傾けようとしなくなり、とことん突き進んでしまいます。
これは典型的な「過剰適応症候群」の症状です。ここ数年過剰適応症候群の症状に苦しめられている人たちが増えており、今後爆発的に増えてしまう危険性があります。
■過剰適応症候群の特徴とは?
過剰適応症候群の症状が進んでしまうと、周囲の環境や人(特に上司などの目上の人)に対して自分を押し殺してまで「意見」や「行動」を無理に合わせようとします。
こうした背景には嫌われたくないという強い思いがあるため、周囲の人たちの気分を害した、不満などを言葉にして口に出すようなことは一切しません。
つまり、今いる環境の中で人から嫌われたり、見捨てられてしまうことへの恐怖から、個人的な都合を全て排除してでも極端な形で会社や組織に貢献しようとします。
万一会社や組織に不利益が生じてしまった場合の罪悪感が半端ではありません。
■期待に応えようとする思いが強すぎる?
過剰適応症候群の人は明るくて人当たりの良い人が多いので、当然他の人よりも疲労やストレスが心と体に大きな負担となっているはずなのですが、まず休もうとしません。
こうしたタイプの人は周囲から当然評価されているので、頑張りすぎて心配されることよりも、「本当によく頑張ってるな」と思われてしまうことの方が多いのが問題なんです。
しかも、評価されればされるほど人の目が気になります。そうすると例えば会社にいないときでも自分のとった行動に問題がないかといったことを考えてしまうわけです。
このため、自ら24時間誰かに監視されているような環境を作り上げてしまいます。
■心と体がどんどん病んでいく?
頑張れば頑張るほど苦しくなるので、自律神経のバランスが乱れて睡眠が不足となり、うつ病などの心の病を引き起こしてしまうリスクが日増しに高まります。
それでも周囲の期待に応えようとする思いがあまりにも強すぎるため、無理をしてでも頑張り続けてしまいます。こうした生き方が内臓器官に大きな負担となってしまいます。
まず胃腸炎などの胃や腸の病気になります。常に痛むようになってもその性格が災いして病院に行くどころか一切休まないので、痛みの症状がどんどん悪化してしまうのです。
こうした体の痛みをギリギリまで我慢してしまうと、当然のことながら「がん」など死亡するリスクが高い重度な病気を早期発見できなくなってしまいます。
つまり過剰適応症候群に陥ると心と体の健康を保つことが非常に困難になってしまいます。
■過剰適応症候群から抜け出すには?
まず人に嫌われることに対する罪悪感から開放してやることです。10人中10人に好かれるということはありません。10中3人以上の人から嫌われるものなんです。
あとの5人はどちらでもなく、残り2人に好かれれば十分なんだということをきちんと理解する必要があります。逆にいうと10人中10人に好かれる人生は辛いものです。
また、頑張りすぎて体を壊してしまったら、会社に貢献するどころの話ではありません。そうならないためにも、自分のペースで苦しくない程度にがんばることです。
極端に自分を追い込まないためにも、時には会社や組織の愚痴や不満を語ることを許しましょう。そうすることで徐々に過剰適応の症状が解消されることでしょう。
「過剰適応症候群」とは?
自己犠牲の精神が極端に
進むと自己破滅へ!
■過剰適応症候群とは?
職場や学校で褒められて嫌な思いをする人はいませんよね。誰だった周囲の期待に応えたいという思いがあるからです。しかし、それが原因で周囲を気にしすぎるの問題です。
期待に応えるため、何でも完璧にこなさなければ気がすまなくなっつてしまうと心と体が悲鳴をあげても、それに耳を傾けようとしなくなり、とことん突き進んでしまいます。
これは典型的な「過剰適応症候群」の症状です。ここ数年過剰適応症候群の症状に苦しめられている人たちが増えており、今後爆発的に増えてしまう危険性があります。
■過剰適応症候群の特徴とは?
