2011年05月25日
南米のフォルクローレ(民俗音楽)のご案内
南米のフォルクローレ(民俗音楽)のご案内
個人的に大好きなムシコス(Músicos=演奏家)
再び私が大好きな 「ロス・カルチャキス」 と云うムシコス(Músicos=演奏家)です。
この楽団(オルクエスタ=orquesta)のリーダーは、エクトル・ミランダ(Hector Miranda)は、アルゼンチン人です。
そして彼は画家で、ブエノスアイレスの美術学校を優秀な成績で卒業し、フランス政府の給費留学生としてパリに向かいます。
アルゼンチン在住時代に地方を巡った彼は、白人社会の都会では見ることも聴くことも出来ないインディオの民俗音楽に出会って心を奪われてしまいます。
フランス留学時には展覧会を制覇するほどの勢いで作品を出品して入選していました。
しかし、彼の心はフォルクローレに向いていました。アルゼンチンやパラグアイの音楽家と知り合って、彼は「ロス・カルチャキス」を結成するに至ったのでした。
留学期間が過ぎる頃に、彼らのレコードはミリオン・セラーになっていたのです。
音楽家になった彼は今なお演奏活動に活躍しています。
以前の記事で、スイス人の考古学博士がフォルクローレに狂ってしまい、コンフントを立ち上げて演奏家になってしまったのに似ていますね?
私もインカ考古学からフォルクローレに嵌まり込んだ人間の一人です。
彼らは白人なのに、インディオ以上にフォルクローレの良さを感じさせる彼らの演奏、私は好きです。
EL DIABLO SUELTO − Los Calchakis
EL DIABLO SUELTO(直訳:解き放たれた悪魔)
初めて聴く曲です。軽やかなリズムをギターと木製チャランゴにあわせてケーニャが軽快に歌っています。
Fantasía Para Kenas − Los Calchakis
Fantasía Para Kenas(直訳:ケーナのためのファンタジー)
ケーナはケチュア語の為に、スペイン語の正確な綴りは有りません。
これも聴いたことの無い曲ですが、何故か古い時代を感じさせられる曲ですね?
ESTUDIO PARA CHARANGO − Los Calchakis
ESTUDIO PARA CHARANGO(直訳:チャランゴのための練習)
最初のチャランゴの独奏が綺麗ですね。
Recuerdo azul − Los Calchakis
Recuerdo azul(直訳:青色の思い出)
この曲も聴いたことが有る様な無い様な感じの曲です。
シークの土臭い音が郷愁を感じさせられますね?
CULLAHUADA − Los Calchakis
CULLAHUADA(日本題名は「アイマラ族のお祭り」)・・・だったと思います。
最初にリズムの取り方を説明して居ますが、インカの音楽は複合リズムが多いです。
例えば八分の六拍子を三拍を一つにして二拍子、二拍を一つにして三拍子にします。
こうして曲の中で二拍子と三拍子とが平行して演奏されていきます。
Fiesta Aymara − Los Calchakis
上記の曲を検証するために「Fiesta Aymara=アイマラ族のお祭り」で検索して見ました。
上記の題名「CULLAHUADA」はケチュア語だと思います。最近はケチュア語から遠ざかっていますので・・・。
こちらはケーニャの装飾音の多い賑やかな演奏です。
Amanecer Andino − Los Calchakis
Amanecer Andino(直訳:アンデスの夜明け)
これもインカの曲らしく途中で曲が変わります。
COPLAS DE MARZO − Los Calchakis
COPLAS DE MARZO(直訳:三月のバラード)
シークの響きを堪能させてくれます。
ボンボ(太鼓)も控えめながら、アクセントのある演奏を聞かせてくれています。
Kapullay − Los Calchakis
このまま私が聴いたことが無い曲ばかりをご案内しそうになっていました。
この曲は「カプヤイ」と掛け声が入る賑やかなパサカージェ(Pasacalle=行進曲の一種)で始まり、その後にワイニョが続きます。
私の好きな曲の一つです。
Sonkoiman − Los Calchakis
Sonkoiman(ケチュア語:私の心へ)
以前にご紹介させていただいた演奏とは違って、これも素朴な演奏です。
私の大好きな曲です。
如何でしたか?南米のアンデスの民俗音楽の音色は?
