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女性ベーシスト、キャロル・ケイ演奏のオムニバスCD、オールデイズ音庫『あの音にこの職人2:キャロル・ケイ編〜60sポップスを支えたセッションの女王〜』を買いました。


オールデイズ音庫
『あの音にこの職人2:キャロル・ケイ編
〜60sポップスを支えたセッションの女王〜』






NHK総合『星野源のおんがくこうろん』シーズン3の

2024年10月18日放送回で「アメリカンポップスの礎を

築いたベーシスト キャロル・ケイ」として特集されていた

1960年代から1970年代にかけて活躍した女性ベーシスト、

キャロル・ケイ(Carol Kaye)が演奏するオムニバスCD

を入手しました。


まず、キャロル・ケイについては、その番組を見て

初めて知ったのですが、ベーシストとして多くの曲を

レコーディング。

本人の証言によると、参加したレコーディングは1万回、

4万曲をレコーディングしたのだとか。(本当のところは

正直わからないと話していました。)

キャロル・ケイさんは1935年生まれ、現在89歳。

1957年、22歳で初めてレコーディングに参加。

ギタリストとしてのスタートだった。

Summertime-Sam Cooke



この年は、前年のエルビス・プレスリーのヒットを受け

新しいスターが次々とヒット曲を生み出し、スタジオ

ミュージシャンの需要が高まったのだそう。ポップ

ミュージックにとって重要な年だったらしい。


1963年にはベーシスト不在時にベースを頼まれたのが

きっかけでベーシストに。それまで指弾きであった

ベースのプレイに、初めてピックで弾いたのは

キャロル・ケイであり、シャープでドライブ感のある

ベースは当時珍しいピック弾きだったからだそうです。

Mel Tormé- Games People Play



また、当時若者の流行の発信地であった米・ロスアンゼルス

には、レコード会社も集まり、新しい音楽が発信される。

そのレコーディングのため、集められた腕利きの

ミュージシャン集団、レッキング・クルー(The Wrecking

Crew)にキャロル・ケイさんも参加。多いときは1日に

10曲以上をレコーディングし、ポップスを量産した。


知らなかったが当時多忙であったザ・ビーチ・ボーイズの

曲もレッキング・クルーが演奏しレコーディングされて

いたのだそう。また、フィル・スペクターのウォール・

オブ・サウンド(音の壁)と言われたあのサウンドも。

California Girls (Stereo)?The Beach Boys

Wouldn't It Be Nice-The Beach Boys

River Deep - Mountain High ・ Ike & Tina Turner



その後、ドラマ、映画の劇伴に挑戦したほか、

1969年には、後進の育成にも力を入れ、

エレクトリック・ベースの教則本を発行。

指導するセミナーなども行っていたとか。

ジャコ・パトリシアス、マーカス・ミラー、スティング

などのベーシストもこの教則本で学んだと紹介されて

いました。


と、多くの曲をレコーディングしているキャロル・ケイ

CDで聴けないかと探してみたら、特集されたオムニバス

CDがありました。『星野源のおんがくこうろん』で紹介

された曲も幾つか収録されています。

それがこちらです。




オールデイズ音庫
『あの音にこの職人2:キャロル・ケイ編
〜60sポップスを支えたセッションの女王〜』


【収録曲】
1.RHYTHM OF THE RAIN (ALBUM VERSION)
 / THE CASCADES
2.DA DOO RON RON / THE CRYSTALS
3.DO I LOVE YOU? / THE RONETTES
4.WHIPPED CREAM / HERB ALPERT
5.SHE'S JUST MY STYLE
 / GARY LEWIS AND THE PLAYBOYS
6.NO MATTER WHAT SHAPE YOUR STOMACH'S IN
  / THE T-BONES
7.CALL ME / CHRIS MONTEZ
8.THESE BOOTS ARE MADE FOR WALKIN'
 / NANCY SINATRA
9.BATMAN THEME / THE MARKETTS
10.BANG BANG / CHER
11.SLOOP JOHN B / THE BEACH BOYS
12.I AM A ROCK / SIMON & GARFUNKLE
13.RIVER DEEP, MOUNTAIN HIGH
 / IKE & TINA TURNER
14.TINY BUBBLES / DON HO
15.I'M A BELIEVER / THE MONKEES
16.LOVE IS HERE AND NOW YOU'RE GONE
 / THE SUPREMES
17.MERCY MERCY MERCY / THE BUCKINGHAMS
18.IN THE HEAT OF THE NIGHT / RAY CHARLES
19.YOU MADE ME SO VERY HAPPY
 / BRENDA HOLLOWAY
20.ALONE AGAIN OR / LOVE



こんなBlu-rayのケースのような特殊ケースに。
IMG_3707.jpg
CD付録となっており、
IMG_3710.jpg
同梱内容
・CDディスク(20曲)
・A3 解説×2
・A3 ポスター風おまけ×1
・カタログ
・クーポン・ハガキ券
IMG_3711.jpg

これで、定価880円(本体800円+税)となかなかお得でした。

最初はキャロル・ケイのベースを聴くというよりは

60年代のオールディーズのサウンドが懐かしい感じで

聴き入っていしまいました。


また、このオールデイズ音庫、他にも面白そうなものがあるので

、また買って聴いてみたい。

オールデイズ音庫|TOWER RECORDS ONLINE


しかし、終了しましたが『星野源のおんがくこうろん』は

毎回おもしろいですね。シーズン4も期待したいです。

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