過剰適応症候群の症状が進んでしまうと、周囲の環境や人(特に上司などの目上の人)に対して自分を押し殺してまで「意見」や「行動」を無理に合わせようとします。
こうした背景には嫌われたくないという強い思いがあるため、周囲の人たちの気分を害した、不満などを言葉にして口に出すようなことは一切しません。
つまり、今いる環境の中で人から嫌われたり、見捨てられてしまうことへの恐怖から、個人的な都合を全て排除してでも極端な形で会社や組織に貢献しようとします。
万一会社や組織に不利益が生じてしまった場合の罪悪感が半端ではありません。
■期待に応えようとする思いが強すぎる?
過剰適応症候群の人は明るくて人当たりの良い人が多いので、当然他の人よりも疲労やストレスが心と体に大きな負担となっているはずなのですが、まず休もうとしません。
こうしたタイプの人は周囲から当然評価されているので、頑張りすぎて心配されることよりも、「本当によく頑張ってるな」と思われてしまうことの方が多いのが問題なんです。
しかも、評価されればされるほど人の目が気になります。そうすると例えば会社にいないときでも自分のとった行動に問題がないかといったことを考えてしまうわけです。
このため、自ら24時間誰かに監視されているような環境を作り上げてしまいます。
■心と体がどんどん病んでいく?
頑張れば頑張るほど苦しくなるので、自律神経のバランスが乱れて睡眠が不足となり、うつ病などの心の病を引き起こしてしまうリスクが日増しに高まります。
それでも周囲の期待に応えようとする思いがあまりにも強すぎるため、無理をしてでも頑張り続けてしまいます。こうした生き方が内臓器官に大きな負担となってしまいます。
まず胃腸炎などの胃や腸の病気になります。常に痛むようになってもその性格が災いして病院に行くどころか一切休まないので、痛みの症状がどんどん悪化してしまうのです。
こうした体の痛みをギリギリまで我慢してしまうと、当然のことながら「がん」など死亡するリスクが高い重度な病気を早期発見できなくなってしまいます。
つまり過剰適応症候群に陥ると心と体の健康を保つことが非常に困難になってしまいます。
■過剰適応症候群から抜け出すには?
まず人に嫌われることに対する罪悪感から開放してやることです。10人中10人に好かれるということはありません。10中3人以上の人から嫌われるものなんです。
あとの5人はどちらでもなく、残り2人に好かれれば十分なんだということをきちんと理解する必要があります。逆にいうと10人中10人に好かれる人生は辛いものです。
また、頑張りすぎて体を壊してしまったら、会社に貢献するどころの話ではありません。そうならないためにも、自分のペースで苦しくない程度にがんばることです。
極端に自分を追い込まないためにも、時には会社や組織の愚痴や不満を語ることを許しましょう。そうすることで徐々に過剰適応の症状が解消されることでしょう。
2016年05月29日
3歳児が「万引き」で補導の事態も…経済的困窮による「育児放棄」を防ぐには?
3歳児が「万引き」で補導の事態も…経済的困窮による「育児放棄」を防ぐには?