宜しければ、これまでの民俗音楽のご案内を一つに纏めたホームページを作成致しております。
下記のリンクよりお越し下さい。
民俗音楽へのお誘い
ところで皆様はネウマ譜(四線譜の楽譜)で書かれたグレゴリオ聖歌をご存知ですか?
私のホームページでネウマ譜とyoutubeのグレゴリオ聖歌のデータをご案内致しております。
下記の「研究者の独り言」のリンクからお越し下さい。
「研究者の独り言」
このページにいらっしゃる方は、グレゴリオ聖歌にはご興味が無いのでは?と思います。
上記のグレゴリオ聖歌はヨーロッパの中世の歌曲ですが、この下のリンクは現代曲をグレゴリオ聖歌風にアレンジした歌ばかりです。
サイモンとガーファンクルの歌やビートルズ等の歌もご紹介致そうと準備致しております。
下記の「もう一つのグレゴリオ聖歌?」のリンクからお越し下さい。
「もう一つのグレゴリオ聖歌?」
皆様は合唱曲などにはご興味は御座いませんか?
私は学生の頃に某放送局合唱団に属していました。その頃の厳しい合唱練習や公演での嬉しかった拍手などが私の青春の一幕です。
その合唱団で歌っていた曲や他の体験などを記載致しております。
下記の「もう一つのグレゴリオ聖歌?」のリンクからお越し下さい。
我が青春の時を思い出して
インカの音楽より、もっと御存知無いのがその他の地域の民俗音楽では無いでしょうか?
私のホームページでは、インドネシアのバリ島の「ガムラン音楽」とインドのオリッシをご案内致しております。
下記の「世界の民俗音楽のご案内」のリンクからお越し下さい。
「世界の民俗音楽のご案内」
個人的に大好きなムシコス(Músicos=演奏家)
再び私が大好きな 「ロス・カルチャキス」 と云うムシコス(Músicos=演奏家)です。
この楽団(オルクエスタ=orquesta)のリーダーは、エクトル・ミランダ(Hector Miranda)は、アルゼンチン人です。
そして彼は画家で、ブエノスアイレスの美術学校を優秀な成績で卒業し、フランス政府の給費留学生としてパリに向かいます。
アルゼンチン在住時代に地方を巡った彼は、白人社会の都会では見ることも聴くことも出来ないインディオの民俗音楽に出会って心を奪われてしまいます。
フランス留学時には展覧会を制覇するほどの勢いで作品を出品して入選していました。
しかし、彼の心はフォルクローレに向いていました。アルゼンチンやパラグアイの音楽家と知り合って、彼は「ロス・カルチャキス」を結成するに至ったのでした。
留学期間が過ぎる頃に、彼らのレコードはミリオン・セラーになっていたのです。
音楽家になった彼は今なお演奏活動に活躍しています。
以前の記事で、スイス人の考古学博士がフォルクローレに狂ってしまい、コンフントを立ち上げて演奏家になってしまったのに似ていますね?
私もインカ考古学からフォルクローレに嵌まり込んだ人間の一人です。
彼らは白人なのに、インディオ以上にフォルクローレの良さを感じさせる彼らの演奏、私は好きです。
EL DIABLO SUELTO − Los Calchakis
EL DIABLO SUELTO(直訳:解き放たれた悪魔)
初めて聴く曲です。軽やかなリズムをギターと木製チャランゴにあわせてケーニャが軽快に歌っています。
Fantasía Para Kenas − Los Calchakis
Fantasía Para Kenas(直訳:ケーナのためのファンタジー)
ケーナはケチュア語の為に、スペイン語の正確な綴りは有りません。
これも聴いたことの無い曲ですが、何故か古い時代を感じさせられる曲ですね?
