4月に入り急騰した
ビットコイン
価格が仮想通貨市場をにぎわせている。coindeskのデータによると、4200ドル弱で推移していたビットコイン価格は4月4日には5300ドルを突破。その後値を下げるも、再び持ち直し、5000ドル前後で堅調な推移を続けている。CCNが報じた。
急騰の要因については、エイプリルフールに便乗し拡散されたニュースなどが影響したといった指摘もあるが、明確な理由は分かっていない。そのため、2018年から続く「仮想通貨の冬」がついに終焉(しゅうえん)を迎えるのではないかとの意見が出始めた一方で、仮想通貨に対し懐疑的な機関投資家は依然として多いという。
では専門家は足元のビットコイン急騰をどのように見ているのか。
米投資調査会社Fundstrat Global Advisorsの共同創設者である
トーマス・リー
氏は、「今回のビットコインの値動きを尊重すべき」とのコメントをTwitter上に投稿。また、ビットコインがこの勢いを維持できれば、現在は“仮想通貨への資産配分の割合は1%”という意見が目立つ状況だが、今後は仮想通貨に対する資産配分割合をさらに増やすべきとの議論が展開していく可能性にも期待を寄せた。
米投資プラットフォーム運営会社eToroでシニア市場アナリストを務めるマティ・グリーンスパン氏は、ビットコイン急騰の要因がなんであれ、「重要なことは市場センチメントに変化をもたらしたことだ」と指摘する。
主要仮想通貨に連動する傾向があるというオルトコインも、今回のビットコイン急騰につられる形で2桁の上昇率を記録した。ビットコインの取引高も200億ドルまで増加。「仮想通貨の春」がもうすぐ訪れるのか期待される。
引用元:ITmedia ビジネスオンライン
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190404-00000047-zdn_mkt-bus_all