経済的な困窮による「育児放棄」の事例を取り上げた朝日新聞(5月8日付)の記事がインターネット上で反響を呼んだ。記事は「万引きで補導されたのは3歳の保育園児だった」という衝撃的な一文ではじまる。
この万引き事件は4年前、西日本のスーパーマーケットで起きた。
児童相談所が「経済困窮による育児放棄」の疑いがあるとして、その数カ月前から見守っていた家庭だったという。保育園児は男の子で、5歳上の兄と4歳上の姉がいた。父親はトラック運転手で深夜まで帰れず、母親は家政婦として住み込みで働いていたため、ほとんど子どもたちだけで暮らしていた。
父親の給料は、連帯保証人で背負った借金の返済にあてられていたという。ヤミ金にまで手を出していたようだ。子どもたちは不登校気味で、児童相談所の職員が訪れたときは、両親は不在で食事も与えられていない状況。その後、両親が離婚して、子どもたちは母親と一緒に母子生活支援施設に入ったという。
この記事に対して、インターネットでは「子供たちが不憫すぎて辛い」「この家族の連絡先が知りたい。山程、飯を食わしてやりたい」「ネグレクトや『暴力』を止めるのではなく、『生活』を支援しないと、このスパイラルから抜け出せない」といった声があがった。
今回のケースのように、経済的な困窮による「育児放棄」がある家庭を、周囲の大人や社会はどのように支えればよいのだろうか。
□橋直子弁護士に聞いた。
●親が「育児放棄」を望んだわけでなくても・・・
「親の経済的困窮が一因で、子どもが問題ある状況におかれることがあります」
高橋弁護士はこう切り出したうえで、子どもの成長に問題があることを指摘する。
「今回のケースの場合、子どもがおなかをすかせて万引きをしたということは、十分な食事ができず、成長発達を妨げる状況だったと懸念されます。また、子どもだけでスーパーマーケットに行っていたことから、子どもの安全が確保されていたのかという心配もあります。
子どもが万引きに罪悪感を持たずに育つと、社会のルールを守るという意識に欠けて、将来、非行に出ることも懸念されます。さらに、小学生の子どもが不登校になり、義務教育をきちんと受けず、社会から孤立していくことも問題です。
このような子どものネグレクト(育児放棄)は、親が望んでそうしたわけではなく、経済的困窮が理由だったとしても、子どもの成長発達上、おおいに問題があり、放置できません」
●子どもを放置して両親が働く以外にもみちがある
経済的な困窮に悩む親がネグレクトに陥らないためには、どうすべきなのだろうか。
「連帯保証によって多額の借金を背負ったりして、自己の収入と財産で返済できない場合、破産や債務整理をする方法があります。
また、ふつうに働いても、その収入で生活が成り立たない場合、生活保護を受けるということも考えられます。
夫婦関係に問題がある場合、離婚することで、公的支援を受けやすくなることもあるでしょう。
子どもを放置して両親が働く以外にもみちがあること、周囲に助けを求めてよいことを親に知ってもらう必要があります。そして、児童相談所、行政や福祉のサービス、市町村の法律相談などにつなぐことが必要です」
こうした「悲劇」を生み出さないためには、どのような仕組みが求められるのだろうか。
「子どものネグレクトの背景には、家庭が何重もの問題を抱えていることが多くあります。
子どもの発達に影響しかねないため、すみやかに支援することが必要です。
そのためには、保育園、小学校、病院、警察、市町村、児童相談所など地域のさまざまな関係者の連携が重要です。
家庭の情報を断片的に把握していても、一つの機関が把握している情報だけでは、問題点を整理し、解決方法を探るのが難しい場合があります。
これらの機関が連携することによって、十分に状況を把握し、適切な支援に結びつけていくことが求められるでしょう」
(弁護士ドットコムニュース)
【取材協力弁護士】
高橋 直子(たかはし・なおこ)弁護士
1999年弁護士登録、大阪弁護士会子どもの権利委員会所属。主要著書に、「Q&A 会社のトラブル解決の手引き」共著(新日本法規出版)、「差止請求モデル文例集」共著(新日本法規出版)、「子どもの虐待防止・法的実務マニュアル」共著(明石書店)
事務所名:弁護士法人第一法律事務所
事務所URL: http://www.daiichi-law.jp/
経済的な困窮による「育児放棄」の事例を取り上げた朝日新聞(5月8日付)の記事がインターネット上で反響を呼んだ。記事は「万引きで補導されたのは3歳の保育園児だった」という衝撃的な一文ではじまる。