ESTUDIO PARA CHARANGO − Los Calchakis
ESTUDIO PARA CHARANGO(直訳:チャランゴのための練習)
最初のチャランゴの独奏が綺麗ですね。
Recuerdo azul − Los Calchakis
Recuerdo azul(直訳:青色の思い出)
この曲も聴いたことが有る様な無い様な感じの曲です。
シークの土臭い音が郷愁を感じさせられますね?
CULLAHUADA − Los Calchakis
CULLAHUADA(日本題名は「アイマラ族のお祭り」)・・・だったと思います。
最初にリズムの取り方を説明して居ますが、インカの音楽は複合リズムが多いです。
例えば八分の六拍子を三拍を一つにして二拍子、二拍を一つにして三拍子にします。
こうして曲の中で二拍子と三拍子とが平行して演奏されていきます。
Fiesta Aymara − Los Calchakis
上記の曲を検証するために「Fiesta Aymara=アイマラ族のお祭り」で検索して見ました。
上記の題名「CULLAHUADA」はケチュア語だと思います。最近はケチュア語から遠ざかっていますので・・・。
こちらはケーニャの装飾音の多い賑やかな演奏です。
Amanecer Andino − Los Calchakis
Amanecer Andino(直訳:アンデスの夜明け)
これもインカの曲らしく途中で曲が変わります。
COPLAS DE MARZO − Los Calchakis
COPLAS DE MARZO(直訳:三月のバラード)
シークの響きを堪能させてくれます。
ボンボ(太鼓)も控えめながら、アクセントのある演奏を聞かせてくれています。
Kapullay − Los Calchakis
このまま私が聴いたことが無い曲ばかりをご案内しそうになっていました。
この曲は「カプヤイ」と掛け声が入る賑やかなパサカージェ(Pasacalle=行進曲の一種)で始まり、その後にワイニョが続きます。
私の好きな曲の一つです。
Sonkoiman − Los Calchakis
Sonkoiman(ケチュア語:私の心へ)
以前にご紹介させていただいた演奏とは違って、これも素朴な演奏です。
私の大好きな曲です。
如何でしたか?南米のアンデスの民俗音楽の音色は?
宜しければ、これまでの民俗音楽のご案内を一つに纏めたホームページを作成致しております。
下記のリンクよりお越し下さい。
民俗音楽へのお誘い
ところで皆様はネウマ譜(四線譜の楽譜)で書かれたグレゴリオ聖歌をご存知ですか?
私のホームページでネウマ譜とyoutubeのグレゴリオ聖歌のデータをご案内致しております。
下記の「研究者の独り言」のリンクからお越し下さい。
「研究者の独り言」
このページにいらっしゃる方は、グレゴリオ聖歌にはご興味が無いのでは?と思います。
上記のグレゴリオ聖歌はヨーロッパの中世の歌曲ですが、この下のリンクは現代曲をグレゴリオ聖歌風にアレンジした歌ばかりです。
サイモンとガーファンクルの歌やビートルズ等の歌もご紹介致そうと準備致しております。
下記の「もう一つのグレゴリオ聖歌?」のリンクからお越し下さい。
「もう一つのグレゴリオ聖歌?」
皆様は合唱曲などにはご興味は御座いませんか?
私は学生の頃に某放送局合唱団に属していました。その頃の厳しい合唱練習や公演での嬉しかった拍手などが私の青春の一幕です。
その合唱団で歌っていた曲や他の体験などを記載致しております。
下記の「もう一つのグレゴリオ聖歌?」のリンクからお越し下さい。
我が青春の時を思い出して
インカの音楽より、もっと御存知無いのがその他の地域の民俗音楽では無いでしょうか?
私のホームページでは、インドネシアのバリ島の「ガムラン音楽」とインドのオリッシをご案内致しております。
下記の「世界の民俗音楽のご案内」のリンクからお越し下さい。
「世界の民俗音楽のご案内」
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