体罰が話題になっています。
丁度、私たちの年代が、体罰を経験し、とても身近な世代です。
ケツバット、ゲンコツ、ビンタ、締め…。いろいろ見てきましたし、体験もしました(笑)。当時は、当たり前で、悪い事をしたりすれば、鉄拳制裁がありました。
悪い事をした自分は、罰を受けるのは仕方が無い事…と考えてましたし、さぼったり、タバコを見つかったり…、と、見つかった自分が運が悪いぐらいにしか、考えませんでした。(笑)
法律で、悪い事、犯罪をすれば、罰せられます。法治国家であれば、当たり前の事です。
いろいろな場所で、法律やルールが存在し、円滑に生活する為の決めごとがあります。
会社、学校、地域、家族の中で、ルールが存在し、守る事が生活をスムーズにします。
今回の件は、部活内でおこりました。
部活内で、何かルールを守らなかったのでしょうか?
指導者は、体罰をすることで、何を求めていたのでしょうか?
生徒の変化を求めていたのか?何を教えたかったのか?
体罰が正当化される時代は終わりました。
ミスや失敗は誰でもします。
ミスや失敗から、自分で何かを学ばなければいけない生徒が、自分で考える力を養うチャンスなのです。
ここで、体罰をしてしまうと、体罰が嫌だから頑張る、ミスを少なくする、失敗を減らす…という考えになっていきます。
ミスする事が許されない。
それは、スポーツなのでしょうか?プロスポーツ選手でもミスをします。
しかも、学校で行われているスポーツ、部活動で今回の事件が起こったのです。
私は、学校スポーツの限界を感じています。
教育という概念からは、かけ離れてしまっています。
勝利至上主義!の弊害がおきている。
高校野球を見ても、野球だけ、高体連に入っていませんし、インターハイの種目に入っていない野球は、春と夏の試合は、新聞社の興行で、入場料をとり、学校のPR活動、宣伝の一環です。
各学校所属のプロ選手です。
生徒は収入は得ていませんが、特待生として学費などの恩恵を受けます。
学校の広告塔として、3年間頑張るのです。
指導者は、生徒の教育よりも、勝利を目指し、ミスが許されないのです。
春の高校バレーも同じに見えてしまう…。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130117-00000524-san-base
これもどうかと思う!
高野連の決めたルールが意味分からん…。
選手は誰の物?学校?高野連?
母校の代表が、母校の宣伝しちゃ駄目なのか?
大学駅伝も箱根を目指し、同じ様な状況だろう…。
空手はどうだろう…。教育の部分を忘れてしまってはいないだろうか?
日本のスポーツの現状を、普通と見るか?異常とみるか…。
海外の高校、大学、学校でスポーツをするのは、日本だけなのかもしれません。
クラブスポーツが主流です。
空手でいう、道場で行うのが通常です。
WKFの世界大会に参加している選手も同様です。
強い高校、強い大学で練習している訳ではありません。
日本で同じ事が出来ないものか?
話はそれましたが、悲しい事件を見たくないし、これからの学校スポーツも変化して行くだろう…。
日本は少子化の問題をどう考えているのだろう…?。
2006年には、全入時代に突入しています。
今から6年前に、18歳の人数と、大学の定員が同じになり、1倍になったのです。
それからドンドン減り続けているのですから、定員に満たない大学が増えて行きます。
そう考えると、田中真紀子議員は無茶しましたけど、やろうとしていた事はわかります。
高校も同じだろう…。
いろいろな意味で、学校も変化を求められる時代になってきた。
子供のスポーツ!教育!
子供時代に、何が大事なのでしょうか?
色々考えさせられる事件でした。