大阪大学の元准教授が熊本地震などのデータをねつ造していたことを大阪大学が認め、
公表に踏み切りました。
・・・実はこの件について土木関係の知り合い(以降X氏と記載)がかなり翻弄されていたので
やっと公表されたか、と感じると同時になんだか残念な気持ちになります。
ねつ造した本人の秦吉弥さんが既に死亡されているということ
関係者の間では自殺ではないか、と言われていますが
死因は公表されていません。
X氏によると秦吉弥さんは
土木工学の地震関連の分野で
次々に論文を発表し
驚異的な成果を上げ
若手研究者の中でも
一目置かれる存在だったそうです。
ある日土木学会地震工学委員会の委員長宛てに
匿名の通報が寄せられました。
秦さんの熊本地震のデータは
”他の地域で計測されたデータを
利用したものである”
と。
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秦准教授の観測データに対し、土木学会地震工学委員会の委員長を務める澤田純男・京都大学防災研究所教授宛てに匿名の通報が寄せられたのは17年9月25日のことだ。
匿名の通報者は、防災科学技術研究所が益城町内に設けている観測点「KiK−net益城」の記録と比較して、秦准教授の観測データに不自然な点があることを指摘した。KiK−netは同研究所が全国約700カ所に整備している強震観測網で、KiK−net益城はその1つ。
…中略…
秦准教授が観測したとするデータが実際の計測で得られたものではなく、KiK−net益城で記録した地震波形を基に人為的につくられたデータである可能性が高いということだ。KiK−net益城の地震波形データは、本震発生直後の早い段階から防災科学技術研究所のウェブサイト上に公開されていた。
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引用: http://www.toyokozo.com/news267.html
土木学会では騒然となり
秦さん自身と
秦さんの論文で共著した方々
にも聞き取り調査が行われ
データの確認作業
データねつ造は確実、となったようです。
そして、途中からぷっつりと秦さん自身と連絡が取れなくなり
関係者の方たちは心配していたそうなのですが
大阪大学も消息についてははっきりと公表してくれず
今回の大阪大学の公表で死因は解りませんが死亡が確実に知らされたそうです。
それにしても、確かにねつ造は犯してはいけない行為ですが
もし、そのために自死されたのであれば
(自死かどうかは全く分からない状態ですが)
あまりにも残念なことだと思います。
犯した罪は消えませんし
いばらの道を生きていくことになるとは思いますが
生きていればいろいろな可能性があったのではないでしょうか。
そう思わずにはいられません。
秦さんのご冥福をお祈りいたします。
秦吉弥さんの履歴
神戸高専から広島大学工学部編入
2004年大学院地盤工学研究室修了
日本工営(株)入社
2013年〜大阪大学准教授
参考:
http://www.toyokozo.com/news267.html
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42514180V10C19A3AC8000/
http://news.livedoor.com/article/detail/16166687/
タグ: 秦吉弥
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