この万引き事件は4年前、西日本のスーパーマーケットで起きた。
児童相談所が「経済困窮による育児放棄」の疑いがあるとして、その数カ月前から見守っていた家庭だったという。保育園児は男の子で、5歳上の兄と4歳上の姉がいた。父親はトラック運転手で深夜まで帰れず、母親は家政婦として住み込みで働いていたため、ほとんど子どもたちだけで暮らしていた。
父親の給料は、連帯保証人で背負った借金の返済にあてられていたという。ヤミ金にまで手を出していたようだ。子どもたちは不登校気味で、児童相談所の職員が訪れたときは、両親は不在で食事も与えられていない状況。その後、両親が離婚して、子どもたちは母親と一緒に母子生活支援施設に入ったという。
この記事に対して、インターネットでは「子供たちが不憫すぎて辛い」「この家族の連絡先が知りたい。山程、飯を食わしてやりたい」「ネグレクトや『暴力』を止めるのではなく、『生活』を支援しないと、このスパイラルから抜け出せない」といった声があがった。
今回のケースのように、経済的な困窮による「育児放棄」がある家庭を、周囲の大人や社会はどのように支えればよいのだろうか。
□橋直子弁護士に聞いた。
●親が「育児放棄」を望んだわけでなくても・・・
「親の経済的困窮が一因で、子どもが問題ある状況におかれることがあります」
高橋弁護士はこう切り出したうえで、子どもの成長に問題があることを指摘する。
「今回のケースの場合、子どもがおなかをすかせて万引きをしたということは、十分な食事ができず、成長発達を妨げる状況だったと懸念されます。また、子どもだけでスーパーマーケットに行っていたことから、子どもの安全が確保されていたのかという心配もあります。
子どもが万引きに罪悪感を持たずに育つと、社会のルールを守るという意識に欠けて、将来、非行に出ることも懸念されます。さらに、小学生の子どもが不登校になり、義務教育をきちんと受けず、社会から孤立していくことも問題です。
このような子どものネグレクト(育児放棄)は、親が望んでそうしたわけではなく、経済的困窮が理由だったとしても、子どもの成長発達上、おおいに問題があり、放置できません」
●子どもを放置して両親が働く以外にもみちがある
経済的な困窮に悩む親がネグレクトに陥らないためには、どうすべきなのだろうか。
「連帯保証によって多額の借金を背負ったりして、自己の収入と財産で返済できない場合、破産や債務整理をする方法があります。
また、ふつうに働いても、その収入で生活が成り立たない場合、生活保護を受けるということも考えられます。
夫婦関係に問題がある場合、離婚することで、公的支援を受けやすくなることもあるでしょう。
子どもを放置して両親が働く以外にもみちがあること、周囲に助けを求めてよいことを親に知ってもらう必要があります。そして、児童相談所、行政や福祉のサービス、市町村の法律相談などにつなぐことが必要です」
こうした「悲劇」を生み出さないためには、どのような仕組みが求められるのだろうか。
「子どものネグレクトの背景には、家庭が何重もの問題を抱えていることが多くあります。
子どもの発達に影響しかねないため、すみやかに支援することが必要です。
そのためには、保育園、小学校、病院、警察、市町村、児童相談所など地域のさまざまな関係者の連携が重要です。
家庭の情報を断片的に把握していても、一つの機関が把握している情報だけでは、問題点を整理し、解決方法を探るのが難しい場合があります。
これらの機関が連携することによって、十分に状況を把握し、適切な支援に結びつけていくことが求められるでしょう」
(弁護士ドットコムニュース)
【取材協力弁護士】
高橋 直子(たかはし・なおこ)弁護士
1999年弁護士登録、大阪弁護士会子どもの権利委員会所属。主要著書に、「Q&A 会社のトラブル解決の手引き」共著(新日本法規出版)、「差止請求モデル文例集」共著(新日本法規出版)、「子どもの虐待防止・法的実務マニュアル」共著(明石書店)
事務所名:弁護士法人第一法律事務所
事務所URL: http://www.daiichi-law.jp/
2016年05月11日
心の病気は、あなたのせいではない。8つの理由
心の病気は、あなたのせいではない。8つの理由
Lindsay Holmes The Huffington Post
がん患者に「乗り越えなさい」と言い放つ人はいない。
なのにどうして、世間はメンタルヘルスに問題を抱える人たちに、同じようなマナーで接することができないのだろう?
