ジーンズの生地は丈夫で厚いので、すそを折り返すのに難渋しました。5,6ミリ返してさらにもう一度12ミリほど折り返し(つまり 三つ折り縫いです)、まち針で固定しました。
厚い生地や伸びる生地がありますね。そういうの場合には「 千鳥がけ」といって、布をわずかにすくって糸が交差していくように左から右に縫って行くやり方もあります。
まち針で留めることで、布をきれいに縫い合わせることができますし、布のずれなどを防ぐことができます。
それから縫い針を準備しました。手縫い針の場合、厚地のジーンズ生地の場合には3−2か3−3が適しています。そして糸は綿かポリエステルの50番前後。普通地ならば60番ぐらいの糸が使いよいです。
さて、まつり縫いです。針目の間隔の半分ほどのところで表地のほうに、針目が目立たず(1ミリほど)、水平になるようにすくいます。
そして折りしろとなる部分の裏側を抜けて、折りしろ上部に出してきます。これを右から左に縫い進めていくと、裏からは「へ」の字の山の部分が表に出るかたちに糸目が見えるはずです。表からは1ミリぐらい水平に糸目が並んで見えます。
わたしは表に糸目を見せることに無頓着ですので、ほとんど表に見えなくなるように縫ってしまいました。縫いはじめには 玉結びを、縫い終わりには見えにくい場所で 玉どめをして糸を切りました。
なんとか見られる状態でまつり縫いによるすそ上げの完成です。
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