しげのです。
コードのしくみについてお話します。
今日は、 メジャーコード についてです。
補足
先に、ちょっとだけ補足しておきますね。
ドレミファソラシドを英語で表記すると、
C D E F G A B、となります。
これはあくまで 単音 のことを指して言っていますが、
わからない人にはちょっとややこしいのが、
コードも似たような言い方をする ということ。
ですが、 コードはあくまで「和音」 を指します。
5線の上の方に書いてあるアレは、
原則として「コード」のことを言っています。
5線上で単音を表現するのにわざわざCとかDとかは書かれません。
(単音は音符で表現されているから)
コードの構成音
では本題のコードについてです。
これは 「C」 というコード。
Cと書かれたら 「ドミソのことを言っている」 と受け取りましょう。
このように、CとかDとかFとかは、 3和音 を表しています。
こういう3和音のことを、 「トライアド」 と言います。
では 「ドミソの組合せ」 をなぜ「C」と言うのか?というと…
実はコードの構成音(この例で言うドミソのこと)の組合せには法則があり、
構成音それぞれに名前が付いている のです。
その 3和音の代表者の名前 を取って、「C」という コードネーム になっているのです。
構成音それぞれは、このように下から順に、
Root(ルート・1度) =ド
3rd(3度) =ミ
5th(5度) =ソ
というような名前になっています。
この 代表者がRoot (「根」という意味)で、
Rootの名前をそのままコード名にしている のです。
Cの場合、 Root音がC音だから「C」 なんです。
だから、FがR音だったら・・・
Fは「ファ」ですよね?
ファをR音として、
3rdと5thが重なって、
ファ・ラ・ドという和音ができました。
これが、F。
だから、F。
Root音は、なにもCやFのように、ピアノで言う 白鍵だけではありません。
C#やAbなど (黒鍵)がRoot音になることもあります。
例えば…
コードがC#だった場合・・・
Root = ド#
3rd = ファ
5th = ソ#
の組合せで、C#となります。
C#とDbは同じ音 でもあるので、
名前は違っても同じコード です。
この鍵盤の図で言うと、
赤い色がRoot、3rdと5thは水色です。
こうして見てみると、同じコードであることがわかるかと思います。
構成音の数え方
Rootはわかったけど、
3rdと5thってなんだ?って思いませんか?
詳しくは別の記事で触れますので、
ここではサラッと…。
この図のように、
Root音から数えていって3番目と5番目 に来る音を重ねているから、です。
ここではあまり深堀しません。
Cはドミソ、Fはファラド…と言うように、
コードそのものを覚えてしまえば十分とも言えるので、
これを理解しなくてもOKです。
コードの転回
Cはドミソ。
この ド・ミ・ソという並び。
これは並びが変わって、 ミ・ソ・ド になっても、 ソ・ド・ミになっても、
コードとしては同じC です。
逆に言うと、並びは関係ないんですね。
ド・ミ・ソという組合せ を C と言います。
構成音それぞれの呼び方も変わりません。
こういう並び順を変えることを、 「転回」 と言います。
これは、この先 コードがもっと複雑になっていったとしても考え方は同じ です。
並び順が変わってもコードは変わらない(=響きは変わらない) っていうこの仕組みは、
コードのいいところです。
この仕組みに是非慣れていってください。
まとめ
さあ、いかがでしたでしょうか?
今日のまとめです。
・コードとは和音のこと
・3和音のことを「トライアド」と言う
・コードネームの由来はRoot音から
・組合せが一緒なら並び順が変わってもコードは同じ
そんなわけで、今日はトライアドについてやってみました。
またお会いしましょう。
タグ: コード 読み方 トライアド
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