メンタルヘルスについての誤解が蔓延している。
例えば、心の病気を抱える人は
「本人の頭の中だけで幻想を抱いている」というものだ。
実際には、心の病気は本人がコントロールできないものだ。
にもかかわらず、アメリカ疾病管理予防センターによれば、病状について、周囲の理解や思いやりを感じていると答えた精神疾患の患者は、全体のわずか25%しかいない。
幸い「心の病気は患者本人のせいだ」という長年の誤解は、最新研究によって打ち砕かれつつある。
ここでは、心の病気は生物学的・身体的状態であることを示す科学研究の結果を紹介する。
★01 炎症がうつの原因になりうる
複数の研究で、うつと脳の炎症との関連が指摘されている。
ディスカバー・マガジンによると、炎症によって生成され身体を酷使しないように守るタンパク質、サイトカインが関係しているという。要約すると、多少の炎症(と、それにともなうサイトカイン)は問題ではなく、身体のなかで自然発生するものだが、サイトカインの過剰生産は健康に支障をきたし、その問題のひとつが、うつである可能性があるのだ。
専門家たちは、この理論を妥当と考えるようになっている。
別の研究では、脳の炎症は臨床的うつ病とも相関する結果が発表された。
★02 分子レベルの原因でもうつになる
スペイン・グラナダ大学の研究チームは、30ほどの研究の分析を行い、うつの生物学的原因を調査した。データからは、酸化ストレスとうつとの関係性が示された。酸化ストレスとは、身体の細胞内に抗酸化物質が不足し、危険なフリーラジカル(遊離活性基)を除去しきれない状態のことで、さまざまな病気の原因になりうる。
つまり、うつは全身性疾患である可能性があると研究者たちはいう。
これで、うつ病患者が他の健康問題、たとえば心疾患を発症しやすいことも説明できるかもしれない。
★03 心の病気には遺伝性がある
研究では、統合失調症や不安障害といった病気は遺伝性疾患と認められている。一親等や二親等の親族に患者がいると、その精神疾患を発症する可能性が高まるのだ。
★04 不安障害の患者は、世界を違った形で認識している
最近の研究で、不安障害の患者は、脳に生じた変化のために、世界を根本的に異なる形で認識している可能性があるとわかった。
その原因は脳の可塑性、つまり新しい神経結合を形成して、自ら変化し再構成する能力にある。
不安障害の患者では、感情を揺さぶる出来事のあと、長期間にわたって脳の可塑性が持続する。そのため、脳は新しい未知の状況と、既知の状況や安全な状況とを区別できない。
つまり患者の脳は、状況を「過度に一般化」していて、そのせいで不安を感じるのだ。最も重要なのは、こうした反応は患者がコントロールしていることではなく、根源的な脳の違いから生じているという点だ。
★05 統合失調症は遺伝的変異によって生じうる
心の病気や、その人が生まれる前から進行しているのかもしれない。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究によれば、ヒトの初期発達段階に変化を生じさせる、珍しい遺伝的変異が、統合失調症患者には健常者よりも頻繁にみられるという。
この研究は、この変異がみられる遺伝子は、胎児期の脳発達を大きく左右する可能性があることを示した。
これらの調査によれば、統合失調症は「脳発達の初期段階に起源をもつ疾患」だと研究者たちは述べている。
★06 恐怖症の原因は、制御不能の脳の反応かもしれない
飛行機に乗ることや、他人と交流することに対して、動けなくなるほどの恐怖を抱える人たちがいるのは、情動反応を司る脳の部位、扁桃体の過度の活性化が原因かもしれない。
扁桃体の過剰な活性化がみられる人は、強い恐怖反応を示し、それが特定の状況に対する不安の増強につながるとメイヨー・クリニックは説明している。
★07 社会不安はセロトニンレベルの上昇が原因か
2015年の研究で、社会不安障害の患者にはセロトニンの過剰分泌がみられた。
