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しげの
14歳の時、自己流でピアノを始めました。 高校からギターも始めましたが、20歳でJazzピアノに開眼。

コンボ演奏、歌伴、ビッグバンド経営、フュージョン、ロック、クラブジャズ、ポップス、ハワイアン、歌謡曲…と、いろんな出会いをキッカケに軽音楽に必要なジャンルを経験。

その間、人材育成に没頭しながら独自の育成理論を確立。 また、エンターテイメント性を常に追い求めながら、MCの研究、ステージングの研究も進めてまいりました。 この経験を、演奏のことで困っている人に役立つ情報として発信しようとこのブログを作りました。 よろしくお願いします。
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2017年02月19日

リズム感のいい人 >>2. ウラ拍を感じ取っている 【Check it!】

「リズム感のいい人 >>2. ウラ拍を感じ取っている」

こんばんわ。
しげのです。

今日は リズム感のいい人 でまとめた内の第2項、

2. ウラ拍を感じ取っている

についてお話しようと思います。


「ウラ拍」をおさらい


ウラ拍 をおさらいしておきましょう。


まず、ウラ拍とは、コレのことではないんです↓↓
01_4.png

ウン  タン  ウン  タン  …

の赤い部分ではありません。


ウラ拍とは、コレのことです↓↓

02_8.png
8ビートの場合、



の赤いところ。
8ウラ です。


そして16ビートの場合、
03_16.png



の赤いところ。
16ウラ です。

また、過去記事 「テンポとリズムの違い」 についてもご参照ください。



拍を感じる vs ビートを感じる


83caa6fc8820bd1c67b9ca7b0583b2e4_s.jpg

さて、あなたは実際に演奏する時、 拍をどんな風に取っていますか?

よくあるのが、足をパタパタさせながら「1…2…3…4…」って「拍」を数えてるやつですね。
(↑別にこれが悪いと言いたいわけじゃないですからね(^^ ;)  )

あくまでこれは テンポ(クリック) を取っているのであって、
リズムを取っているわけではない ということ。

そして問題なのは次です。

リズム感がない人って、
演奏中に「1…2…3…4…」← これしか 数えていないということなんです。

つまり、本来は これ意外に捉えておくべきビートがある、 ということを言いたいわけです。


そして、それはその曲のリズムによって、
捉えるべきビートが変わってくるということ。


リズム感のいい人とない人では、
仮に同じように足を「1…2…3…4…」とやっていたとしても、
体感している拍数 が違っているんです。
(ここで”拍数”という言葉が適切なのだろうか…?)

拍数≒脈拍  のような意味で考えてみてくださいm(_ _)m


「ウラ拍」を感じること


分かりやすい例として、8ビートでお話すると、、、

■リズム感のない人
「1……2……3……4……」←1小節の脈拍は 4つ。

■リズム感のいい人
「1…2…3…4…5…6…7…8…」←1小節の脈拍は 8つ。

ということ。

4拍分の ”尺” は同じでも、
リズムが 4回しか鳴らない のと 8回鳴っている のとでは、
ビート感というかスピード感がまるで違うんですね。

わかりやすいように、8ビートで参考音源を作ってみました。

■8Beat_Sample ←クリック!

ドラムはキーボードのドラムの音で弾いてます。
あえて8ビートのよくあるパターンで弾きました。
(超絶カッコ悪いパターン代表例ですねw)

これは ドラム初心者なんかがよくやる練習方法の1つ です。

クリック(Tempo=90)は、
前半は アタマ拍に入るように、
後半は ウラ拍で入るように プレイしています。

前半・後半共に同じパターンにしていますので、
アタマ拍のみ の時と、 ウラ拍にビートが入ってくる のとの違いを聴き比べてください。

後半は8ウラが取れていないと、
カウントすら取れないかと思います。


「ウラ拍」を感じ取り「ビート」を数えること


お聴き比べ頂いてわかるとおり、
これだけカッコ悪いフレーズでも、
ウラ拍を感じ取れているだけでこんなに雰囲気が変わるんですね。

実際の演奏中はクリックは鳴っていませんが、
ウラ拍も感じつつプレイ するだけで、
客観的に聴いてる方はノリが全然違ってくるのですよ。

f029c6506392d376f768b2219ddd06f0_s.jpg

ダンサーなんかはこういうの感じ取るの上手いな〜と個人的に思いますし、
アマチュアダンサーとか見てると、
これを感じ取れている人とできてない人では、
素人目にもわかるくらいキレが違っているんですね。


曲のアレンジによってビートはガラリと変わります。

同じ8ビートの曲でも雰囲気が違っていたりするんですね。

だから、頭でビートを考えながら演奏しちゃだめなんです。

「数える」 と言いましたが、
厳密には「感じる」 です。

ビートは 体で感じ、 あなたの 体の中にビートを流す んです。

それが 「リズムに乗る」ということ なんです。


そしてこれは、 周りの音もきちんと聴かないとできないこと なんですね。
(だから1人でリズムを出すのは、もっともっと難易度が高いのです。)



以前、ダンサーと話した時に、
「体の中に流れているものは同じ。
出口が体なのか?楽器なのか?の違い」

というようなことを共感したことがあります。

そう、 「リズムに乗る」という意味では同じ だからです。



まとめ


「ウラ拍」を感じ取っている

いかがでしたでしょうか?

今日言いたいことは、

  • 8ビートはウラ拍も含めて8つ数える
  • 「拍」でなくて「ビート」を数える
  • ビートは頭で考えず、体で感じるもの

ということです。




今日はわかりやすくするために8ビートを題材にお話しました。

Swingになってくると、
4ビートは確かに4ビートなんです。

そして 8分がかなり流動的になってくる ので、
(8分の1粒1粒の長さが曲中で変化する)
かなりデリケートなリズムだということがわかります。

Swingについては、別途Swing編をやろうと思います。



あなたが今までにやったことのある曲を、
是非ウラ拍も数えながら改めて弾いてみて下さい。

もしくは、聞き慣れた音源を改めてこういう目線で聴き直してみて下さい。

きっと新しい発見があると思います。



応援していますね。























posted by しげの at 23:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 5. リズム
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