脳内の「快感物質」であるセロトニンは、ある脳部位から別の脳部位へとメッセージを伝達する役割をもつ。スウェーデンのウプサラ大学の研究チームは、社会不安障害の患者の脳スキャン画像を分析し、扁桃体のセロトニン分泌量が多いほど、患者たちが対人で感じる不安が強いことを明らかにした。
★08 誰も好きで精神疾患にはならない
結局のところ、心の病気は普通の人が自らなりたいと思う病気ではない。心の病気になりたがっている人などいるだろうか? 答えはノーに決まっている。
もしあなたがメンタルヘルスに問題を抱えているなら、治療を通じて状態を安定させる効果的な方法がある。
あなたに合った最適な方法は何なのか、医師とよく相談しよう。
心の病気を抱えている事実は変えられなくても、どう対処するかはコントロールできる。
あなたには、幸福かつ健康に生きる資格があるのだ。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
__________________________________
【電話成果対応24時間365日全国対応の原一探偵事務所】
【写真イラスト動画素材販売PIXTA】
【暮らしの中の「困った」を解決する生活110番】
【WEB予約! 法事法要僧侶手配よりそうお坊さん便】
Lindsay Holmes The Huffington Post
がん患者に「乗り越えなさい」と言い放つ人はいない。
なのにどうして、世間はメンタルヘルスに問題を抱える人たちに、同じようなマナーで接することができないのだろう?
メンタルヘルスについての誤解が蔓延している。
例えば、心の病気を抱える人は
「本人の頭の中だけで幻想を抱いている」というものだ。
実際には、心の病気は本人がコントロールできないものだ。
にもかかわらず、アメリカ疾病管理予防センターによれば、病状について、周囲の理解や思いやりを感じていると答えた精神疾患の患者は、全体のわずか25%しかいない。
幸い「心の病気は患者本人のせいだ」という長年の誤解は、最新研究によって打ち砕かれつつある。
ここでは、心の病気は生物学的・身体的状態であることを示す科学研究の結果を紹介する。
★01 炎症がうつの原因になりうる
複数の研究で、うつと脳の炎症との関連が指摘されている。
ディスカバー・マガジンによると、炎症によって生成され身体を酷使しないように守るタンパク質、サイトカインが関係しているという。要約すると、多少の炎症(と、それにともなうサイトカイン)は問題ではなく、身体のなかで自然発生するものだが、サイトカインの過剰生産は健康に支障をきたし、その問題のひとつが、うつである可能性があるのだ。
専門家たちは、この理論を妥当と考えるようになっている。
別の研究では、脳の炎症は臨床的うつ病とも相関する結果が発表された。
★02 分子レベルの原因でもうつになる
スペイン・グラナダ大学の研究チームは、30ほどの研究の分析を行い、うつの生物学的原因を調査した。データからは、酸化ストレスとうつとの関係性が示された。酸化ストレスとは、身体の細胞内に抗酸化物質が不足し、危険なフリーラジカル(遊離活性基)を除去しきれない状態のことで、さまざまな病気の原因になりうる。
つまり、うつは全身性疾患である可能性があると研究者たちはいう。
これで、うつ病患者が他の健康問題、たとえば心疾患を発症しやすいことも説明できるかもしれない。
★03 心の病気には遺伝性がある
研究では、統合失調症や不安障害といった病気は遺伝性疾患と認められている。一親等や二親等の親族に患者がいると、その精神疾患を発症する可能性が高まるのだ。
★04 不安障害の患者は、世界を違った形で認識している
最近の研究で、不安障害の患者は、脳に生じた変化のために、世界を根本的に異なる形で認識している可能性があるとわかった。
その原因は脳の可塑性、つまり新しい神経結合を形成して、自ら変化し再構成する能力にある。
不安障害の患者では、感情を揺さぶる出来事のあと、長期間にわたって脳の可塑性が持続する。そのため、脳は新しい未知の状況と、既知の状況や安全な状況とを区別できない。
つまり患者の脳は、状況を「過度に一般化」していて、そのせいで不安を感じるのだ。最も重要なのは、こうした反応は患者がコントロールしていることではなく、根源的な脳の違いから生じているという点だ。
★05 統合失調症は遺伝的変異によって生じうる
心の病気や、その人が生まれる前から進行しているのかもしれない。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究によれば、ヒトの初期発達段階に変化を生じさせる、珍しい遺伝的変異が、統合失調症患者には健常者よりも頻繁にみられるという。
この研究は、この変異がみられる遺伝子は、胎児期の脳発達を大きく左右する可能性があることを示した。
これらの調査によれば、統合失調症は「脳発達の初期段階に起源をもつ疾患」だと研究者たちは述べている。
★06 恐怖症の原因は、制御不能の脳の反応かもしれない
飛行機に乗ることや、他人と交流することに対して、動けなくなるほどの恐怖を抱える人たちがいるのは、情動反応を司る脳の部位、扁桃体の過度の活性化が原因かもしれない。
扁桃体の過剰な活性化がみられる人は、強い恐怖反応を示し、それが特定の状況に対する不安の増強につながるとメイヨー・クリニックは説明している。
★07 社会不安はセロトニンレベルの上昇が原因か
2015年の研究で、社会不安障害の患者にはセロトニンの過剰分泌がみられた。
脳内の「快感物質」であるセロトニンは、ある脳部位から別の脳部位へとメッセージを伝達する役割をもつ。スウェーデンのウプサラ大学の研究チームは、社会不安障害の患者の脳スキャン画像を分析し、扁桃体のセロトニン分泌量が多いほど、患者たちが対人で感じる不安が強いことを明らかにした。
★08 誰も好きで精神疾患にはならない
結局のところ、心の病気は普通の人が自らなりたいと思う病気ではない。心の病気になりたがっている人などいるだろうか? 答えはノーに決まっている。
もしあなたがメンタルヘルスに問題を抱えているなら、治療を通じて状態を安定させる効果的な方法がある。
あなたに合った最適な方法は何なのか、医師とよく相談しよう。
心の病気を抱えている事実は変えられなくても、どう対処するかはコントロールできる。
あなたには、幸福かつ健康に生きる資格があるのだ。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
__________________________________
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2016年05月02日
人生はどれだけ呼吸をし続けるかで決まるのではない どれだけ心のふるえる瞬間があるかだ//ジョージ・カーリン
ビルは空高くなったが
人の気は短くなり
高速道路は広くなったが
視野は狭くなり
お金を使ってはいるが
得る物は少なく
たくさん物を買っているが
楽しみは少なくなっている
家は大きくなったが
家庭は小さくなり
より便利になったが
時間は前よりもない
たくさんの学位を持っても
センスはなく
知識は増えたが
決断することは少ない
専門家は大勢いるが
問題は増えている
薬も増えたが
健康状態は悪くなっている
飲み過ぎ吸い過ぎ浪費し
笑うことは少なく
猛スピードで運転し
すぐ怒り
夜更かしをしすぎて
起きたときは疲れすぎている
読むことは稀で
テレビは長く見るが
祈ることはとても稀である
持ち物は増えているが
自分の価値は下がっている
喋りすぎるが
愛することは稀であるどころか憎むことが多すぎる
生計のたてかたは学んだが
人生を学んではいない
長生きするようになったが
長らく今を生きていない
月まで行き来できるのに
近所同士の争いは絶えない
世界は支配したが
内世界はどうなのか
前より大きい規模のことはなしえたが
より良いことはなしえていない
空気を浄化し
魂を汚し
原子核を分裂させられるが
偏見は取り去ることができない
急ぐことは学んだが
待つことは覚えず
計画は増えたが
成し遂げられていない
たくさん書いているが
学びはせず
情報を手に入れ
多くのコンピューターを用意しているのに
コミュニケーションはどんどん減っている
ファーストフードで消化は遅く
体は大きいが
人格は小さく
利益に没頭し
人間関係は軽薄になっている
世界平和の時代と言われるのに
家族の争いはたえず
レジャーは増えても
楽しみは少なく
たくさんの食べ物に恵まれても
栄養は少ない
夫婦でかせいでも
離婚も増え
家は良くなったが
家庭は壊れている
忘れないでほしい
愛するものと過ごす時間を
それは永遠には続かないのだ
忘れないでほしい
すぐそばにいる人を抱きしめることを
あなたが与えることができるこの唯一の宝物には
1円たりともかからない
忘れないでほしい
あなたのパートナーや愛する者に
「愛している」と言うことを
心を込めて
あなたの心からのキスと抱擁は
傷をいやしてくれるだろう
忘れないでほしい
もう逢えないかもしれない人の手を握り
その時間を慈しむことを
愛し
話し
あなたの心の中にある
かけがえのない思いを
分かち合おう
人生はどれだけ
呼吸をし続けるかで
決まるのではない
どれだけ
心のふるえる瞬間があるかだ
ジョージ・カーリン
人の気は短くなり
高速道路は広くなったが
視野は狭くなり
お金を使ってはいるが
得る物は少なく
たくさん物を買っているが
楽しみは少なくなっている
家は大きくなったが
家庭は小さくなり
より便利になったが
時間は前よりもない
たくさんの学位を持っても
センスはなく
知識は増えたが
決断することは少ない
専門家は大勢いるが
問題は増えている
薬も増えたが
健康状態は悪くなっている
飲み過ぎ吸い過ぎ浪費し
笑うことは少なく
猛スピードで運転し
すぐ怒り
夜更かしをしすぎて
起きたときは疲れすぎている
読むことは稀で
テレビは長く見るが
祈ることはとても稀である
持ち物は増えているが
自分の価値は下がっている
喋りすぎるが
愛することは稀であるどころか憎むことが多すぎる
生計のたてかたは学んだが
人生を学んではいない
長生きするようになったが
長らく今を生きていない
月まで行き来できるのに
近所同士の争いは絶えない
世界は支配したが
内世界はどうなのか
前より大きい規模のことはなしえたが
より良いことはなしえていない
空気を浄化し
魂を汚し
原子核を分裂させられるが
偏見は取り去ることができない
急ぐことは学んだが
待つことは覚えず
計画は増えたが
成し遂げられていない
たくさん書いているが
学びはせず
情報を手に入れ
多くのコンピューターを用意しているのに
コミュニケーションはどんどん減っている
ファーストフードで消化は遅く
体は大きいが
人格は小さく
利益に没頭し
人間関係は軽薄になっている
世界平和の時代と言われるのに
家族の争いはたえず
レジャーは増えても
楽しみは少なく
たくさんの食べ物に恵まれても
栄養は少ない
夫婦でかせいでも
離婚も増え
家は良くなったが
家庭は壊れている
忘れないでほしい
愛するものと過ごす時間を
それは永遠には続かないのだ
忘れないでほしい
すぐそばにいる人を抱きしめることを
あなたが与えることができるこの唯一の宝物には
1円たりともかからない
忘れないでほしい
あなたのパートナーや愛する者に
「愛している」と言うことを
心を込めて
あなたの心からのキスと抱擁は
傷をいやしてくれるだろう
忘れないでほしい
もう逢えないかもしれない人の手を握り
その時間を慈しむことを
愛し
話し
あなたの心の中にある
かけがえのない思いを
分かち合おう
人生はどれだけ
呼吸をし続けるかで
決まるのではない
どれだけ
心のふるえる瞬間があるかだ
ジョージ・カーリン